最近、AIエージェント型の開発ツールとして Claude Code を使う人が増えています。
ただし、Windows環境でそのまま使うと 環境差によるトラブル が発生しやすく、AIの能力を十分に引き出せない場合があります。
そこでおすすめなのが
WSL(Windows Subsystem for Linux)上でClaude Codeを使う
なんです。
WSLを使うことで、開発環境がLinuxに近づき、AIエージェントの作業精度や開発時の安定性が大きく向上します。
この記事ではまず なぜWSLでClaude Codeを使うべきなのか を簡単に整理し、
WSLにClaude Codeをインストールする方法 をハンズオン付きで解説します。
WSLとは
WSL(Windows Subsystem for Linux) は、
Windowsの中で Linuxをそのまま動かせる仕組みです。
通常、Linux環境を使うには
- Linux専用PCを用意する
- 仮想マシンを使う
- デュアルブートする
といった方法が必要ですが、WSLを使うと Windowsの中で軽量にLinuxを実行できます。
つまり、
- Windows → 普段の作業
- WSL → Linux開発環境
という形で 両方のメリットを同時に使えるのが特徴です。
なぜWSLでClaude Codeを使うべきなのか
WSLを使うことで、開発環境がLinuxに近づき、
AIエージェントの作業精度や開発体験が大きく向上します。
主な理由は次の3つです。
1. 開発の「地雷」を解消
Windows特有の仕様は、開発中のトラブルの原因になりがちです。
WSLを使うことで、これらの問題をほぼ完全に回避できます。
-
OS間の差異を排除
大文字・小文字の区別、改行コード、パス長制限(260文字)など
Windows特有の仕様による 「デプロイ時の謎エラー」 を防げます。 -
ファイルロック問題の回避
Windowsで頻発する
ファイルが使用中のためアクセスできません
という問題が起きにくくなり、AIによるバックグラウンドのファイル書き換えが安定します。
2. AIの「手足」を最大化
Claude Codeは Linux前提のCLIツール と相性がいいです。
-
Linuxコマンドの完全互換
grep,sed,findなどの標準コマンドが
Linuxと同じ挙動で 100% 正確に動作します。 -
AIの指示成功率が上がる
AIが生成したスクリプトやコマンドが
「環境差」で失敗することが減り、
AIに任せられる作業範囲が大きく広がります。
3. モダン開発の「標準」を確保
Node.jsなどのモダン開発環境も、Linuxベースの方が安定します。
-
LinuxベースのOSは、Node.jsとの親和性が高い
C++などで書かれたネイティブモジュールのインストール失敗が減り、
npmやyarnの環境構築がスムーズになります。 -
本番環境との一致
Vercel や AWS などのデプロイ先は基本的にLinuxです。
WSLで開発することで 「ローカルでは動くのに本番で動かない」問題を防げます。
Claude CodeはWindowsではなくWSL一択
結局、WSLでClaude Codeを使った方が、
- Claude Codeの能力を最大限発揮できる
- 本番環境で失敗するリスク回避できる
ということですね。
ここからは、WSLにClaude Codeをインストールする手順を解説します。
WSLにClaude Codeをインストールする手順
ここからはWSL(正確にはWSL2)にClaude Codeをインストールする手順を解説します。
丁寧に解説しているつもりですが、わかりにくい点があれば教えてください。
ステップ1: Hyper-Vを含むWindowsの機能の有効化
- Windows の検索窓に「Windows の機能の有効化または無効化」と入力して開きます。
- 以下の 3 つにチェックを入れて「OK」を押してください。
- Windows ハイパーバイザー プラットフォーム
- Linux 用 Windows サブシステム
- 仮想マシンプラットフォーム
- PCを再起動してください。
ステップ2: WSL2とUbuntuのインストール
再起動後にWSL2をインストールします。
- PowerShell を「管理者として実行」 をクリックして開きます
- 下記コマンドでwslをインストールします。
wsl --install #このコマンド実行後にUbuntuが起動します。
# 起動しなければ `wsl` と入力し起動してください。
※すでにインストール済みと表示された場合は、一度Ubuntuからexit でログアウトしたあと、
wsl --update を実行して最新の状態にしてください。更新後、wsl とコマンドを打ち起動してください。
筆者の場合ははインストール済みだったのでWSL2をアップデートしています。
- Ubuntuの初期設定の指示に従い、下記を入力します。(初めて起動する方のみ)
- ユーザー名
- パスワード
起動が完了すると下記の画面になります。
以上でWSL2のUbuntuのインストールおよび設定は完了です。
ここからClaude Codeをインストールしていきます。
ステップ3: Claude Codeインストールの巻
ここからは先ほどインストールし起動した「Ubuntu」での作業に移ります。
- ホームディレクトリへと戻ります。
cd ~
- Ubuntuのパッケージマネージャを更新します。
sudo apt update && sudo apt upgrade -y
# もの凄い勢いで色々なパッケージのアップデートが始まります
- Node.js管理ツールである「fnm」を入れます。
sudo apt install unzip -y #fnmをダウンロード時、解凍する必要があるため
curl -fsSL https://fnm.vercel.app/install | bash
# 設定を反映(これを忘れずに!)
source ~/.bashrc
# Node.js インストール
fnm install --lts
備考)
なぜ、Node.jsが必要なのか
- Claude CodeはJavaScript及びTypeScriptで書かれているから
- JavaScriptやTypeScriptを動かすためにはnode.jsが必要
- Claude Codeはnpmというたくさんのパッケージを管理している場所に提供されるから
- Claude Codeの開発元であるAnthropic社がアップデートをした際、npm install -g…と打つだけで、最新版のClaude Codeを受け取れるような仕組みにしている
- 他にも理由はあるが、大きなポイントはこんなもんらしい。
fnmとは
- Node.jsをインストールして管理してくれるツール。
- そもそもnode.jsをインストールするには、専用のパッケージマネージャがいる。
- aptでもよいが、node.jsの古いバージョンがインストールされるみたい。
- だったら、fnmなどのnode.js専用のパッケージマネージャを使った方が良い
- fnmのメリット
- Rustで書かれているため爆速
- すでにコンパイルしてある。
- ガベージコレクションがない
- マルチスレッドが得意
- バージョンの切り替えが容易
- プロジェクトごとに.node-versionや.nvmrcを置いているとfnmがNode.jsのバージョンを自動で切り替えてくれる。
- Node.jsのnpmでClaude Codeをインストールします。
いよいよClaude Codeのインストール!わくわく
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
- 下記のコマンドでClaude Codeを起動します。
claude
以上でWSL2内にClaude Codeをインストールして起動することが完了となります!
まあ、Claude Codeの利用には有料サブスクリプションの登録が必要ですが…高いんだよね嗚呼
サブスクリプションが高いので嫌だという方は、Amazon Bedrockとかでモデル開通して、使用量に応じた課金にもすることが可能です!
この方法は調べたら出てきますが、需要があればまた出します。使い方によっては、サブスクリプションより安くなる!
それではみなさん、qiitaやZenなどの技術ブログを見ながら、Claude Codeをぜひ開拓していってください!また!










