概要
会場やリモートなどでプレゼンを行う際に聞き手の印象を上げるコツをまとめてみました。
目次
事前準備
発表時
事前準備
自分である程度深く理解しておく
発表を行うにあたって、事前にある程度内容を深く理解しておくことが必要です。深く理解しておかないと質疑応答の時間で詰まってしまったり、プレゼン中もドッグワードが多くなってしまいます。また深く理解しておくことは発表時の自信にもつながります。
必ず伝えたい内容をメモしておく
緊張が強くて声が震えてしまうような人は、事前に「必ず伝えたい内容」をメモして持っておくとよいです。そのメモが、緊張しすぎて何を一番伝えたかったかが頭から飛んでいってしまったときの助けになります。
後半に興味を引くような内容を盛り込む
後半に聞き手が興味を引くような内容を盛り込めば、聞き手が途中で飽きるということを防ぐことができます。
聞き手が自然と考えるような質問を考えておく
例えば簡単な問いかけをしてみたり、この数字は何の数字だと思いますか、など、ふと聞き手が考えるような質問をすると、自然とプレゼンに集中してもらいやすくなります。
発表時の動画を撮影して聞き手側の印象を把握する
自分がどんな話し方をしているかが不安な場合、スマホなどを使用して一度発表形式で行ったものを動画に撮影して確認してみるのもよいです。無意識に出てくる自分の欠点や、意外と上手に話せているなど、意外と多くの発見があると思います。
実際の動画をみることで自分のイメージしている話し方とのギャップが分かり、改善点が見つけやすくなります。
また、リモートでの発表になる際は録画ではなく録音でもいいと思います。
自分も発表の練習として録音してみましたが、ハキハキ大きな声で話しているつもりでも声が細くダミ声になっていました(汗
本当に自分の想像より声って届かないんだなと思いました。(声質もあるかもしれませんが…)
上を踏まえて個人的に少し大きな声で叫ぶイメージで話すと丁度良い感じになっていました。あと、上の場合と比べて自然と自信をもっているようにも聞こえました。
自分の場合はイメージと実際の印象のギャップが大きかったので、この方法はすごくためになりました。
発表時
冒頭に親しみをもってもらうためのアプローチを行う
特に見た目や話し方が硬い人は、プレゼン中も聞き手に硬い印象を持たれてしまいやすくなります。その場合は冒頭に真逆の自分を少し伝えておくのも一つの手法です。ただ多く話過ぎると逆効果なので、簡単に話せる内容を準備しておくとよいです。
何を伝えたいか、概要を冒頭で説明する
最初に概要を伝えておくことで、聞き手は全体像をつかんだ状態で安心してプレゼンを聴くことができます。ただし冒頭で詳細に話過ぎるとその後の話と重複してしまい、またどこが大事なのかも聞き手は分からなくなってしまいがちなので、簡単に話すことが大事です。
原稿を見すぎない
リモートでの発表ではなく対面形式で発表する場合は、手元の原稿やスライドばかりに目線を置いていると、聞き手を置いていってしまうこともあります。なので時折聞き手の目を見て話すことが重要です。ただ目を見ると緊張するという場合は、発表する会場の四隅を見渡すようにすると良いです。
目線を聞き手に移すことで、聞き手は「自分たちに語ってくれているんだ」という気持ちにさせることができ、プレゼンに集中してもらいやすくなります。
ドッグワードをなるべく使用しない
「えー」「えーっと」「あー」「あのー」「そのー」というような人間が話すときに無意識に出る意味を持たない言葉はドッグワードと言われます。ドッグワードが多いと聞き手が聞き辛くなってしまい、いい印象も与えれません。ドッグワードが出そうになった時は一旦話すのをやめて間をとるのもよいです。
補足知識ですが、脳はファジーなレベルでも理解したつもりになれるらしいです。なので資料を作成しているときは理解しているつもりでも、いざ人前で発表する際に論理的に言葉で伝えようとすると上手く言葉に出なくて詰まってしまうことも多いです。加えて人は沈黙を怖がるという心理があるので、そのようなタイミングで場繋ぎにドッグワードが出てしまうらしいです。
ドッグワードを避けるためにはあらかじめ本番のように練習しておくと、どのようなところで詰まりそうかがわかるので対策を打つことができます。
ちなみに自分は特に意味のない場所で繋ぎの言葉として「そうですね」を言ってしまう癖があります。相手の質問に対していうのではなく、発表時の繋ぎとして。こういうのはドッグワードに入るんでしょうかね…?
あとは「まあ、あのー」や「ちょっと」「ちょっとあの」「えっと」も無意識に無駄に多く使用する癖があります…。
参考
ゆっくり大きな声で話す
ゆっくり大きな声で話すということは、聞き取りやすい声で話す、ということです。逆に早口だったり小さな声だと聞き手は聞き取ることに集中してしまい、プレゼンの内容を頭に入れたり、考えることができなくなってしまいます。
また早口だと呼吸が早くなるので呼吸が浅くなります。そのため徐々に交感神経が優位になって、興奮状態になってしまいます。ゆっくりと話すことで自分も落ち着き、相手にも落ち着いた印象を与えられます。
ゆっくり話すときのコツとしては、口を少し大きく開いて話す事です。
加えて、耳か良い人だと普通に話しているつもりでも意外と小さな声になっていて、相手に声が届いていない場合があります。
- 自分は重複したことを言ってしまったり、くどく話してしまっているなと自分で感じたとき、早く話を終わらせないとという気持ちが先行して早口になってしまう場合があります。
- プレゼントは少し外れますが、早口だと意見が違う場合に攻撃的な印象を与えてしまいます。
- 早口が全くダメというわけではなくメリットもあるので、日常会話に関しては早口とゆっくりとを状況によって使い分けるのが良いかと思います。
参考 (プレゼントは少し離れますが)
語尾をはっきりと言う
時々語尾が小さくなってしまう人がいますが、語尾が聞き取れないと意味を正確に伝えられません。例えば「●●しました」や「●●しません」の語尾が聞き取れないと、もしかしたら意味を逆に捉えられるかもしれません。また語尾がはっきりしないと意思が伝わらず、自信がない印象を与えてしまいます。
終わりに
最初は全てを意識するのは大変かと思いますので、場数を踏みつつ少しずつ意識していくと良いかと思います。資料作成に関するコツについてはこちらにまとめています。