マンダラチャートとは
マンダラチャートは、曼荼羅模様のような 3x3 の正方形を 3x3、計 9x9 並べたチャートを埋めていくことで思考整理や目標設定に利用できるシートです。
大谷翔平選手が高校生のころに「ドラ1 8球団」(=8球団からドラフト1位指名を受ける)という目標を達成するために何をしなければいけないのか、何を達成しなければいけないのかを定義するのに活用したことでも有名ですね。
別名マンダラート、マンダラシートとも呼ばれています。
記入手順
マンダラチャートの基本的な記入方法は次の通りです。これが正しい、というやり方はないと思うので一つの方法として捉えていただければ。
1.メインテーマとなる達成したいこと、やりたいこと、なりたい姿を中央に記入します。
2.メインテーマを達成するために成し得たいサブテーマを周りの 8 マスに記入します。これで中央の 3x3 マスが埋まります。
3.サブテーマを回りの 3x3 マスの中央に転載します。
4.サブテーマを達成するために成し得たいことを具体的に周りに記入します。これで 9x9 すべてのマスが埋まります。
記入後
誰か自分以外の人に見てもらいフィードバックしてもらうことをお勧めします。特に目標設定やキャリア設定に利用する場合は、上長と認識を合わせてしておくとよいでしょう。
理由は 4 つあります。
- 各マスの粒度や抽象度が揃う。
- ひいては目標を宣言することにもなるので、よい意味でプレッシャーとなる。
- (上長と擦り合わせることで)組織が求めているものとのギャップが軽減されやすくなる。
- (上長と擦り合わせることで)メインテーマ・サブテーマ達成のために根回しをしてもらえる(ことがある)。
私は、①上長と認識合わせ と ②親しい(他業種の)友人と書き合いフィードバックし合い をしました。
実際に見てもらったところ、「周りのマスはアクションレベルの具体性にした方が、より着手しやすく達成したか否かも判断しやすい」とのフィードバックを得られました。逆に、自分以外の人のマンダラチャートを見るのもとても参考になります。
振返り
あとは外側から一つずつ達成 → サブテーマ達成 → メインテーマ達成を目指すのみです。が、1か月おきに振返ることをお勧めします。
というのも、マンダラチャートは変更可能なものだからです。(私個人の意見です。)
なにを達成できたか、なにを達成できなかったか、達成するために何をしたか、そのアクションは上手くいったか・改善すべきことはあったか、を考えます。達成したものは塗りつぶしたり、大きな丸を描いてもいいかもしれません。
もし仮にテーマの方向性が変わったら柔軟に変更します。無論、メインテーマやサブテーマを頻繁に変えるべきではありませんが、徹頭徹尾一つの方向性に縛られる必要はないということです。
まとめ
私はエンジニアとしてどうなりたいのか、人としてどうなりたいのか、と思い悩むことがあったのでマンダラチャートしてみました。自分のキャリアややりたいことの整理になったのでとてもよかったです。
みなさんもぜひ活用してみてください。