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[初心者シリーズ] 1. Power BI Desktop を使ってみる

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概要

こんにちは。
本シリーズでは、Power BI を始めたばかりの方が "はじめの一歩" を踏み出すために使えそうな情報を集めて発信しています。
今回は、『Power BI Desktop の使い方』です。

Power BI Desktop をダウンロードする

Power BI で分析を始める場合、レポート作成ツールである Power BI Desktop をPCにインストールするところから始まります。
Power BI Desktop は、
・Microsoft Store からアプリとしてインストールする
もしくは
・実行可能ファイルとして直接ダウンロードしてコンピューターにインストールする
の両方の方法で、最新バージョンを手に入れることができます。

ダウンロードサイト
https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/downloads/

ただしダウンロード後のメンテナンスについて、ストア版のほうが運用が楽な面がいくつかあります。特に重要な差異はこの2つです。
・ストア版は新バージョンが出るたびに自動で更新される
・増分更新なので更新にかかるデータ量が小さくて済む
Power BI Desktop は最新バージョンしかサポートされていないので、組織でMicrosoft Store の使用が許可されている場合はストア版のほうがいいかもしれませんね。

Power BI Desktop を実際に使ってみる

では、PCにインストールした Power BI Desktop を開いてみましょう。
image.png

以降、Power BI Desktop の画面を6パーツに分けてそれぞれ解説していきます。

1. キャンバス

Desktop 画面を開いてまず中心に表示される、点線で囲まれた白い領域はキャンバスといいます。
レポートを作るにあたっては、ここのキャンバス上にグラフや表などのパーツをどんどん乗せていくことになります。
(実際の操作としては、右側赤四角の視覚化ペインからパーツを選ぶとキャンバスにパーツがPOPする)

image.png

2. リボン

Power BI Desktop のリボンは Excel ライクな見た目で作られているので直感的に操作しやすく作られています。各リボンについてはこちらの記事をご覧ください。

image.png

3. フィルターペイン

レポート、ページ、ビジュアル単位で、表示するデータをフィルタリングできます。
フィルターのロックやフィルターペインの非表示などもできるので、閲覧者に見せたいデータを絞って表示したり、フィルターの使用に制限をかけたりすることができます。

image.png

4. 視覚化ペイン

image.png

視覚化ペインの上部に並ぶビジュアルアイコンを選択すると、キャンバスにビジュアルが追加されます。
ここに表示されるビジュアルは『標準ビジュアル』とよばれます。 (⇔カスタムビジュアル)

image.png

追加したビジュアルに対しては、以下の3つのメニューから各種設定を行います。(左から)

image.png

  • フィールド
    • ビジュアルに対して、行・列・値などのデータフィールドにデータをいれます。
    • (フィールドペインの各列名をドラッグアンドドロップ)
  • 書式設定
    • フォントのサイズや背景色、カテゴリの表示などビジュアルの見た目を設定設定します。
  • 分析
    • 折れ線グラフや棒グラフなど、一部のビジュアルで使えます。
    • 中央線、傾向線、定数線などグラフへの描画の追加
    • 異常検知 (AI機能) も分析ペインから行います。

5. フィールドペイン

image.png

読み込まれたデータが一覧になって表示されます。
例えば、Areaというテーブルに[No , 地方区分 , 都道府県区分]という3つの列があった場合、フィールドペインにはこのように表示されます。

image.png

6. ビュー

Power BI Desktopには3つのビューがあり、既定で開いているのはレポートビューです。
(ここまでの説明もすべてレポートビューについて紹介していました)
あとの2つは[データビュー]、[モデルビュー]です。それぞれについて説明していきます。

データビュー

image.png

取り込んだデータを確認する画面です。
レポートビューのフィールドペインでは、各テーブルの列名しかわかりませんが、データビューではデータの中身を確認することができます。
データに関する書式設定や列の追加等も可能です。

モデルビュー

image.png

テーブル同士のリレーションを管理する画面です。
異なるテーブル同士でも、線でつなぐことでリレーションを作成できます。
また、Power BI Desktopに取り込んだ時点で、異なるテーブル間で同じ名前の列がある場合は、自動的にリレーションが作成されます。

image.png

おわりに

はじめてPower BI Desktopを開くと、なにからスタートしていいかさっぱりわからず困ってしまいますよね。
今回はDesktopの画面をパーツに分けてそれぞれ解説していきました。
次回以降は、実際にPower BI Desktopにデータを読み込んでレポートを作成していきます。

それでは!

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