概要
応用情報技術者試験にでてくる数字+アルファベット一文字のワードを纏めました。
目次
4P分析
以下の4つのPを用いて行うマーケティング戦略のこと。一般的に下記の順番で実施される。
- Product (製品)
どのような製品やサービスを提供するか - Price (価格)
製品やサービスをどのような価格で提供するか - Place (流通)
製品やサービスをどのように提供するか - Promotion (販促)
製品やサービスをどのように販売促進するか
1960年にマーケティング学者のエドモンド・ジェローム・マッカーシーが提唱した。
4P分析は分析法の中でも基礎といえる。
7P分析
4P分析から進化した分析法。
サービス業のマーケティング戦略を行うために使用される。
4Pから以下の3つのPが追加されている。
- People (人)
- Process (販売プロセス)
- Physical Evidence (物的証拠)
サービス業は、製品といった形がないことや、製品の個数という切り分けができないほか、蓄えることができないといった特徴があり、これらを分析するには4Pのみでは難しい。
そのような無形のサービス業にとってもベストな分析を行えるよう、3つのPが追加された。
3C分析
以下の3つのCを使用した分析方法。
- Customer (顧客)
- Competitor (競合)
- Company (自社)
市場環境や企業を取り巻く業務環境を分析するための手法。
KFS (Key Factor for Success) を見つけることを目的に作成された。
大前研一が1982に出版した著書「The Mind of the Strategist」の中で3C分析を提唱し、世界的に広まった。
この本の中で、「顧客」「競合」「自社」の3つの関係を「戦略的三角関係(strategic triangle)」と呼んでいる。
4C分析
以下の4つを使用した、マーケテイングにおける分析方法のこと。
- Customer value(顧客価値)
- Customer Cost(顧客コスト)
- Convenience(利便性)
- Communication(コミュニケーションのとりやすさ)
4P分析から派生した。4P分析は「企業視点」だったのが、4C分析は「顧客視点」の分析になっている。
4P分析のころは、企業が商品を作れば売れる、という時代だったのが、作っても特別な特徴がなければ売れ辛い、という時代に変わっていき、4C分析の重要度が高まった。
また、他の「4C分析」として、3C分析に「Co-Operator (協力者)」を加えた「4C分析」という考え方もある。
※協力者は、企業間の同盟等によってビジネス強化を図る要素。
なので、4C分析には
- 4P分析から派生して誕生したもの
- 3C分析に新たな要素がプラスされたもの
の2種類がある。
5F分析
以下の5つの観点で分析する手法。
- 業界内の競合の脅威
- 新規参入の脅威
- 代替品の脅威
- 買い手の交渉力
- 売り手の交渉力
5F分析の対象は、個々の企業ではなく、業界に対して行われる。
なので、分析を通じて、自社を取り巻く業界について客観的にみることができ、今後の事業展開に生かすことができる。