はじめに
本記事はHRBrain Advent Calendar 2022の23日目の記事です。
コントリビューターとは
コントリビューター(contributor)とは貢献者のことで、OSS(オープンソースソフトウェア)開発においては、プロジェクトに貢献した人のことを指します。
コントリビューターになるメリット
個人的には以下2点が大きなメリットだと思っています。
1. 勉強になる
普段利用させて頂いてるOSSを作っているつよつよエンジニアたちのソースコードに触れることで、とても勉強になると思います。
2. GitHubプロフィールにOSSのアイコンが載る
GitHubプロフィールは、転職活動等で見られることもあります。
その際に、有名なOSSのアイコンがOrganizationsに載っていると
「こいつできるやつやん・・・」
「OSSコントリビュートしてるってことはそれだけ技術的な関心があるってことやな・・・」
って思わせることができます。
私は勲章みたいなものだと思ってます。
実際にコントリビュートに挑戦してみた
私がコントリビュートに挑戦したのはvue-test-utils-getting-startedです。
開発でvue-test-utilsを使うことになり、getting-startedを試し見ることに。
READMEに書いてある手順どおり、 npm install
をしたところ以下エラーが表示されました。
node-pre-gyp ERR! Tried to download(404): https://fsevents-binaries.s3-us-west-2.amazonaws.com/v1.1.2/fse-v1.1.2-node-v64-darwin-x64.tar.gz
node-pre-gyp ERR! Pre-built binaries not found for fsevents@1.1.2 and node@10.15.3 (node-v64 ABI) (falling back to source compile with node-gyp)
node-pre-gyp ERR! Tried to download(undefined): https://fsevents-binaries.s3-us-west-2.amazonaws.com/v1.1.2/fse-v1.1.2-node-v64-darwin-x64.tar.gz
node-pre-gyp ERR! Pre-built binaries not found for fsevents@1.1.2 and node@10.15.3 (node-v64 ABI) (falling back to source compile with node-gyp)
SOLINK_MODULE(target) Release/.node
ざっくりエラーの内容としては、このプロジェクトで使用しているモジュールが古くて色々エラーが出ているという感じです。
この内容をチームメンバーに共有したところ
「コントリビュートチャンスやで!!」
と言われ、思い切ってコントリビュートに挑戦してみることにしました。
PRを出すまでの流れ
まずは修正から。
リポジトリをforkして、修正を始めます。
モジュールアップデートは、npm-check-updatesを使用しました。
package.jsonに書かれているnpmのバージョンを、一括で最新に書き変えてくれるNode.jsのモジュールでとても便利です。
そしていざPRを作成。
英語でPRの内容を書き、英語ができる方に添削までしてもらい、いざINREVIEWに。
チームではVue.js配下のコントリビューターになれるぞ!!!とプチお祭り状態。
あとは、マージされるのを待つだけ・・・のはずでした。
This repository has been archived by the owner
オーナーによって、リポジトリがアーカイブ化されました。
このリポジトリはread-onlyとなり、コントリビュートだけでなく、PRを閉じることもできなくなってしまいました。
そう、私はコントリビューターになれなかったのです。
おわりに
こんな結末もきっとよくあることなのだと思います。
今回アーカイブ化されたのは、getting-startedくらいならメンテしなくてもいいかなという感じだと推測してます。
株式会社HRBrainではHRBrainにコントリビュートしてくれる仲間を募集しています。
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