記事:Sharperlightをお手持ちのデータベースに繋ぐで作成し保存したクエリをブラウザで拝見できるレポートにしてみます。
WEBレポートの設計
Sharperlightアプリケーションメニューから「パブリッシャー」を選択します。
”パブリッシャー”ダイログが表示されたら、”新規”ボタンをクリックします。
”クエリーの公開”ダイログが表示されます。ここでWEBレポートの設計を行います。
WEBレポートはクエリが定義されていることが前提となるので、”クエリーを編集”ボタンでクエリの作成を最初に行います。
前回の記事で見た”クエリビルダ”が開きます。前回の記事で作成したクエリがファイルとして保存してあるなら、それをインポートします。
フィルター領域で右クリックメニューを開き、クエリーのインポート、ファイルを選択します。
ファイルエクスプローラが表示されるので、前回保存したクエリファイル xxxxx.qry を選択しインポートします。
保存したクエリが無い場合は、下図を参考に作成します。
プレビューボタンで動作を確認後、OKボタンで終了し”クエリーの公開”ダイアログに戻ります。
”オプション”タブへ移動して、”既定の出力形式”がTableとなっていることを確認。
”一般”タブに戻り”コード”、”グループ”、”タイトル”、”レポートのタイトル”を設定します。
最後はOKを押して保存します。
Sharperlightサービスの開始
WEBレポートの作成が済んだら、WEBレポートを公開(今回はローカルでのみ)するためにSharperlightサービスを起動します。
二通りのタイプがあり、ひとつはアプリケーションとしてサービスを開始する方法、もうひとつはWindowsサービスとして開始する方法です。
今回は前者にしてみましょう。
Sharperlightアップリケーションメニューから「サービス」を選択します。
Windowsのユーザーアカウントコントロールメッセージが表示されるので、はい(Yes)を押して次に進みます。
このようにサービスアプリケーションが起動します。
作成したWEBレポートへのアクセス
サービスダイアログ下部のURLリンクが、サービスのエントリポイントとなります。クリックしてみましょう。
お手元のブラウザにインデックスページがこのように表示されると思います。
左側のメニューから”レポート”->”リスト”を選択します。
「パブリッシャー」で作成されたWEBレポートの一覧が表示されるはずです。先ほど作成したレポートのみが表示されている場合は、下図の5番が示すアイコンをクリックしてレポートを表示します。
多数のレポートが既に存在している場合は、”グループ”フィールドを利用してレポートの一覧を絞り込むことができます。
作成したWEBレポートは、このように表示されます。
レポート上部に赤字で ’Unlicensed’ (ライセンス無)と表示されています。通常Sharperlightはライセンスを購入して使用しますが、ライセンスが無くても一部のアプリケーションとクエリ抽出行制限が99行ということ以外は、なんら制限はありません。ほとんどの機能を試すことができます。
WEBレポートは、グループとコードを利用し一意のキーを生成します。よってSharperlightサービスURLを利用し、以下のようにレポートURLを生成できます。
http://(あなたのサーバー名)/mdService1Rest/Report?query=QiitaSample.ProductsList
このURLを使用して、直接WEBレポートにアクセスできます。
また、WEBレポートは、このようにパブリッシャーから開くことも可能です。