初めに
Google AIY Project Vision Kitはディープラーニング推論に特化した専用プロセッサであるMovidiusとRaspberry Pi Zero Wが搭載されているキットです。あらかじめパソコンなどで学習したモデルをこのキット上で動かすことができます。ちなみに2019年10月現在、M5StickVが最も手軽なAIカメラとなります。しかしRaspberry Piが搭載されているGoogle AIY Project Vision Kitではアプリケーションを組むことも可能です。Google AIY Project Vision Kitのほうが設計柔軟性は高いということができるでしょう。
今回は3Dプリンタでケースを作り、リチウムイオンバッテリーを搭載することにより、出先でもAIカメラの使用をできるようにしました。
利用する部材
種別 | 部材 | URL |
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AIカメラ | Google AIY Project Vision Kit | https://raspberry-pi.ksyic.com/main/index/pdp.id/444/pdp.open/444 |
リチウムイオンバッテリー | 18650 | |
ヒートシンク(RaspberryPiとMovidiusの冷却用) | 1.5 x 1.5 x 0.8 cmのヒートシンク | https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00BL8VQDA/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&psc=1 |
リチウムイオンバッテリーの充電回路 | https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07MW6JJF5/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o03_s00?ie=UTF8&psc=1 | |
3Dプリンタ | adventurer3 | http://flashforge.co.jp/adventurer3/ |
作成するにあたっての参考資料
- Raspberry Pi Zero Wへの電源供給はRaspberry Pi Zero用の小型電源とUSB WiFiモジュール用USBコネクタを自作するを参照。TP(Test Point)のPP1が5V、PP6がGNDです。