概要
こんにちは。
本シリーズでは、Power BI を始めたばかりの方が "はじめの一歩" を踏み出すために使えそうな情報を集めて発信しています。本記事では、Power BI Desktop のリボンのうち、よく使う機能だけピックアップして紹介します。
(Power BI Desktop のダウンロードと、画面内その他の機能についてはこちら)
リボン
Power BI Desktop のリボンは Excel ライクな見た目で作られているので直感的に操作しやすいと思います。それぞれのリボンについて、よく使う機能をピックアップしていきます
ホーム
データに関する設定や、挿入/計算などの機能、クラウド上へのアップロードを行う機能などがあります。
- [データを取得]
- ローカルやクラウドにある新しいデータへの接続を行います。
- [データの変換]
- データの ETL 作業をしたいときはこちらから行う。このボタンを押すと、Power Query エディターという別画面が立ち上がります。
- [発行]
- Power BI Service (クラウド上の共有基盤) にレポートをアップロードします。
挿入
ページ追加やビジュアル追加などの機能があります。
- [テキストボックス]・[ボタン]
- グラフの横にテキストを挿入したり、画面遷移のボタンを追加します。
モデリング
新しい列やメジャーの追加、ロールの管理などデータに関するモデリング機能があります。
- [ロールの管理]
- 行レベルセキュリティ (RLS) の設定のために頻繁に使います。この機能により、ユーザーIDレベルでデータのフィルタリングができます。RLSについては別記事で今度まとめます。
表示
レポートの表示に関する設定を行います。
- [テーマ]
- PowerPoint のように、レポート全体のテーマを変更行うことができます。また、レポートテーマの作成も可能なので会社カラーなどでのテーマも作れます。
- [モバイルレイアウト]
- Power BI モバイル用に縦長のレポートレイアウトを作成します。これを設定すると、モバイル上でも縦画面でレポートを見れるようになります。
ヘルプ
Power BI Desktopの活用を助ける機能があります。
- [バージョン情報]
- 使っているPower BI Desktopのバージョンなどの情報が見れます。サポートに問い合わせる際はこちらからバージョンの確認を求められることがあります。
列ツール
列ツールは、フィールドペインで特定の列を選択すると出現します。選択した列に関して、
- 型
- %表示
- カンマ区切り
- 有効数字
- データカテゴリ
などを設定することで、データごとの見せ方をカスタマイズします。
おわりに
Power BI Desktopのリボンには、想像以上にたくさんの機能が隠れています。
普段使わない機能を探してみると、より表現豊かなレポート開発ができるかもしれませんね。
それでは!