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VSCodeとWSLで作る!Ruby on Rails & Vue.js の環境構築講座

Last updated at Posted at 2020-04-15

どうもShota(@Mii4a_Shota)です!
今回VSCodeとWSLを用いてRuby on RailsとVue.jsで開発できる環境を構築できたので備忘録&アウトプット目的に記しておこうと思います!

1. VSCode

コメント 2020-04-15 025031.png

皆さんご存知、Microsoft社の提供する高機能コードエディターです。
以下のリンクからダウンロードしましょう。

2. WSLのセットアップ

2-1. Windows Subsystem for Linuxにチェックする

コメント 2020-04-15 025524.png
コメント 2020-04-15 025637.png

'設定'>'アプリと機能'>'プログラムと機能'>'Windowsの機能の有効化または無効化'>'Windows Subsystem for Linux' にチェックを入れて追加要素をインストールします。

Microsoft StoreからUbuntuをインストール

![コメント 2020-04-15 030354.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/440707/147586d6-78c4-dc84-d390-70bfeb63c803.png)

正直ここはお好きなディストリビューションを選んでいただいて構いませんが、今回はUbuntuを選びました。
(なお、Ubuntu以外のLinuxディストリビューションを選んだ場合、この後の設定が異なる可能性がありますので、その際はご自身で調べていただけると幸いです。)

2-2. Ubuntuのセットアップ

コメント 2020-04-15 030922.png

Ubuntuを起動し、ユーザー名とパスワードを登録します。

2-3. Remote WSLのセットアップ

コメント 2020-04-15 093611.png
コメント 2020-04-15 093623.png

VSCodeを開き、左側アイコンの拡張機能から、リモート上のUNIX(ここではUbuntu)に接続する・操作するためのRemote WSL、VSCodeからWSLに接続するためのRemote Developmentをインストールしましょう。

コメント 2020-04-15 092558.png

インストールして再起動すると、右下に緑色のアイコンが作られるので、クリックし、

コメント 2020-04-15 092724.png

Remote-WSL: New Windowを選択。

コメント 2020-04-15 092757.png

右下のアイコンが上記のように、WSLWSL:Ubuntuのようになったら接続完了です。

3. Rubyのインストール

**Shift+crtl+@**でターミナルが開くのでそこからコマンドを入力していきます。

3-1. aptの更新

Ruby等をダウンロードするため、パッケージマネージャーのapt等の更新をしていきます。
まず、日本リポジトリに設定します。

$ sudo sed -i'~' -E "s@http://(..\.)?(archive|security)\.ubuntu\.com/ubuntu@http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/ubuntu@g" /etc/apt/sources.list

リポジトリ変更後パッケージの更新を行います。選択肢が現れますが、Yを入力すればOKです。

$ sudo apt update
$ sudo apt full-upgrade

3-2. git / rbenv / Ruby のインストール

rbenvは複数のバージョンのRubyを管理、インストールできるようになるシステムです。

# gitのインストール
$ sudo apt install git

# rbenvのインストール(clone)
$ git clone https://github.com/sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv

# rbenvのコマンドをShellで呼び出せるように登録
$ echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile

# Shellの再起動
$ exec $SHELL -l

# ruby-buildのインストール
$ git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build

# インストールができるrubyのバージョンを確認
$ rbenv install --list

# 今回は最新である2.7.1を使用します
$ rbenv install 2.7.1
$ rbenv rehash
$ rbenv global 2.7.1

rbenv installの際、何らかの要素が足りずエラーが出ることがあります。その際は以下の記事を参考にしてください。

4. Ruby on Rails のインストール

4-1. rails / sqlite3 をインストール

gemでRailsをインストールします。
SQlite3が入っていないとエラーになるため、こちらモインストールします。

# railsのインストール
$ gem install rails

# sqlite3のインストール
$ gem install sqlite3

4-2. Ruby on Rails / Node.js のセットアップ

Rails sで立ち上げるのに必要な、Node.jsをターミナルからインストールします。この作業で何か不具合が出た場合は、以下のリンクで調べてみると手がかりが得られるかもしれません。

# cURLのインストール
$ sudo apt-get install curl

# nvmのインストール
$ curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.35.2/install.sh | bash

# nvmのインストールの確認("nvm"と帰ってきたら成功)
$ command -v nvm

# Nodeのバージョンを一覧表示する(この時点ではまだ何もないはず)
$ nvm ls

nvm lsの際、以下のような画面が出てきたら「何もない」ということで次に進んで大丈夫です。

コメント 2020-04-15 100327.png

インストールを進めます。

# Node.jsの現在のリリースをインストールする(最新の機能強化をテストするためだそうです)
$ nvm install node

# Node.jsの最新の安定したLTSリリースをインストールします(推奨とのこと)
$ nvm install --lts

# Node.jsのバージョンを再度一覧表示
$ nvm ls

以下のように表示されたら大丈夫です。

コメント 2020-04-15 101108.png

4-3. Node.js / npm のバージョン確認

念のため、Node.jsやnpmがしっかりインストールされており、現在の既定のバージョンであることを確認しましょう。

# Node.jsのバージョン確認
node --version

# npmの確認
npm --version

4-3. yarnのインストール

Rails6から標準装備されているwebpackerをインストールするために、yarnをインストールします。以下のコマンドを打ってください。
また、ディストリビューションが異なる際は、以下の公式リファレンスを参照してください。

$ curl -sS https://dl.yarnpkg.com/debian/pubkey.gpg | sudo apt-key add -
$ echo "deb https://dl.yarnpkg.com/debian/ stable main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/yarn.list
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install yarn

5. rails new

いよいよアプリ作成です。
今回はVue.jsを使えるようにするため、rails new hogehoge --wabpack=vueを入力します。(hogehogeの部分には、お好きなアプリ名を入れてください)

$ rails new hogehoge --wabpack=vue

エラーもなく、順調に作成出来たら、アプリのディレクトリに移動し、bundlerを用いて必要なgemをインストールしましょう。

$ cd hogehoge
$ bundle install

rails server

ようやく最後です!
アプリのディレクトリ移動したことを確認したら、

$ rails s

を入力してローカルサーバーを立ち上げましょう。
その際、以下のようなエラーが起きる場合があります。(yarnが最新版ではないようです)


warning Integrity check: System parameters don't match                                 
error Integrity check failed                                                           
error Found 1 errors.                                                                  


========================================
  Your Yarn packages are out of date!
  Please run `yarn install --check-files` to update.
========================================


To disable this check, please change `check_yarn_integrity`
to `false` in your webpacker config file (config/webpacker.yml).

その時は落ち着いてyarn install --check-filesと入力し、yarnをアップデートして、再度rails sを入力しましょう。

5-1. rails serverが成功したら

$ rails server
=> Booting Puma
=> Rails 6.0.0 application starting in development
=> Run `rails server --help` for more startup options
Puma starting in single mode...
* Version 3.12.1 (ruby 2.6.3-p62), codename: Llamas in Pajamas
* Min threads: 5, max threads: 5
* Environment: development
* Listening on tcp://localhost:3000
Use Ctrl-C to stop

上記のように出力されていることを確認できたら、
ブラウザ(ここではchrome)でhttp://localhost:3000/にアクセスしてみましょう!

コメント 2020-04-15 102120.png

この画面が表示されていたら成功です!
お疲れさまでした!

6. まとめ

  • まずはもう何が何でも公式サイトを調べる
  • 出力メッセージをしっかりと読むこと
  • エラーを直すためにググりすぎてよくわからなくなってしまったら、諦めず最初からやり直して、うまくいきそうなパターンを調べること

自分もこの環境を構築するまで数時間かかったのですが、この3つの事柄を頭に入れて調べることが大切だと思いました。
この環境構築のまとめが誰かの助けになったら幸いです。ありがとうございました!

7. 参考

WSLで作るRuby on Rails環境構築 ~VSCode Remoteを添えて~
Visual Studio Code
Microsoft Docs
インストール | yarn

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