GitHub Organization 入門ガイド
〜個人開発を「ブランド」として整理する方法〜
はじめに
GitHubには「個人アカウント」のほかに、Organization(組織アカウント) という仕組みがあります。
無料で作成でき、個人で開発していても、複数のツールやプロダクトを公開・管理するなら、Organizationを使うと整理がしやすくなります。
この記事では:
- Organization とは何か
- 個人アカウントとの違い
- 作り方(手順つき・スクリーンショット付き)
- いつ使うべきか
をまとめます。
Organization とは
GitHub の Organization は、リポジトリをまとめるための「名前空間」です。
会社・チーム・プロダクトブランドなど、個人ではなくプロジェクト単位で活動したいときに使います。
個人アカウント: github.com/あなたのID
Organization: github.com/あなたのブランド名
個人アカウントとの違い
| 個人アカウント | Organization | |
|---|---|---|
| 用途 | 個人の作業・実験 | プロダクト・OSS公開 |
| リポジトリ | 個人名義 | ブランド名義 |
| チーム追加 | できない | メンバー・権限管理が可能 |
| 料金 | 無料 | 無料(Freeプラン) |
| 見た目 | github.com/hamoriyaH/xxx |
github.com/MiraQue/xxx |
| GitHub Pages | 個人サイト1件 | Organization単位でも公開可能 |
重要:個人アカウントが Org のオーナーになるので、同じ人が管理します。
アカウントが増えるわけではありません。
どんなときに使うべきか
✅ 複数のツール・プロダクトを一つのブランド名でまとめたい
✅ 個人の実験リポジトリと公開物を分けたい
✅ 将来チームメンバーを追加する可能性がある
✅ 「会社・ブランド」として対外的に見せたい
❌ 1〜2個のリポジトリを個人で管理するだけなら不要
作り方
Step 1:新しい Organization を作る
- GitHubにログイン
- 右上の 「+」 → 「New organization」 をクリック
- プランを選択 → 「Free」 を選んで「Join for free」をクリック
Step 2:Organization の情報を入力
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Organization account name | ブランド名(例:MiraQue)※後から変更可 |
| Contact email | 連絡先メールアドレス |
| This organization belongs to | 個人なら「My personal account」 |
「Next」→「Complete setup」で作成完了。
Step 3:Organization が作成される
作成が完了すると、ウェルカム画面が表示されます。
Organization のトップページはこのような見た目になります。
Step 4:リポジトリを作る
Organization の中にリポジトリを作るとき、オーナーのドロップダウンで Organization を選択できます。
Organization 名義でリポジトリ名・公開設定を入力して作成します。
作成完了!Organization 名義のリポジトリが出来上がります。
Organization ダッシュボードにもリポジトリが表示されます。
💡 すでに個人アカウントにリポジトリがある場合は、後から Organization に移動することもできます。→ 「既存のリポジトリを Organization に移す」を参照
既存のリポジトリを Organization に移す
個人アカウントにあるリポジトリを後から Org に移動することもできます。
- 対象リポジトリ → Settings
- 一番下の Danger Zone → 「Transfer」
- 転送先として Organization 名を入力
注意: URLが変わります(リンクは自動でリダイレクトされますが、cloneしているローカル環境は手動で更新が必要)。
# ローカルのリモートURLを更新する場合
git remote set-url origin https://github.com/MiraQue/リポジトリ名.git
セキュリティについて
Organization を使っても、リポジトリに機密情報を入れてはいけないというルールは変わりません。
アカウントを分けることよりも、以下の方が効果的です:
-
.envファイルは.gitignoreに追加する - APIキー・パスワードはコードに直書きしない
- プライベートリポジトリと公開リポジトリを意識して使い分ける
まとめ
| やること | 内容 |
|---|---|
| Organization 作成 | ブランド名で無料作成 |
| リポジトリを整理 | 用途別に分けて管理 |
| 個人アカウントは変わらない | Org のオーナーとして管理するだけ |
個人開発でも「公開するものはブランド名義で」という整理をしておくと、後から人に説明しやすく、プロジェクトが増えても管理しやすくなります。
参考リンク
作成日:2026-03-07
著者:MiraQue / hamoriya







