きっかけ
2年ほど前,スマートホームに興味が出た頃にNFCタグで何ができるかを考えていた.結局実家住まいの僕にできることの限界はあって,NFCタグやNFCシールを使うぐらいならiPhoneのショートカットアプリを起動させればいいやと思ったし,NFCカードを名刺代わりに使って自分のWebサイトに誘導させる以外のアイデアが思い浮かばなかった.そして,それならNFCカードを買わずに普段身につけているApple Watchから誘導すればいいじゃないかと思った.
前提
- Apple Watchを身につけている(watchOS 10.0.1,iOS 17.0.2)
- 相手と交換したいなんらかの情報がインターネット上に用意してある(自分のWebサイトやX(旧Twitter)など)
- iPhoneの言語設定を英語にしているため用語が違う場合は適宜読み替えてほしい
今回やること
- インターネット上の紹介したいページでQRコードを生成する
- Apple Watch上に設定する
インターネット上の紹介したいページでQRコードを生成する
まず紹介したいページをWebブラウザで検索して表示する.僕はGoogle Chromeを使っているため右クリックして「このページのQRコードを作成」を押せば今後必要となるQRコードが作成される.もしくは検索バーの右にある共有ボタンからも作成できる.X(旧Twitter)のQRコードもブラウザ経由で作成できたはず.表示できたらスクショを撮ってiPhoneの写真アプリに保存する.
Apple watch上に設定する
Watch OSがwatchOS 10.0.1より前の場合はウィジェットとして画面上に配置できた.iPhoneの連絡先アプリにQRコード用のページを作成して画像にQRコードを指定してうまく配置する(配置には試行錯誤が必要).その後Apple Watchのウィジェットに連絡先アプリを配置して必要になったら呼び出せばQRコードを表示させることができる(おすすめのWatch FaceはInfograph).
ウィジェットから呼び出して表示させたQRコードはOSのアプデによってスマホで読み込めなくなったため,仕方なくこれまで使っていたWatch Faceとは別にWatch FaceとしてPhotosを設定してQRコードの画像を指定する方法で対処した.
コツ
- QRコード部分が画像の中で左上に配置されるように調整
- 時刻の位置は下(時刻がQRコードに被っていなければ読み取れるはず)
- コンプリケーションはどちらもオフ

使い方
watchOSがwatchOS 10.0.1になったことに伴ってApple Watch上からWatch Faceの変更をするのが面倒になった(誤作動が起きなくなって良くなったが).Watch Faceを変更するために画面を長押ししてPhotosに変更すれば,QRコードの画面がApple Watch上に出てくるので相手に読み込んでもらえば良い.
参考文献
この記事は以下の情報を参考にして執筆しました。
OSのアプデによって手間が増えているので,もし似たようなことをApple Watchでしているサイトがあったら教えてほしい.個人的には以前のOSで連絡先アプリを使うというところが僕の会心の工夫点だと思っているのでこの記事の方法はあんまり面白味がない…….