はじめに
サクラエディタのカスタマイズについては既に多くの素晴らしい記事が存在しますが、本記事の執筆にあたっては以下の 参考記事(moromi25 氏) の手順を大きく参考にさせていただいています。
元記事と重複する内容も多く含まれますが、今回あえて新しく記事としてまとめた理由は以下の2点です。
- OSやバージョンの差分フォロー:Windows 11における右クリックメニューの変化や、最新のサクラエディタの画面仕様に合わせた手順にアップデートしたかったため
- 1記事で完結する導線の作成:別記事へのリンク参照を挟まず、この記事通りに上から進めるだけで環境構築が完結するようにしたかったため
この記事が未来の私の、そして見てくださった皆様の助けになればいいなと思います。
環境
- Windows11
- サクラエディタ Ver. 2.4.3.7173
- ダークモードが実装されてます!!
(設定 > 共通設定 > ウィンドウ > ダークモード)
- ダークモードが実装されてます!!
目次
- ファイル名を指定して実行(Win + R)から起動できるようにする
① ショートカット格納用のフォルダを作成
② サクラエディタのショートカットを作成・配置
③ 環境変数の設定
④ 動作確認 - 新規ファイル作成時の自動即時保存を設定する
① マクロファイルの作成
② マクロの登録と設定
③ 動作確認
④ 編集時の自動保存設定 - 自動保存先の0バイトファイルを定期削除する
① 削除用バッチファイル(.bat)の作成・保存
② タスクスケジューラへの登録
③ 動作確認
1. ファイル名を指定して実行(Win + R)から起動できるようにする
① ショートカット格納用のフォルダを作成
任意の場所に、ショートカットをまとめるためのフォルダを作成します。
(例:ユーザーフォルダ直下 %USERPROFILE%\shortcuts など)
② サクラエディタのショートカットを作成・配置
-
元ファイル(またはショートカット)を開く
-
Winキーを押し、「サクラエディタ」と検索 -
右クリック > 「ファイルの場所を開く」を選択
-
-
ショートカットを作成する
- 開いたフォルダ内のアイコンを
右クリック > 「その他のオプションを表示」(Windows 11の場合) > 「ショートカットの作成」を選択
- 開いたフォルダ内のアイコンを
-
名前を変更して移動する
- 作成されたショートカットの名前を
sakuraに変更(※名前はお好みで可) - 作成しておいた
shortcutsフォルダ内へ移動(またはドラッグ&ドロップ)
- 作成されたショートカットの名前を
③ 環境変数の設定
-
Winキーを押し、「環境変数」と検索 - 検索結果から 「環境変数を編集」 をクリックして開く
- ユーザー環境変数の中にある
Pathをダブルクリック(または選択して「編集」) - 「新規」 をクリック
- 作成しておいた
shortcutsフォルダのパスを入力-
パスを簡単にコピーする方法
- エクスプローラーで
shortcutsフォルダを開く - 上部のアドレスバー(検索窓の左側のパスが書かれている部分)をクリックするとパスが全選択されるのでコピー
- 環境変数の新規入力欄に貼り付ければOK
- エクスプローラーで
-
パスを簡単にコピーする方法
- 「OK」をクリックしてすべてのウィンドウを閉じる
なぜ Path(環境変数)を設定するの?
Windowsに「sakuraと入力されたら、このフォルダ(shortcuts)の中身も探してね」という指示(検索ルート)をあらかじめ登録しておくためです。これをするおかげで、わざわざ長いフォルダパスを入力せずに一発起動できるようになります。
④ 動作確認
-
Win+Rを押す -
sakuraと入力してEnter - サクラエディタが起動すれば完了
2. 新規ファイル作成時の自動即時保存を設定する
サクラエディタからファイル新規作成時に、memo配下に【YYYYMMDD】.txtという名前で自動保存するマクロを設定します。
① マクロファイルの作成
- サクラエディタを開き、以下のコードを貼り付ける
if (Editor.GetFilename() == "") {
var wsh_shell = new ActiveXObject("WScript.Shell");
var fso = new ActiveXObject("Scripting.FileSystemObject");
var savedir = wsh_shell.ExpandEnvironmentStrings("%USERPROFILE%") + "\\Desktop\\memo";
if (!fso.FolderExists(savedir)) {
fso.CreateFolder(savedir);
}
// 日付フォーマット(YYYYMMDD)の作成
var d = new Date();
var YYYY = ("000" + d.getFullYear()).slice(-4);
var MM = ("0" + (d.getMonth() + 1)).slice(-2);
var DD = ("0" + d.getDate()).slice(-2);
//保存名を変える場合はここをいじる
var baseName = "【" + YYYY + MM + DD + "】";
var path = savedir + "\\" + baseName + ".txt";
// 同名ファイルが存在する場合は連番(_01, _02...)を付与
if (fso.FileExists(path)) {
for (var i = 1; i < 100; i++) {
var seq = ("0" + i).slice(-2);
var checkPath = savedir + "\\" + baseName + "_" + seq + ".txt";
if (!fso.FileExists(checkPath)) {
path = checkPath;
break;
}
}
}
Editor.FileSaveAs(path, 4, 1);
}
※ コード内で「デスクトップに memo フォルダが無ければ自動作成する」処理が入っているため、事前のフォルダ作成は不要です。保存先は例としてデスクトップ配下を使っていますが、業務メモに機微情報・個人情報を含む場合は、会社で承認された保存先へ変更してください。
2. saveByDate.jsという名前で%APPDATA%\sakuraフォルダに保存。
② マクロの登録と設定
- サクラエディタのメニューバーから、
設定 > 共通設定 > マクロを選択 - 下の画像のように入力して、右下の設定ボタンを押す
③ 動作確認
-
Win+Rを押し、sakuraと入力して Enter でサクラエディタを起動する - デスクトップに
memoフォルダが自動で作成され、その中に【YYYYMMDD】.txt(同名があれば【YYYYMMDD】_01.txt)というファイルが保存されていれば設定完了
④ 編集時の自動保存設定
3. 自動保存された空(0バイト)ファイルの定期削除
自動保存を導入すると、空のまま閉じた不要なファイルまで溜まってしまいます。
これを解消するため、サイズが0バイトのファイルを削除するバッチファイルを作成し、Windowsのタスクスケジューラで定期実行させます。
① 削除用バッチファイル(.bat)の作成・保存
- サクラエディタを開き、以下のコードを貼り付ける
@echo off
set "MEMO_DIR=%USERPROFILE%\Desktop\memo"
rem 保存先フォルダが存在しない場合は何もせず終了
if not exist "%MEMO_DIR%\" exit /b 0
rem 対象フォルダ配下の0バイト.txtのみ削除
for %%I in ("%MEMO_DIR%\*.txt") do (
if exist "%%~fI" if %%~zI==0 del "%%~fI"
)
2. ファイル名を delete_empty_memo.bat (任意の名前)などにして、%APPDATA%\sakura (任意の場所)に保存する。
② タスクスケジューラへの登録
-
Winキーを押し、「タスク スケジューラ」と検索して開く - 右側の操作パネルから 基本タスクの作成 をクリック
- 各タブについて、以下の画像のように入力して、OKを押す
③ 動作確認
- デスクトップのmemoフォルダに空のテキストファイルを配置
- タスクスケジューラで作成したタスクを選択し、操作エリアの実行をクリック
- 0バイトのファイルだけが消えれば設定完了
さいごに
サクラエディタは今回紹介した設定以外にもカスタマイズ項目が豊富で、自分好みに仕込んでいくだけで使用感が大きく変わる奥深いツールです。
ぜひこれを機に、使いやすい自分だけのサクラエディタ環境にこだわってみてください!
ちなみに「Win + R 用のフォルダを作って Path を通す」テクニックは他のアプリでも応用でき、デスクトップを綺麗なまま保てるのでおすすめですよ!!!




