Update(2023/02/12)
「手間2:チームとタグIDには「チームのタグをすべて一覧表示する」で取得した内部IDを指定する必要がある」は不要となりました。
当アクションの「チーム」で選択肢として表示されるチームを選択でOKです。
はじめに
Power Automate の Teams コネクタに、「タグにメンバーを追加する」というアクションが存在しています。
これは、チームのメンバータグにユーザーを追加することが可能なアクションです。
が、Power Automate の利点である、直観的に操作しながら設定するとエラーとなるため、使い方にコツが必要です。
当アクションのDocsはこちら
「タグにメンバーを追加する」アクションの使い方
このアクションを利用するには2手間 一手間が必要です。
手間1:ユーザーIDは、Azure AD の内部ID を指定する必要がある
メールアドレスやUPNを直接指定しても、アクションはエラーになります。
タグを割り振るユーザーを指定する [ユーザーID] には、「ユーザー プロフィールの取得 (V2)」 で取得した、[ID] (動的コンテンツ) 指定してください。
手間2:チームとタグIDには「チームのタグをすべて一覧表示する」で取得した内部IDを指定する必要がある
2023/02/12 当手間は不要となりました。チームをドロップダウンより直接選択でOKです。
チーム と、タグID には、チームやタグが選択可能なドロップダウンリストが表示されますが、リストから選択してもエラーとなります。
① 「チームのタグをすべて一覧表示する」アクションで、対象メンバーの存在するチームを選択し、
② 複数タグが存在する場合は、「アレイのフィルター処理」で目的のタグをタグ名で検索し、
③ チーム と タグID にカスタム値として、内部IDを指定します
動的コンテンツでチームID やタグID を選択すると、Apply to each によるループ処理が差し込まれるため、下記のように式を使って取得するのが無難だと思います
■チームに設定する値
body('アレイのフィルター処理')?[0]?['teamId']
■タグID に設定する値
body('アレイのフィルター処理')?[0]?['id']
おわりに
記載したフローは最小限な内容ですが、チームメンバーを指定のタグに追加する目的は果たせるかと思います。
通常の操作だけではエラーとなってしまうこのアクション、改善されることを願います。