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午前対策_文系職(事務)の私が応用情報に合格した

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文系職(事務)の私が応用情報に合格した際の午前対策について、まとめようと思います。

1. 午前対策の全体戦略と学習プロセス

まず、私がどのような考え方で午前対策を進めたか、その全体像と具体的な学習の流れをご紹介します。

方針:インプット&アウトプットのサイクルを回す

午前試験は知識問題が多く、広範囲から出題されます。また、午前問題は過去問の内容がそのまま出ることもあるため、過去問の学習は必須です。私は、参考書を読み込むよりも、過去問演習を通じて問題を解きながら、知識のインプットとアウトプットを同時に行うことが効果的だと考えました。

私の学習プロセス:過去問4周で知識を定着

この方針に基づき、「応用情報技術者試験ドットコム」の過去問道場を活用して、直近の過去問10回分を概ね4周しました。

  • 1周目: まずは時間を気にせず、全体像と出題傾向を把握。正解・不正解に関わらず、全ての選択肢の解説を熟読し、理解を深めることに注力しました。
  • 2~3周目: 1周目で間違えた問題や理解が曖昧だった問題を重点的に解き直し、弱点を潰して知識の定着を図りました。
  • 4周目(最終周): 本番を意識し、時間制限(150分)を設けて通しで解答。解答スピードと精度の向上を目指す総仕上げとしました。

この反復学習により、過去問演習ではコンスタントに7割以上の得点を確保できるようになり、時間内に見直しまで終えられるようになりました。

2. 学習を支えたおすすめ教材&ツール

次に、私が書籍の参考書を買わずに活用したWebサービスやツールをご紹介します。

① 過去問演習の軸:応用情報技術者試験ドットコム(過去問道場)

言わずと知れた(?)定番サイトです。以下の機能が無料で利用でき、午前試験対策の根幹として活用しました。

  • 過去問演習: 年度別、分野別など、様々な形式で過去問に取り組めます。
  • 解説: 各問題に丁寧な解説が付いているため、間違えた問題の理解が深まります。
  • 間違えた問題の復習機能: 何回か出題されても正解できないような苦手な問題を効率的に潰せます。
  • 模擬試験: 本番同様の形式で実力をチェックできます。

【活用法】
ひたすら過去問を解き、解説を読み込み、間違えた問題を復習する、というサイクルを繰り返しました。インプットとアウトプットを同時に進められるのが最大のメリットです。

② 理解を深める補助輪:おすすめYouTubeチャンネル

概念理解におすすめ:「文系でもわかる!IT勉強会」様

ITの専門用語や技術的な概念を、図解などを使いながら丁寧に解説してくれます。文章だけでは理解しにくい部分の補助として大変役立ちました。

  • 活用法: 苦手分野の動画を選んで視聴したり、過去問演習でつまずいた箇所の関連動画を探して見たりして、概念理解を深めました。

スキマ時間活用におすすめ:「聞き流し一問一答」系の動画

通勤電車や家事をしながらなど、机に向かえない時間のインプットに最適です。

繰り返し聞くことで重要なキーワードが自然と耳に残り、知識の定着に繋がります。私は「文系でもわかる!IT勉強会」で概念を理解し、過去問サイトで演習しつつ、スキマ時間にこの「聞き流し」で知識を刷り込んでいました。

③ 不明点を即解消:生成AI「Gemini」の活用

学習中の「ちょっと困った」を解決するのに役立ちました。

  1. 不明な専門用語・概念の解説:
    • 「RAID5とは何ですか?初心者にも分かりやすく説明してください」のように質問し、対話形式で素早く理解しました。
  2. 関連情報の調査・整理:
    • 「アジャイル開発の手法についてまとめて」のように依頼し、情報収集の時間を短縮しました。
  3. 学習内容の確認・要約:
    • 学習後に自分の理解が合っているか、Geminiに説明を求めて比較しました。

※生成AIの回答は常に完璧とは限りません。あくまで「学習の補助ツール」として活用するのが良いでしょう。

3. 知っておくと有利!午前問題のパターンと攻略法

過去問を解く中で見えてきた、知っておくと有利な問題パターンと、それに対する心構えを紹介します。

パターン1:過去問からの流用

午前問題は過去問の流用が多くあります。私が受けた令和7年春期でも、「プロジェクト憲章」の問題(令和5年春期 問51と同じ)や「ユーザビリティ評価」の問題(令和元年秋期 問24と同じ)が出題されました。
これらの問題は、参考書を読むだけでなく、実際に問題を解いてパターンに慣れることが重要です。

パターン2:計算・手順を追う問題

一見難しそうでも、落ち着いて手順を追えば解ける問題です。

  • アルゴリズム問題:
    私が遭遇したR7春の問2(f(x)=0の近似値を求める問題)は、実際に問題用紙の隅で変数の動きを表でトレースしたところ、「毎回値が半分になる」という法則に気づき、正解できました。焦らず手を動かすことが大切です。
  • 単位換算に注意が必要な問題:
    計算問題では、特にビットとバイトの単位換算でのケアレスミスに注意しましょう。(例:1,500バイト → 12,000ビット)

パターン3:常識で推測できる問題

マネジメント系やストラテジ系には、専門知識がなくとも社会人としての常識で正解を推測できる問題があります。R7春の問78(生成AIと著作権)では、「いかなる場合も」「懸念は生じない」といった断定的な選択肢は間違いである可能性が高い、と判断して選択肢を絞り込めました。諦めずに問題文をよく読みましょう。

心構え1:「問1」の難問に動揺しない

応用情報の問1には難問が配置されがちです。私も初見の問題に遭遇し、すぐに飛ばしました。「問1は難しいかもしれない」と心構えをしておき、分からなければ潔く後回しにするのが得策です。「残り79問でカバーできる」と割り切りましょう。

心構え2:「捨て問」を戦略的に見極める

全範囲を完璧にするのは非効率です。私は業務との関連が薄い一部の数学分野や低レイヤのハードウェア詳細は深追いせず、その分の時間を頻出分野に投資しました。戦略的に「捨て問」を見極める勇気も合格には必要です。

4. 【本番当日】午前試験の心得

最後に、私が試験当日に意識した点です。

時間配分と「見切る勇気」

午前試験は150分で80問。単純計算で1問2分弱です。少し考えても解法が浮かばない問題は、一旦マークを付けて飛ばし、最後まで解き終わってから戻りましょう。

自己採点のために問題用紙へメモ

試験後すぐに結果を知りたかったので、自分が選んだ選択肢を問題用紙にメモしておきました。これにより、公式解答が出た際にスムーズに自己採点ができます。

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