はじめに
メガベンチャーに新卒で入社し、Webエンジニアとして働き始めて1年が経ちました。
- 大学院ではデバイス系の研究をしており、Webの知識はほぼゼロ
- エンジニアとしてのインターン経験もなし
- プログラミングが得意というわけでもない
そんな自分がメガベンで1年間働いて学んだことを、
- 新卒1年目のリアルな経験として共有
- 同じような境遇の人の参考になれば嬉しい!
という思いでまとめました。
入社して感じたこと
研修期間の衝撃
同期たちがとにかくすごい。
- 明確な目標を持っている人
- 修羅場をくぐり抜けてきた人
- 圧倒的な行動力を持つ人
自分には何もないように感じ、劣等感を覚える日々。
でも、この違いって何だろう?と考えた時に、
重要なのは「考える力」と「伝える力」
彼らには共通して、
- 一つ一つの事象に「なぜ?」を持ち、言語化する力がある
- 論理的に考え、根拠を持って話す力がある
だからこそ、話していて面白いし、学びがある。
先輩から学んだ「レビューの技術」
モブレビューでの学び
同期たちが当たり前に身につけていた 「考える力」 と 「伝える力」
実際に業務に入り先輩方とモブレビューを行ったとき、その真髄を知りました。
「レビュー=誤字脱字の指摘」ではない。
実際のモブレビューでは、
- 仕様を確認し、自分ならどう実装するかを考える
- 実際の実装と比較し、どのような設計思想を持っているかを読み取る
- その差分の意味を考え、どの点を重点的にレビューすべきかを決める
- 「この実装で良い理由・ダメな理由」を言語化する
- 共通コンポーネントや影響範囲がある箇所に関して、チーム全体としてのベストプラクティスを提案する
特に印象的だったのは、先輩エンジニアたちが決して感覚ではなく、論理的にレビューしていること。
- なぜその実装が適切なのか?
- どのような課題を生む可能性があるのか?
- 既存の設計と矛盾はないか?
こうした視点を持ちながらレビューを行うことで、単なるコードチェックではなく、設計の改善や開発者の成長にもつながるレビューになる。
実際にモブレビューに参加することで、
- 仕様を深く理解する力
- 他人の実装を読み解く力
- 論理的に考え、伝える力
これらが自然と鍛えられていることを実感しました。
1年目の自分が意識してきたこと
① 他人と比べず、自分にできることを見つける
- 「心理的安全性」を意識する → 他人は他人、自分は自分
- 技術力以外でも貢献できることはある
例えば…
✅ 新卒だからこそ言える「サービスの問題点」
- 既存のメンバーが気づかない視点でフィードバック
- それが改善につながることも!
✅ 開発環境の改善
- 小さな効率化の積み重ねで、チームの生産性向上
✅ 素早いレビュー対応
- PRの回転率を上げ、チームの開発スピードを加速
② 技術力を向上させるための習慣
「技術が趣味」というレベルの同期には勝てない。
でも、継続すれば確実に成長できる。
続けるために意識したこと
☕ 毎週○曜日の朝にカフェで勉強
- 朝1-2時間を「学習時間」に固定
- ルーティン化することで継続しやすい
- 朝活で自己肯定感もアップ✨
③ 仕事のスピードを上げる「質問力」
「質問する力」が最重要スキル!
名著「世界一流エンジニアの思考法」にも記載ある通りです。
❌ やりがちなミス
「まずは自分で考えることが大事」→ 考えすぎて時間を無駄にする
✅ 効果的な質問の仕方
- 事前にある程度調査し、仮説を持つ
- それでも不明な点を 早めに相談
- 「こんなこと聞いていいのかな?」→ 聞いたらすぐ解決することがほとんど
質問のサイクルを生むことで、むしろ学びが加速する!
おわりに
1年目はとにかく学びと成長の期間。
- 技術力を磨くだけが全てではない
- 「自分なりの貢献」を意識すると働きやすくなる
もし同じような悩みを持っている人がいたら、ぜひコメントで意見を聞かせてください!