概要
PowerPointで資料を作成して発表する際に、どういうところに注意すればよりよくできるかTipsをまとめました。
目次
作成する前
作成中
- スライドマスターを使用する
- ひとつのスライドに多くのメッセージを込めすぎない
- 余白をとる
- フォントを統一する
- 大切な部分はアクセントをつける
- 画像やグラフを多くする
- 長い文章を表示する際は行間を空ける
- 関連のある項目は近い場所に配置する
- 左上から右下に向かって読めるようにする
- 色合いを確認する
- イラストや図はなるべく整列させる
- 矢印を使用する際はスタイリッシュにする
- 発表を行う場所の環境に合わせて調整を行う
- やってはいけないことをおさえる
発表に備えて
作成する前
求められている情報を整理する
作成に取り掛かる前に、この資料によって何を求められているかを整理してから作成すると、資料の全体的な構成が組み立てやすくなります。
読み手をイメージする
誰に向けてプレゼンを行うかで、構成や書き方も変わってきます。なので先に読み手をイメージしておくことが大事です。もちろん作成中も読み手のイメージは大事です。
資料全体の構成を考える
作成に入る前に、ある程度構成を先に考えておくとよいです。その際は「表題」「問題点」等、箇条書きしておいて、一つ一つの項目の中でも何を伝えたいか書き出しておくとよいです。
作成中
スライドマスターを使用する
スライドマスターはパワーポイント全体のレイアウトを統一できる機能です。この機能を使用することにより、手動でひとつひとつのシートのレイアウトを統一する手間が省けます。
ひとつのスライドに多くのメッセージを込めすぎない
ひとつのスライドに多くの情報を詰め込むと、読むのが疲れたり、何が言いたいかわからない状態になってしまいます。情報を絞ることにより、読みやすさに繋がります。
基本的に1スライド1メッセージにすると読みやすくなります。
余白をとる
スライドに余白がないと、全体的に窮屈な印象になり読み辛くなります。スライドの余白を取ることで読み手にストレスを与えません。
フォントを統一する
フォントを統一しておくのも基本です。また選択するフォントも「游ゴシック」や「メイリオ」、「BIZ UDPゴシック」など、読み手が見やすいフォントを選択することも大切です。
「MSゴシック」のような太字に対応していないフォントだと、太字にしてアクセントをつけることができなくなりますので、太字に対応していないフォントを使用するのは避けた方がよさそうです。
大切な部分はアクセントをつける
資料の中でも特に大切な部分は文字を強調したり背景を少し変更するなどして、協調して表示すると分かりやすくなります。例えば数字の場合は、数字だけフォントを大きくするのもコツの一つです。
画像やグラフを多くする
文字以外にも画像やグラフにできる情報は、文字以外の情報に置き換えると良いです。ただし画像やグラフの装飾を派手にすると見辛くなるので要注意です。
長い文章を表示する際は行間を空ける
どうしても長い文章になってしまう部分では、文章の区切りごとに行間を開けるとみやすくなります。
行間は「ホーム」タブにある「行間のオプション」から設定するとより良くまとめられます。
関連のある項目は近い場所に配置する
資料の中で関係がある項目については近い場所に配置する形が見やすいです。
例えばグラフがあり、そのグラフを説明している文章が少し離れていると見辛くなります。このような異なるオブジェクトの場合でも関連する項目はなるべく近い場所に配置すると見やすさがアップします。
左上から右下に向かって読めるようにする
文字や図形、グラフを配置する際も順番が大事なら、先に読ませる部分を左側あたりに配置し、最後に読ませたい部分は右側あたりに配置します。
また、過去と未来等、時系列のある内容についても「過去を左側、現在を右側」で配置するとよいです。
色合いを確認する
メインカラーをひとつ選択し、パワーポイント資料全体のイメージを統一すると見やすいです。メインカラーの他にもサブカラーも少し使用すると良いです。
お勧めなのが役割ごとに3色用意して、その配色比率を70:25:5にすることです。
背景色を70、メインカラーを25、アクセントカラーを5の比率で色を使うと、とても見やすくなります。
イラストや図はなるべく整列させる
意味のあるイラストや図を使用する場合、なるべく縦、または横に整列させておくとみやすくなります。
例えば同じような種類の図が並んでいるのに斜めに並んでいると、とても見辛くなります。
矢印を使用する際はスタイリッシュにする
PowerPointで資料を作成している際、矢印の図形を使用する場合は意外と多くあるかと思います。その際、「➡」のような矢印を使用すると少し矢印が目立ってしまいます。逆に「▶」のような三角形を矢印の意味として使用すると、少し矢印が目立たたなくなり全体的にスマートな印象を与えます。ただこの辺りは好みの部分もあるかと思います。
発表を行う場所の環境に合わせて調整を行う
背景色や文字の色など、発表を行う場所に合わせて読み手が読みやすいように調整するのも良いです。
やってはいけないことをおさえる
こちらのサイトの上部にPowerPoint資料を作成する上でやってはいけないことが記載されていました。
やってはいけないことをやらないだけでも見やすさは大きく違ってくると思います。
発表に備えて
発表者ツールを使用する
発表者ツールは、パソコンとプロジェクターなど、2画面構成を使用出来る際にパソコンとプロジェクターで別々の画面を表示でき、パソコンには発表者用の画面を表示できる機能です。
スライドごとにカンペ (機能的には「ノート」と言います) を作成出来たり、次のスライドも確認できたり、発表する際の時間を計ることができます。