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AWS Summit Japan 2026の感想・メモ

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今年もエージェンティックAIやそれに付随するデータベース、モダナイゼーション・その継続的改善などのトピックがメイン。

総合的な感想としては、要件定義から運用まですべての場面でエージェントAIを使用すべきだなという点と、セキュリティや権限回りのサービス紹介が多かった印象。

基調講演

 AWS Japanの白幡晶彦氏は、Amazon/AWSの成長思想である 紙ナプキンに書かれた「フライホイール」 を紹介し、今後その回転を加速するのがAIエージェントだと説明しています。例として、Blue Originでは2,700以上のAIエージェントが本番稼働し、ソニーグループでは生成AI基盤「Enterprise LLM」を6万5,000人以上が利用している事例が紹介されました。

image.png

 OpenAI Japanの長﨑忠雄氏も登壇し、OpenAIとAWSのパートナーシップ拡大が紹介されました。 GPT-5.5などのOpenAIモデルをAmazon Bedrockで使えること、CodexをAWS環境に導入できること、OpenAIモデルとハーネスを使ったBedrockマネージドエージェントをデプロイできること が説明されています。

 デイブ・ブラウン氏は、AWSのAIエージェント戦略を大きく4領域で説明しています。
業務のためのエージェントでは、社内のメール、チャット、ドキュメント、データレイクなどに散らばる情報をつなぐAIアシスタント 「Amazon Quick」 が紹介されました。情報の関係性を理解し、資料作成やメール送信まで支援する構想です。

 開発のためのエージェントでは、 Kiro、AWS DevOps Agent、AWS Transform が中心です。Kiroは要件・設計・実装タスク・テストまで構造化してコード生成する開発支援ツール。AWS DevOps Agentはリリースや運用の問題をAIが検知・検証し、AWS Transformは既存コードのモダナイズや技術的負債解消を継続的に支援するものです。

 セキュリティのためのエージェントでは、 AWS Continuum が紹介されています。これは脆弱性検出、コードレビュー、ペネトレーションテスト、脅威モデリング、脆弱性対応の優先順位付けなどをAIで自動化していく方向性です。最初は人間が確認する学習モードから始まり、信頼度が上がると自動適用に移る考え方です。

 エージェント構築基盤としては、Amazon Bedrock AgentCore が重要です。AgentCore harness により、エージェントの実行環境、メモリ、データ、ツール、サンドボックスなどをまとめて扱えるようにし、モデルに依存せず安全にエージェントを動かす基盤として説明されています。さらに、Web Search on AgentCore、Amazon Bedrock Managed Knowledge Base、AWS Context などで、最新のWeb情報、社内非構造化データ、構造化データをエージェントに取り込む流れも紹介されています。

 事例では、東京海上日動がAI駆動開発ライフサイクル、AI-DLCを紹介。Kiroを使った検証で開発速度が10倍になり、プロトタイプ作成が半年から1日に短縮されたという話が出ています。ポイントは「AIを入れる」ではなく、仕事のやり方・意思決定・内製化まで変えることです。

 freeeは、AIエージェントによって中小企業のバックオフィス業務を「Done by you」から「Done for you」へ変える構想を紹介しています。Amazon Bedrock、EKS、SageMaker HyperPodなどを使い、本番稼働のAIエージェント、独自小型言語モデル、開発組織のAI活用を進めているとのことです。

領域 注目サービス/概念 意味
開発 Kiro / AI-DLC 要件定義〜設計〜実装〜テストをAI中心に回す
運用 AWS DevOps Agent 障害対応だけでなく、リリース前検証までAI化
モダナイズ AWS Transform 技術的負債の継続的解消
セキュリティ AWS Continuum 脆弱性対応・脅威モデリングのAI化
エージェント基盤 Bedrock AgentCore エージェントの実行・運用・スケール基盤
ナレッジ活用 Managed Knowledge Base / AWS Context 社内データをエージェントが使える形にする

Day1 6/25

AI エージェント精度改善のポイント - Architecture・Context・Tools の設計方針

AI Agentアーキテクチャの種類

  • Single Agent
  • Graph (条件分岐)
  • Multi Agent
  • Agent as tools (オーケストレーターが分析手順を決めて、各Agentを呼び出す)
  • Swarm (オーケストレーターなしで各Agentが相互議論する)

Multi Agentにより似たドメイン知識が混ざることを避けることができる
分析フローを事前定義可能な場合は、graphで実装するのがよい
分析内容や手順がわからない場合は、Agent as tools

上記の全アーキテクチャは、Stands Agentsで簡単に実装できる。

Single Agent Graph Agent as tools Swarm
特徴 単一で完結 事前定義可能 オーケストレーターが処理手順を判断 Agent動詞が協調して判断。分散型
向くケース 少数ドメイン 処理手順固定 フローが不安定 Agent間で議論が必要
考慮事項 ドメイン増加で肥大化 事前定義できない要件に不対応

課題:Lost in the middle
解決策:情報を要約して圧縮する。

課題:Tool呼び出しのリトライによるコスト・時間増加
解決策:Tool設計と呼び出し条件の整備

  • Architecture
    ユースケースを整理し、要件を満たすシンプルなアーキを選択すること
  • Context
    タスクを解くのに必要最低限の情報を設計すること
  • Tools
    AI Agentが理解しやすい完結な定義にし、Tool数を最小限に抑えること

AWS DevOps Agent による自律的インシデント対応 -その能力を引き出す設計のベストプラクティス

障害対応におけるAI利用。

  • AIに任せつつ危険な実行はさせない仕組みが大事

  • 多様なデータソースと連携している仕組み

  • 全メンバーで同じ品質のコンテキストやAI利用能力を有する必要がある

  • 調査スコープを決めて精度を引き出す -> Agent spaceで範囲制限できる

  • テレメトリを充実させて正確性を上げる -> メトリクス・ログを有効化、OpenTelemetryと紐づけ

  • ナレッジ共有が大事 -> Skillsに登録、.mdに記載

Dev Ops Agentで、AWS内の障害の原因調査ができる。

ラヴィットの大規模配信の裏側とサーバレス設計

  • Amazon IVSを使用した大規模映像配信。
  • Amazon APIgateway + Lambda + ElastiCacheで多段キャッシュの実装による速度改善
  • 一部の処理を非道化することで、APIパフォーマンスの向上
  • Amazon Novaで、高速なコンテンツも出レーションを提供

AWS Analytics MCP サーバーで実現するエージェント型データエンジニアリング

課題:ビジネスのスピードに意思決定が追い付いていない

AWS Analysis MCPサーバー

  • Data Processing MCPサーバー:Athena, Glue用
  • Redshift MCPサーバー:Redshift用
  • MSK MCPサーバー
  • OpenSearch MCPサーバー

kiroのUIでデータパイプライン構築をAIエージェントにさせる

  • データ探索
     MCPサーバーが探索を提示とフィールドの確認
  • データカタログ化
  • ジョブ実行
  • ETLジョブの実行
  • データ検証
  • Jupyter NBに使い方のコードが出力
  • Readmeも出力

自然言語で、データパイプラインの構築・実行・検証ができる時代
AWS Analytics MCPサーバーは主要サービスに対応し、べスプラに沿ったコード生成ができる

AWS Infrastructure as Code : 2025 年主要アップデートの振り返り

AWS CloudFormation IDEエクスペリエンス:AWS Toolkit
=> 自走補完やホバーが可能

IaCの早期エラー検証:変更セットの作成
=> 早期エラーの発見が可能

AIはある程度の正確さとスピードが必要だが、インフラは確実な正確性が必要

サーバーレス API のセキュリティ -API 認可の基本を押さえ、AI エージェント時代に備える-

サーバレス設計の際は、認証・認可・検証が必要だとねという話。

Inspector, Gurdduty, Cognito, WAF, APIGatewayの認証認可、IAM設定で解決
サーバレスアプリは呼び出し元のアプリでの認証トークンの管理も大事

  • OAuth2・・・アクセストークン、リフレッシュトークン

  • OpenID Connect(OIDC)・・・IDトークン

  • AIエージェントでのOAuth2適用

  • Agentcore Identityで認証・認可

Day1 6/26

基調講演

  • ハードウェア(半導体)からAWSやってきたよ
    Nitro Systemの仮想化・・・ネットワーク、ストレージI/Oをハードにオフロード、ベアメタルに近いセキュリティ
    Graviton CPU

フィジカルAI・・・ファナックとの協業
AI-DLCによるAI中心の開発サイクル・・・サーバーエージェントとの協業

  • チャールズ・ダーウィン
    「変化を恐れず、変化に対応したものが生き残れる」

  • KIROによる仕様駆動開発
    20倍以上の開発効率化

NTT tsuzumi2

トークナイザー・・・同じ文章でも少ないトークンで理解
AWSに多大な支援をもらって学習している

学習には280kステップ中に何度も異常終了する

クラウドおにぎり

シンプルなAPIGateway+Lambdaのサーバレス構成
裏でEventBridgeやdurable functionがいる

サーバレス原則

  • 単一責任
  • 適切なサイジング
  • パッケージ最適化(起動の速さ)

課題:ユーザーや決済の待ち時間と15分制限
解決策:疎結合、非同期処理、レジリエンスの向上

「最強の剣は振らなくて済む剣である」
カスタマイズはしない方がよい

コールドスタート対策

  • Lambda provisioned concurrency
  • Lambda snapshot
    コストパフォーマンスでどちらにするか選択

Durablefunctionとマネージドインスタンスも紹介

AIエージェントベスプラ

9つのルール

  1. 課題から始めて小さく構成する
  2. ツールとAPI連携を設計する
  3. ロギングを始めから設計に加える
  4. 評価の自動化をする
  5. マルチエージェントの検討
  6. セキュア化する
  7. コードを使用する
  8. 何度も繰り返しテストする
  9. 組織体制を整える

AgenrCore

  • Code interpreter
  • Identity
  • Gateway
  • Observavility
  • Evaluations

Amazon Bedrock AgentCore Identity が解決する3つの課題

  • セキュリティ・・・安全な権限委任
  • UX・・・毎回同意する面倒さ
  • 開発速度・・・各ユースケースごとのエージェントの実装

Amazon Bedrock AgentCore Identityを使用することで解決する

インバウンドAuth・・・UI側の認証・認可
アウトバウンドAuth・・・MCP以降の認証・認可

WATでユーザーを識別し、外部サービスの認証をボールドに保持して再利用できる。

AI エージェントで実現するデータベース運用:検知・推奨・最適化

データベースのパフォーマンス・セキュリティの等の問題をプロアクティブにAIで検知・最適化

各データベースの3つの課題

  • Amazon RDS
  • Amazon Aurora
  • Amazon Redshift

AI エージェントの推論から大規模学習まで" コスト効率と性能が両立する AI インフラ — AWS Trainium の全貌

AWSシリコン

  • Nitro System・・・仮想化基盤
  • Graviton・・・ARM CPU
  • Trainium / Inferentia・・・機械学習向けアクセラレータ

Neuron・・・AWS の AI チップである AWS Trainium と AWS Inferentia を使って、機械学習モデルの学習・推論を高速に動かすためのSDK
NKI (Neuron Kernel Interface)・・・NeuronCore上で動く独自の計算カーネルを書くためのプログラミングインターフェース

AI エージェント時代における責任あるAIのベストプラクティスと実践例

不適切なコンテンツ、機密情報、ハルシネーションの対応

Responsible AIの根幹

  • ガードレールの実装
  • オブザーバリティの確保

なぜこの回答がされたのかをユーザーへ同時に提示する

アーキテクチャ道場

今回のテーマは下記の二つ

  1. コスト・回答品質・レイテンシーの最適化手法
  2. 設計・レビューのAI利用における問題

image.png

2026 Japan All AWS Certifications Engineers の発表

今年ようやくAll Certification Engineerに選定されました!

感想

AIエージェントを一人の同僚として、生産性を上げていくことが本当に大事だなと感じました。
kiro・CodeX・Claude Codeどれでもまずは使って、何かプロダクトを作ることが大事だなと思います。

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