#kintoneの他言語対応って?
kintoneでは、標準機能として、アプリのフィールドなど、言語ごとの名称を設定することができます。
言語ごとの名称を設定する
設定言語はユーザーの「アカウント情報」から設定することができます。
最近は海外にも積極的に進出しているkintone。
便利だと思っていましたが、使ってみると意外と落とし穴がありました。
既に下記のようにQiitaで記事になっているものもありますが、
・@will-yama様 バイリンガルなkintone使いの人たちへ
記載以外の点についてもう少し書いてみようと思います。
#意外な落とし穴:設定編
①: すべてのフィールドには対応していない
特に、以下のフィールドが対応していないのが困るなと思いました
・「グループ」フィールド
→ グループフィールドの中のフィールドは問題なく対応しています
・「数値」フィールドの単位
→ グループフィールドは非表示にしてしまえばよいですが、こちらはそうはいかないので困りました…
・「ラベル」フィールド
→ ラベルが対応していれば無理やりフィールド配置してみたいなこともできるのですが…
②: アプリ名は対応しているが、スペース名は対応していない
・アプリの言語ごとの表示なので当たり前ではありますが、アプリ名を変えたのに、スペース名は日本語なのは
結構表示としては目立ってしまいます
#意外な落とし穴:カスタマイズ編
①:レコード情報の値もログインユーザーの言語に束縛される
・各イベントのeventオブジェクトの中身など、値がログインユーザーの言語によって変わってしまうため、
値によって処理を変更する場合、日・英・中のすべての設定値で条件を判断する必要があり、管理が大変です。
HTMLでのドロップダウンの"value"などのように統一した値があったらいいなと思います。
#できるといいな:設定編
上記の落とし穴の他に、今後のアップデートでこれができると良いなと思いました。
①:言語による表示・非表示の選択
・例えば文字列(1行)フィールドなど、ユーザーの入力フィールドについて
日・英・中で分けたいということがあるかもしれません。
英語の時だけ特定のフィールドを表示するなんてことができればもっと自由度が上がるなと思いました。
②:言語ごとの一覧設定
・上記に近いですが、各言語用の一覧を設定できたらいいなと思いました。
現状、文字列(1行)フィールドを一覧で対応するとすると、DOM操作しかない状況です。
③:各言語のプレビュー画面
・日本語で入力して、英語での表示を見たいと思った時、現状はユーザーの設定を変えない限りは
見ることができないため、簡易的なプレビューが見れると非常に嬉しいと思っています。
#まとめ
今回は標準機能として、kintoneの他言語対応についてtipsを書いてみました。
海外のユーザーもどんどん増えていくと思うので、
今後のアップデートに期待したいと思います。