はじめに
「GCPをTerraformで触っているけど、体系的な知識には自信がない」
「まとまった勉強時間が取れない」
そんな状況から、1ヶ月以内・1日1〜2時間 で合格できました。
特にこの記事で伝えたいのが、AI(Gemini / NotebookLM / Claude)を勉強に組み込む現代的な勉強法です。2026年現在、AI活用は試験勉強のゲームチェンジャーになっています。ぜひ最後まで読んでみてください。
また、勉強法とあわせて一つだけ合格の核心をお伝えするとすれば、問題を解く上で最も大事なのは「暗記」ではなく「読解」です。
ACEの問題文には必ず 「制約」 と 「要件」 が含まれています。コスト・可用性・運用負荷・セキュリティ……これらを問題文からきちんと拾い上げ、 「何を実現させたいのか?」 を整理できれば、知識が曖昧な問題でも正解に近づけます。逆に言うと、サービスの知識があっても問題文を雑に読むと罠にはまります。この「制約と要件の整理」という視点を頭に入れておくだけで、模擬試験の得点が変わってくるはずです!!
📋 受験者プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| GCP実務経験 | 約2ヶ月(後述) |
| 受験動機 | GCPプロジェクトへのアサインをきっかけにスキルアップ |
| 勉強期間 | 1ヶ月以内 |
| 1日の勉強時間 | 1〜2時間 |
| 受験回数 | 初回一発合格 |
| 主な教材 | 書籍・Udemy模擬試験×2・AI(Gemini / NotebookLM / Claude) |
🏗️ 受験前のGCP実務経験
試験前の約2ヶ月、初めて業務でGCPを触りました。
具体的には、Cloud RunやPub/SubといったサーバーレスサービスをTerraformで構築・管理する業務に携わっており、IaCとして日常的にGCPリソースを扱っていました。
この経験は試験で大きく活きました。「このサービスは実際こう動く」という肌感覚が、問題文のシナリオをイメージする助けになったからです。
💡 GCPを触った経験がない方へ:ハンズオンラボで実際にコンソールを触ることが「肌感覚」の代替になります。
📚 使った教材を全公開
1. 📖 書籍:徹底攻略 Google Cloud認定資格 Associate Cloud Engineer教科書
(模擬問題付き)徹底攻略 Google Cloud認定資格 Associate Cloud Engineer教科書
著:根本 泰輔, 奥村 健太, 前山 弘樹 他(インプレス, 2023)
ACE対策本として現時点でほぼ唯一の日本語専門書籍です。第1〜5章でGCPの各サービスを体系的に解説し、第6章ではユースケースに基づくサービス選択、第7・8章では運用コマンドまでカバーしています。
各解説には 「試験対策」 枠があり、重点的に学ぶべき箇所がひと目でわかります。章末の演習問題+ダウンロード提供の模擬問題1回分も活用しました。
使い方:最初に1周読んで全体像を把握 → 模擬試験で間違えた箇所を該当章に戻って確認、という使い方が効果的でした。
2. 🎬 Udemy模擬試験(2コース)
① 【最短合格】Google Cloud Associate Cloud Engineer模擬試験問題集(6回300問)
作成者:VARONTO キャリア・スキルアップアカデミー/評価:4.4(受講生455人)
Udemyリンク
6回分300問という圧倒的な問題数が最大の強みです。各問題に詳しい解説が付いており、本番試験によく出るパターンを効率的に網羅できます。ベストセラーコースで受講生からの評価も高く、問題の質・量ともに安定しています。
② 【2026年最新版】Google Cloud Associate Cloud Engineer 模擬試験集(164問)
作成者:TKC Google Cloud試験対策の専門家/評価:4.5
Udemyリンク
最新の試験ガイドに対応しており、全問に正解理由・不正解理由の両方が解説されているのが特徴です。「なぜこれは違うのか」まで理解できるため、単純な暗記に頼らない本質的な理解力が養えます。問題は順次追加中で、常に最新情報に対応しています。
2コース使った理由:1コースだけだと問題パターンに慣れてしまい「解き方を覚える」状態に陥りがちです。①で問題数をこなして量を積み、②で解説の質を重視して理解を深める、という役割分担ができました。
使い方サイクル:
解く → 間違えた問題を記録 → なぜ間違えたか分析 → 書籍 or AIで確認 → 翌日復習
3. 🤖 AI(Gemini / NotebookLM / Claude)— 今回の最大の差別化ポイント
すべて無料プランで使えるAIを3種類フル活用しました。これが最大の差別化ポイントだと思っています。
Gemini(Google)
GCP公式のAIということもあり、GCPサービスに関する回答精度が特に高いです。
活用例:
「Cloud RunとCloud Functionsの使い分けは?」
「Pub/SubとCloud Tasksはどういうシナリオで使い分けるべき?」
サービスをそのまま題材に質問できるのが強みです。「どっちを使うべきか」系の疑問に対して、試験のシナリオ問題に直結する答えが返ってきます。
NotebookLM(Google)
書籍のPDFをアップロードして、自分専用の問題生成・質問応答マシンとして使いました。
活用例:
「IAMの章を読んで、試験に出そうなポイントをTop5でまとめて」
「この章の内容から5問の選択問題を作って」
「VPCピアリングとShared VPCの違いを表形式で整理して」
NotebookLMはアップロードしたソースに忠実な回答をしてくれるため「AI幻覚」が少なく、試験勉強に特に向いています。書籍の内容だけで答えてくれるので、変な情報が混入しません。
Claude(Anthropic)
模擬試験で間違えた問題の**「なぜ?」を深掘り**するのに使いました。
活用例:
「なぜこの問題の答えはAではなくCなのか、GCPの設計思想の観点から説明して」
「VPCピアリングとShared VPC、試験でどちらを選ぶべきかの判断基準は?」
根拠と背景まで掘り下げた会話をすることで、単なる暗記ではなく「なぜそうなるか」が腑に落ちた状態で定着させることができました。
⚠️ 注意点
GeminiやClaudeなどの回答には 「ハルシネーション」 が含まれている可能性があるので注意してください。
「ハルシネーション」:AIが事実ではないことを、それっぽく正しいかのように話してしまう現象
📅 1ヶ月の勉強スケジュール(実際の流れ)
| 期間 | やること |
|---|---|
| 1〜2週目 | 書籍を1周。知らないサービスはAI(Gemini)に即質問 |
| 2〜3週目 | Udemy①を1周。間違えた問題をAI・書籍で徹底確認 |
| 3〜4週目 | Udemy②を1周。苦手分野(VPC・IAM)を重点復習 |
| 直前1週間 | ①②をもう1周ずつ + 書籍付属の模擬問題で総仕上げ |
平日:通勤中・休憩時間にAIと会話してスキマ学習
休日:Udemy模擬試験1~2セット(50問)+解説読み込み
⚠️ 試験で苦労した分野
VPC / ネットワーク系が鬼門
ファイアウォールルール、VPCピアリング、Shared VPCの違いなど、ネットワーク設計の問題はそれなりに知識が必要です。
Cloud Run・Pub/Sub・Cloud Tasksなどは業務で触れていたので比較的楽でしたが、ネットワーク系は意識して重点学習が必要です。
IAM / セキュリティ系は選択肢が紛らわしい
「最小権限の原則」を問う問題が多く、似たような選択肢から正解を選ぶのが難しいです。サービスアカウントの扱いは特に重点的に学習しておくことをおすすめします。
💬 AI活用例:「Cloud SQLにアクセスするCloud RunにIAMで権限を付与する際の最小権限の方法は?」と質問すると、試験にも直結する答えが返ってきます。
🎯 試験当日のポイント
- 試験時間2時間・50 ~ 60 問の多肢選択(複数選択)式問。時間は十分あるので焦らない
- 迷ったらフラグを立てて後回し。見直しの時間は確保できる
- 「Googleらしい答え」を軸に選ぶ
- 最小権限の原則を守る
- コスト効率を意識する
- コンピューティング・IAM系の出題が体感として多めでした。
Associate Cloud Engineer概要について
💡 AI活用勉強法の使い分けまとめ
| AI | 主な使い方 | 強み |
|---|---|---|
| Gemini | 「どっちを使うべきか」系の疑問・構成の整理 | GCPサービスへの回答精度が高い |
| NotebookLM | 書籍から問題生成・重要ポイント抽出 | ソースに忠実でAI幻覚が少ない |
| Claude | 「なぜ?」の深掘り・間違えた問題の根拠理解 | 背景・設計思想まで掘り下げてくれる |
3つのAIを役割分担して使うのがポイントです。それぞれの得意領域を活かすことで学習効率が大幅に上がりました。しかも全部無料プランで完結します。
✅ まとめ:これから受験する方へのロードマップ
| やること | 優先度 | 補足 |
|---|---|---|
| 徹底攻略本を1周 | ★★★★★ | 全体像の把握に必須 |
| Udemy①(300問)を2〜3周 | ★★★★★ | 量でパターンを体得 |
| Udemy②(164問)を2〜3周 | ★★★★★ | 正解・不正解の理由を理解 |
| AIを「先生」として使い倒す | ★★★★☆ | 全部無料。使わない手はない |
| ハンズオン形式を通じて、実践的に学ぶ | ★★★★☆ | 肌感覚がないと分かりづらい |
| 公式の無料サンプル問題で仕上げ | ★★★☆☆ | 最後の確認に |
1ヶ月・1日1〜2時間でも、正しい教材と現代のAIを組み合わせれば十分合格できます。
GCPは触れば触るほど面白いプラットフォームです。ACEはその体系的な理解への入り口として最高の資格だと思います。この記事がお役に立てばぜひ いいね をお願いします!