前置き
2024年に現在の専門学校に通い始めてから2025年終わりまでのIPA試験の合格体験記、勉強方法などを書き残しておくために、ここに書いていきます。
私自身はこういった合格体験記を試験勉強のモチベーションを保つためによく読んでいましたので、同じような方々のモチベーション維持に繋がればうれしいです。
また、同じ高度試験に挑戦しようとしている学生の一つのヒントになれるといいなと思って書いていきます。
About Me
- 2024年4月に専門学校入学
- 入学以前は高校の授業含め、一切の情報系の学習経験は無く、if文も2進数も知らないレベル。
- もちろん実機を触るような経験もそれまではなし。
やってきたこと
1年目
- 2024.5 基本情報合格
- 2024.10 応用情報合格
- その他MOSやサーティファイの情報処理技術者能力検定などの取得
- プログラミングの基礎的な勉強
2年目
- 2025.4 ネットワークスペシャリスト合格
- 2025.10 情報処理安全確保支援士合格
- その他、プログラミングやパケットトレーサーなどを用いた勉強を行いました。
勉強方法について
勉強方法については、それぞれで分けて書いていきます。
基本情報
勉強期間は1か月でした。
初めに、中古で購入したテキストを1つ1つ細かく理解しながら、ノートに自分の言葉で全て書き込んで、2週間ほどで1周しました。
これで完全に理解した気分になりつつ、午前対策で過去問道場を始めましたが、テキストにないような問題が大量に出てきて絶望。それでも残り2週間、家に帰っても移動中のバスの中でも解き続けました。
残り1週間ほどで、午後問題の対策を開始。
当時、IPAから公開されているサンプル問題が5問程度あったので、それを3周ほど解きました。それでも回答なしには解けない問題もあった記憶。
当日はサンプル問題においてのトレースの成功体験がないまま、トレースの意識だけをもっていきました。
1日5時間、休みの日は8時間ほど勉強して、1か月ほどで基本情報の取得ができました。
応用情報
勉強期間はトータル4か月間。
基本情報の試験を受けた帰りにテキストを買って帰りました。
技術評論社のテキスト
基本情報同様、テキストを細かく理解しつつ自分の言葉で全て書き出して、1か月ぐらいかけてテキストを1周。
その後、過去問道場で午前対策を開始(7月)。基本情報の午前のレベルアップ版のように感じて、かなり絶望。(当時はJISとかPMBOKとか、何を言ってるのか本当に分からなかったですね)
10年分をこれまた1つずつ細かく解説を理解して進めていったので、2周目は全て9割以上とれるようになりました。
8月からはひたすら午後問題を解いていきます。
とりあえず全ての分野を解いてみて、行けそうなものを深く勉強していくことにしました。(とはいっても最初は各分野2問ずつぐらいしか丸が付かなかったので、大分メンタルに来てました。「行けそうなもの」というよりは解いてて苦ではないものを中心に、多くの記事でオススメされている分野を選択。)
- セキュリティ
- 情報システム開発
- ネットワーク
- システムアーキテクチャ
- データベース
- サービスマネジメント(サブ)
- プロジェクトマネジメント(サブ)
これを毎日1回分(1日7問)解いていきました。当日は5問しか解かないのに7問は大変だと思いつつ、振り返るとこれのおかげで、応用、高度区分に耐えられる体力がついたと思っています。
8,9月はずっとこれを繰り返し。午前対策は捨て。トータルで10年分を7週ぐらいした記憶があります。
また、9月の後半は飽きて11年以上前の問題に手を付けたこともありました。
(これだけ解いても答えを覚えられず、結構間違えていました。)
記述問題に関しては、自分がそのニュアンスで書いていれば正解とし、模範解答ではなく、自分の考えた回答で記憶・間違えた問題に関しては、模範解答からニュアンスをくみ取りつつ、自分の言葉で正しい解答を考えていました。
自分の言葉の方が納得しやすいし、記憶しやすいですよね。
10月に入り、この午後対策を継続しつつ、残り2週間で午前対策も再開。
試験当日までに5年分を2周ぐらいできましたかね。今考えると午前80問+午後7問はかなりすごいですね。
10月に入ると燃え尽き始めてましたが、体力をつけていたこともあって、何とか生きている・生かされていた感じで解き続けていました。
ネットワークスペシャリスト
トータルの勉強期間は4か月。
年が変わって1月1日から勉強を始めました。
応用が終わって、ネットワークスペシャリストの午前問題を解いているときに、応用とはレベル・問題の傾向が全く違うと感じていましたので、
また、テキストを3週間ほどかけて自分の言葉で書き出し。
技術評論社のテキスト(NW)
テキストが終わり、2月ぐらいから午前問題を解き始めました。
5年分ぐらい解いたところで、出題数が25問と少ないことや、使いまわされている問題が多くて種類が少ないことが分かりました。
1周目でも9割が堅かったので、午前対策は不要と考え、午後対策開始。(この後も午前対策はほぼ無し)
2月から本番まで、午後1の3問と午後2の2問を毎日解いていきます。ただそれだけ。
解答・解説がネット上に転がっていない問題も多いので、解説を見るためだけに問題集を購入。
itec問題集(NW)
また移動中には左門先生のサイト( https://nw.seeeko.com )で学習。全てのカテゴリを1周読みました。
過去問を絡めて解説してくれるので、かなり分かりやすいし、実際の出題と結びつきやすい。無料で読めるので読まない理由もないですね。
また、試験1週間前のメニューは毎日午前25問+午後I3問+午後II2問。
最終日はitec問題集の模擬問題を解きましたが、試験を終えるとこれに感謝することになります。模擬問題で見て復習した内容が本番でも出題され、復習していなかったらかなり悩みそうな問題だった記憶。
(また同シリーズ支援士版も購入しましたが、支援士でも同じく模擬問題に助けられましたのでオススメ。itec問題集(SC))
この模擬問題ではipv6の話も出ていましたが、その際、ネットワークエンジニアとしてというサイトでipv6を簡潔に詳細な部分まで解説してくれていたので、目を通しました。
結果的に午後2でドンピシャでipv6特化の問題が出たので、このサイトには感謝しています。
文章のまとめ方、見やすさが優れていて、これから受ける方はipv6以外の他ジャンルの内容も読んでみてもいいと思います。
全く知識がない中で受けた基本情報、
経験が浅い中で受けた応用情報、
後述しますが、時間がない中で受けた支援士、
どれと比べても、ネスペが一番難しかったと思っています。
結果的には
- 午前II 84点
- 午後I 66点
- 午後II 60点
午後IIでIPv6が見えた瞬間に大喜びで解き始め、感触も良かったのですが、意外と60点ギリギリで結果公開直後はびっくりしました。
よく実務経験がないと難しいなどと言われているのを見ますが、全く要らないように感じました。(最近国語の問題っぽくなってきているせいかもしれませんね)
「強いて言えば~」と書こうと思いましたが、本当に実務経験必須の要素が思い浮かびませんでした。
安全確保支援士
かなり忙しく時間が取れませんでしたが、NWと出題範囲が被っていることもあって、少ない勉強時間で合格できました。
5月にテキストをはじめ忙しかったために、1か月+αをかけてテキストを1周。これも今まで同様、1つずつ細かく理解し、自分の言葉で書き出していきました。
6月から9月は、コンテストに向けた開発でずっと時間を割かれていたので、
移動中の時間を利用して、トータル8年分を1周ずつぐらいしか勉強できていませんでした。
それでも午前の感触が悪くなかったので、割り切る思いで9月中旬から午後問題を解き始めます。毎日午後4問を解いていきます。
セキュアプログラミングを捨てる人も多かったようですが、最近の問題ではどの問題にもコードがかかれていたり、自分が解いてて楽しい分野だったので、気にせず全ての問題を解いていきました。
試験当日までに、7,8年分を2,3周したと思います。
さらに、ネスペの時に読んでいた左門先生のサイトの支援士版もすべて読みました。左門先生のサイト(SC)
午後問題を1周解き終わった辺りから村山本も読み始めました。
この本を一度読んでおくことで、実際の試験で避けられない、未知の話題・初出題の問題に対しての耐性が得られるのかなと思いました。これは必須だとは思いません。ただ時間が余っている場合のオススメ度としてはTier1です。
時間がなかった分、やり残したこともあります。
勉強していく中で、IPAの資料やオレンジブックの概要など、教材の中で触れられていたものに関しては一通り眺めて概要の把握を行いましたが、それ以外も眺めようと思っていましたが、時間がなく断念。
また、当日までに午前問題を解く時間もなかったので、ほぼ解けていません。
結果的にそれでも十分な点数だったので、午前は1周だけ解いて、過剰に割かなくてよかったと思っていますし、皆さんにも「午前は程々に」をお勧めします。
結果としては
- 午前II 88点
- 午後 79点
全試験共通して感じたこと
以下、個人的な感想・持論です。
テキストを使おうぜ
テキストを解かず、過去問のみを教材として勉強される方も多くいらっしゃると思います。
そういった勉強法も合格するには十分かもしれません(最近の応用情報出題傾向を見ると難しそうに感じますが、、)
ただ、合格したとしても散在的な知識しか得られないように感じます。
実際に私は、テキストを勉強して色んな知識が繋がった時に面白さを感じるので、テキストを使用した勉強をオススメしたいです。
また、その先に別の試験を受験したい場合(私のように、NWの後でSCを受けるような場合)に関しては、
- それぞれの試験の過去問に対応していく必要が出てきて、無駄に勉強量が膨らんでしまう、
- 勉強時間が取れなかった場合、NW特化の勉強しかしていないためにSCの問題を解けない。
というようなことが発生してしまうことも、オススメする理由として十分だと考えています。
ただ、おそらくこの記事を読んでいる方の大半はしっかりとテキストを用いて勉強している方だと思いますので、流して頂ければと思います。
勉強法
午前問題
答えを覚えるのは本当に理解できないもののみ。いずれ意味が何となく分かってくる日が来ると思います。私は来ました。
1問にどれだけの時間をかけてもいいので、しっかり理解をする勉強を続けていれば、午前問題の使いまわしが多いIPA試験に関しては、3年分解いた辺りからつかめてくると思います。段々と理解済み問題が増えていき、解説を読み込む問題数も減っていくので、大変なのは最初だけだと思っています。
これで1周すれば完璧。午後問題に割く時間が一気に増えると思います。
午後問題
私は4試験通して、試験当日に解くよりも多い問題数を1日にこなしていましたが、これが重要だと思っています。
午後問題で集中力が切れてしまう類の話に共感できないです。毎日100問解いている人が試験当日に50問解くのは余裕そうですよね。それをやりましょう。
私は夏休み、春休みが長くとれていましたが、もちろんそうでない方の方が多いと思います。試験直前だけ追い込み期間としてやるのも十分だと思います。
あとがき
自分の周りに、「高度試験は社会人になって実務経験積んでからでいいや~」と言っている方も多いですが、それが怠け文句であったり、特にやることがないなら学生のうちに挑戦してみてもいいと思います。
社会人になってから勉強時間が撮れるかどうかは分からないので。
なによりも、合格したときに得られるものが多いと思っています。
頑張る皆様が無事合格できることをお祈りしています。
