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勉強会文化ゼロの支社で、2026 Japan AWS Jr. Championsの私が立ち上げたクラウド勉強会——部署の壁を越えた交流とアウトプットの文化を作る

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1. はじめに

こんにちは。BIPROGY株式会社の松尾です。
この記事は「2026 Japan AWS Jr. Champions 真夏のQiitaリレー」の41日目の記事となります。
過去の投稿(リンク集)はこちらからご覧ください。

2. 「肩書を活かしたい」——勉強会を立ち上げるまでの経緯

2026年8月某日、AWS Jr. Championsとして、そして社内のAWSコミュニティBIPROGY-G AWS SPARKの活動として、BIPROGY関西支社にて「クラウド勉強会」を開催しました!

本社では、豊洲に拠点を置くSIer所属メンバーを中心としたコミュニティ「豊洲会」など、定期的に勉強会(アウトプットの機会)があります。
Jr. Championsの勉強会が開催されるタイミングには、各社のTop Engineers、Ambassadorsの方も集まり、意見交換やオリジナルLTが行われています。

一方、関西支社には勉強会に参加・開催する文化がほとんどなく。。。
技術やクラウドに興味があっても、それをアウトプットしたり共有したりする場所がないため、当時Jr. Championsを目指していた私は「関西支社に勉強会とアウトプットの文化を根付かせたい!」と思っていました。

そんな中、私自身が「2026 Japan AWS Jr. Champions」に選出され、同期が「Microsoft Top Partner Engineer Award(TPE Award)」を受賞するという出来事が重なりました。若手でもこうした形で評価される場があることを実感し、「この肩書を活かして、何かできるのではないか」と考えるようになりました。

受賞者自身が企画・登壇すれば、クラウド(AWS)に興味を持ってもらう良いきっかけになるはずです。そう考えて今回の勉強会を企画しました。

当日は営業・エンジニアの垣根を越えて15名が参加しました。

本記事では、ゼロから勉強会文化を作る取り組みについて、企画から当日までをふりかえります。同じように「勉強会文化がない」「アウトプットの機会を作りたい」と感じている若手の方の参考になれば嬉しいです。

3. 勉強会の概要

  • 対象:関西支社の若手社員(新人含む)
  • 参加者:15名(登壇者含む)
    • 営業:2名
    • クラウド部署以外のエンジニア(PM):5名
    • その他クラウド関連部署のエンジニアなど:8名(うち2名は新人)
時間 内容
18:00〜18:05 オープニング
18:05〜18:40 LT(7分×5名)
18:40〜19:10 雑談タイム
19:10〜19:25 クロージング
19:25〜19:30 撤収

4. 対象を若手にした理由

今回は新人配属直後の時期だったこともあり、まず若手社員をメイン対象として企画しました。若手のうちからクラウドや勉強会に参加する機会を作ることで、早い段階から興味を持ってもらいたいという狙いがあります。

5. 当日の様子・LTラインナップ

登壇者は全員入社4年目以下の若手です。

  1. 「AWS Award制度のご紹介」(←私)
  2. 「メールの返信をエージェントにやらせ…たい」(←3年目)
  3. 「M365のローコード開発入門」(←4年目)
  4. 「Microsoftの表彰制度について」(←TPE Awardを受賞した同期)
  5. 『「Azure App Service」で数クリックで検証環境を払い出すアプリを作った話』(←2年目)

▼Japan All AWS Certifications EngineersのSWAGを紹介する私
2025年度のSWAGである金ジャケはインパクトが強いらしく。皆さん注目してました!
AWSJr.Champions_松尾.jpg

6. アワード制度を紹介した狙い

LTのテーマは「クラウドに関わることなら何でもOK」とし、登壇者に任せていました。ただ、「2026 Japan AWS Jr. Champions」に選出された私はAWSの表彰制度を、TPE Awardを受賞した同期はMicrosoftの表彰制度を、それぞれLTのテーマとすることを企画初期から決めていました。表彰制度の説明をスライド上の情報としてではなく、実際に受賞した本人の言葉で語ることで、情報共有以上の説得力を持たせたいと考えたためです。

特に新人には、「表彰制度の評価は案件実績だけではない」ということを伝えたいという狙いがありました。LT登壇やブログ執筆といったアウトプット活動、資格取得への挑戦なども評価の対象になります。現に、4年目の私や同期も受賞しています。目指すべき目標やロールモデルがあり、誰にでもチャンスがあること、そしてアウトプットをもっと身近に感じてもらいたいと思っていました。

▼TPE Awardを受賞した同期
若手でも受賞できる.png

一方、営業やPMなど普段クラウドと直接関わらないメンバーには、BIPROGYグループとしての強みやアピールポイントとして受賞実績を知ってもらいたいという狙いがありました。

7. 運営で工夫した4つのポイント

7.1 案内は一度で終わらせない

告知メールを1回送って終わりにせず、開催3週間前・1週間前・前日の計3回に分けて案内を出しました。宣伝媒体もTeamsや社内掲示板を活用し、目に付く回数を増やすように意識しました。告知の存在自体が忘れられないようにするためです。
羞恥心を捨てて「またこの人か!」と覚えられるほど宣伝するのがポイントです!

7.2 お菓子・ジュースで「行きやすさ」を作る

勉強会というと身構えてしまう人も多いので、お菓子とジュースを用意し、雑談タイムを設けることで気軽に立ち寄れる時間として設計しました。結果としてこの時間が、部署を超えた交流のきっかけになりました。
#お菓子と言いつつ、勉強会開始時間が業後=「みんな空腹ではないのか?!」と気を利かせ、(自分が食べたかっただけ)お菓子ではなく、巻きずしメインで用意しました。
LT終わり、「巻きずしを用意しました~!」と言うと、歓声があがったので、巻きずしにハンドルをきったのは間違いではなかったと思います。

▼雑談タイムの様子
雑談タイムの様子.png

7.3 敷居を思いきり下げる

6. アワード制度を紹介した狙いでも記載しましたが、LTのテーマを「クラウドに関わることなら何でもOK」とし、参加対象も「若手社員向け」としつつ実際は年次・部署を問わず参加できるようにしました。事前登録なしの当日飛び込み参加もOKとし、参加のハードルをさらに下げました。ガチガチの技術勉強会にせず、ラフな雰囲気を意識したことが、営業やクラウド部署以外のエンジニアの参加につながったと思います。

▼登壇者の様子
MS担当3年目の方.png
Azure担当2年目の方.png

7.4 登壇者は自分から声をかけて集める

LTの登壇者は公募ではなく、運営を務めた私とTPE Awardを受賞した同期の2人で、一人ひとりに直接声をかけて集めました。その際、「発表内容のレベルや実績は問わない」ことを強調し、気軽に引き受けてもらえるようにしました。

8. 気づき

勉強会文化がなかった支社でも、きっかけと場さえ作れば人は集まり会話が弾むということが、今回の一番の気づきでした。開催前は人が集まるのか、雑談タイムで盛り上がらなかったらどうしよう等々、不安を抱えていましたが、普段接点のない営業・エンジニア・他部署のメンバーが同じ空間でクラウドの話をしたり雑談したりする光景は、企画者としてとても嬉しいものでした。

9. 参加者からのフィードバック

営業・PMの方からは、次のような声をいただきました。

「クラウドで何ができるのかよく分かっていなかったので、勉強会で知ることができてよかった」

「クラウドでどんなアーキテクチャを組めるのかが具体的に分かると、お客様への提案の幅がひろがると感じた」

どちらの声にも共通しているのは、クラウドに対する理解が具体的になったという手応えです。また、2つ目の声にあるように、それが提案の幅を広げることにもつながっているようです。これは、勉強会の目的のひとつだった「クラウド案件への興味の入口をつくる」という狙いが実現した瞬間だったと感じました。

10. まとめ・今後

「アウトプットは当たり前」という文化を作ることや、クラウドへの興味の入口を作ることを目指して始めた勉強会でしたが、それ以上に「部署を超えたつながりができる場」としての価値を強く感じました。営業・PM・エンジニアがクラウドを軸につながることで、お客様への提案力が上がり、ビジネス拡大にも直結すると感じたからです。

関西支社にはまだ勉強会文化が根付いたとは言えません。アウトプットの文化を醸成していくためにも、今回で終わらせず、定期開催につなげていきたいと思います。また、クラウドの魅力や、クラウドで何ができるのか、どんなサービスが実現できるのかをより多くの人に伝え、ビジネス拡大にもつなげていけるよう、対象となる部署・年次の幅も広げていきたいと考えています。

もし同じように、勉強会文化がない環境でイベントを立ち上げようとしている若手の方がいれば、この記事が企画のヒントになれば幸いです。
「どう動くのが正解なのかわからない」という方がいらっしゃるかもですが、イベントに正解はありませんし、正解がないのをいいことにとりあえず動く!というマインドで始めてみてはいかがでしょうか。
小さな一歩でも、始めてみる価値は十分にあると思います。

11. 参考リンク

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