はじめに
本日(2023/12/4)、Microsoft Copilot Studio の価格が発表されました。
情報をくださったコミュニティ「気ままに勉強会」運営仲間の たなさん、ありがとうございます。
Power Virtual Agents のライセンスおさらい
ご存知の通り、Copilot Studio は、Power Virtual Agents が進化し、リブランディングされた製品です。
Power Virtual Agents の価格は以下でした。
テナントあたり、¥25,000。
これは、2022年4月から特別オファーとして、値下げされた価格です。
(以前は、$1,000 を超す価格でした)
また、¥25,000 は基本価格であり、2,000セッション を超す場合は、セッションアドオンを追加する必要がありました。
セッションとは
- ユーザーがチャット セッションを終了する。
ボットが新しいメッセージを 30 分以上受信しない場合、セッションは終了したと見なされます。- セッションが 60 分を超えた場合。
60 分後に発生する最初のメッセージによって、新しいセッションが開始されます。- セッションで 100 以上のターンがある場合。
ターンは、ユーザーとボットの間の 1 つの交換として定義されます。 101 ターン目で、新しいセッションを開始します。
Copilot Studio のライセンス
en-us の Microsoft Copilot Studio ページで確認できます。
改めて、情報をくださった たなさん に感謝です。
Power Virtual Agents の価格とほぼ同程度の価格となりそうです。
Copilot Studio に改名し、機能が多く追加されてたにもかかわらず、据え置き価格なのはお得と言えるのではないでしょうか。
ただし、Power Virtual Agents と大きく異なるのが、
セッション数の上限からメッセージ数の条件に変更されている点です。
セッション数:2,000 ⇒ メッセージ数:25,000
旧ライセンスでは、1セッションあたり、100メッセージまでやりとり可能でしたので、ここは割高感があります。
また、メッセージ数のアドオンライセンスは未発表ですが、近いうちに公表されると思われます。
[1] Licenses are capacity based and additional messages can purchase. A billable message is a request or message sent to the copilot/bot triggering an action and/or response. Prices shown are for marketing purposes only and may not be reflective of the actual list price due to currency, country, and regional variant factors. Your actual price will be reflected in the checkout.
[2] Microsoft Copilot Studio provides support for select copilot experiences in Microsoft Copilot, with plans to support additional copilot experiences such as Copilot in Microsoft 365. Availability and features are subject to change.
また、[2]の記載から、Copilot for M365 のライセンスと、Copilot Studio のライセンスは別物であるように見受けられます。
プラグインアクションは、Copilot Studio のライセンスで作成し、それを利用するには、Copilot for M365 のライセンスが割り当たったユーザーとなるのではないでしょうか?
2023/12/05 朝
Microsoft 365 管理センターにてライセンスが表示されました。
¥25,000/月(年間契約) です。
2023/12/06
Power Platform License Guid December 2023 が公開されました。
新しい情報として、生成AI(生成型回答)からの応答は、2メッセージを消費するとのことです。
まとめ
2023/12/4 時点で、
- Copilot Studio の価格は、Power Viwer Agents の特典価格と大差ない価格となりそう。
- 上限として、セッション数:2,000 ⇒ メッセージ数:25,000 となったっぽい。
- Copilot Studio で構築した 会話プラグイン や AIプラグイン を利用する場である、Copilot for M365 の利用は、別途ライセンスが必要となりそう。
- メッセージアドオンライセンスは未発表。
想定内容も含まれますがご参考になれば。