始めに
私たちは極めて優秀なエンジニアかもしれない。
社内であなたは頼りにされているかもしれないし、有名なOSSのコミッターかもしれない。
もしくは勉強会において多少有名な存在として認知されているかもしれない。
だが私たちは普通の人間だ。
コードを書くのは時間がかかることもあるし、丸一日もしくはそれ以上問題解決がまったく進まないこともある。
学び続けなければすぐに置いていかれるし、知らないことも多すぎる。
私たちは天才ではない。
完成されたコードが頭の中にあってそれをコード上に書き写すなんてことはできないし、
驚異的な集中力を持ち合わせているわけでもない。
OSSなど既存のものをより良いものに書き直して使うことはできない。
天才の話を聞きたい方はこの動画を見てみるといい
今回の記事では、そんな天才ではない方がやってはいけないことをいくつか紹介していきたい
今回は自社開発の企業でチーム開発を行なっているエンジニアを対象としている
コードを読めば大体わかるからコミュニケーションを取らない
一定以上の規模のコードは読んでもわからないものもあるし、
チームはあなたがすべてを読み終えるのを待ってはくれない
改善
コードを読むこと自体は非常に重要。
どうしてもわからないことや、自社特有のことはそこの担当の人などに聞いてみよう
1日以上かかりそうなタスクの分解をしない
1日以上かかりそうなタスクはゴールが明確に見えていることは少ない。
重要な機能の実装漏れが発生するし、いつ終わるのか見積もることができない
改善
時間がかかりそうなタスクは2、3時間で終わる単位に分割しよう
(例) TODOリスト一覧ページを実装する
[ ] (フロントエンド) TODOコンポーネントの実装 30m
[ ] (フロントエンド) ページ実装 1.5h
[ ] (サーバーサイド) TODOテーブルの設計 30m
[ ] (サーバーサイド) TODOドメインモデル・リポジトリー層の実装 30m
[ ] (サーバーサイド) TODOアプリケーション層の実装 (APIエンドポイント実装・serviceクラスなどの実装) 1h
技術調査をするときに、メモを取らない
私たちの脳内のメモリはかなり小さい
その調査が長時間に渡るものであれば、気がついたら同じことを何度も調べているだろう
改善
外部ストレージに頼ろう
調べながらメモをする。調べる際に参考にしたサイトのURLをメモしておくと、時間を溶かすことなく調査が進むだろう
他人と比較する
「あの人はGolangを使って開発をできる。」
「REST API以外にもGraphQLや、Grpcをつかって開発ができる。」
「フロントエンドなのにサーバーサイドにも詳しい」
自分の知らないこと・できないことができる人を見て焦ってやるべきことを見失う、寄り道してしまう
改善
そもそも近年のプログラミングはかなり多岐に渡るのでわからないことは無限にある。
比較をすること自体がナンセンスだ
ある程度のレベルまでいくと比較はあまり意味をなさない。
Golangが得意なエンジニアとPythonが得意なエンジニアを比べるのは、悟空とルフィーどっちが強いか比べるようなものだ。
自分がやるべきこと、やりたいことだけに目を向けて昨日の自分を超えていこう
NetFlixを見ながら仕事する
絶対にやめましょう。
改善
NetFlixを解約する
複数の機能開発を同時に行う
切り替える度に、現状がどうなっているかの把握で時間をロスします。
改善
コードを書く際は一定の時間を確保しましょう
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