Grafanaとは
Grafanaは、1つの統合されたダッシュボードですべてのメトリクスを表示および分析できる視覚化ツールです。 GraphiteやPrometheusなどの任意のソースからメトリクスデータをプルし、そのデータを表示して、ダッシュボードでそのデータを美しく表示させ、理解することができます。 Grafanaのダッシュボードは、ヒストグラムやヒートマップ、世界地図まで、さまざまな方法で情報を視覚化できるように設計されています。 Slack、PagerDutyなどを介してユーザーと通信できるアラート機能も付随することが出来、分析を容易にするいくつものプラグインで共有、ダウンロード、拡張もできるので、とても便利です。 Grafanaはオープンソースですが、サービス化されたGrafanaはMetricFireを通じて利用できます。
無料トライアルに登録して、Grafanaダッシュボードを作成し、どのようなものかを理解してみるのが良いでしょう。Grafanaの良さを実際に体験できます。 デモを予約出来るので、質問などがあれば問い合わせてみるのも良いでしょう。
Chronografとは
Chronografは、InfluxDB 1.xのユーザーインターフェイスおよびダッシュボードツールです。 InfluxDBは、Go言語のオープンソースの時系列データベースであり、運用監視、アプリケーション監視、IOTおよびその他のリアルタイム分析用に最適化されています。 Chronografはほとんどの場合、InfluxのTICKスタック(Telegraf、InfluxDB、Chronograf、Kapacitor)の一部として使用され、Chronografを使用すると、ダッシュボードでデータを照会および視覚化できます。 また、Chronografは、InfluxDBデプロイメントの管理ツールであり、Kapacitorのインターフェースでもあります。 すべてのアラートプロセスはChronografによって促進されますが、最終的にはKapacitorによって処理されます。 またChronografの特徴として、始めから22個の既製のダッシュボードが付属されているので、簡単にセットアップできます。 Chronografはオープンソースですが、InfluxDBクラウドを通じてサービス化されバージョンも提供されています。
Grafanaの使用が適している時
次のような場合にGrafanaを使用すると良いでしょう。
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美しくシンプルな注釈付きグラフが必要
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メトリクスまたはログのソースが複数あり、それらを1か所で確認する必要
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ダッシュボードを組織全体で共有する必要
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特定のチームのニーズに基づいて情報を再編成する必要
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使いやすいクエリビルダーが必要
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イベントのアラートが必要
Chronografの使用が適している時
次のような場合ではChronografを使用すると良いでしょう。
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InfluxDBデータベースを使用している
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InfluxDataによるTICKスタックを使用しています。
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Go and Reactで作業しています。
価格の比較
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Grafanaはオープンソースなので、無料です。
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MetricFireによるビジネス対応のGrafanaが統合されたGraphiteまたはPrometheusの監視サービスは、複数ユーザーとシェアが可能で月額99米ドルからです。
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Chronografはオープンソースであり、無料です。
-InfluxDB Cloudのサービス化されたChronografは、使用量ベースのプランがあり、監視するユーザー1人当たり月額50米ドルから始まります。
重要なポイント
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Grafanaは、さまざまなコレクター、エージェント、ストレージエンジンと統合できます。
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Grafanaはオープンソースであり、無料です。
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MetricFireはGrafanaを統合済みの監視ツールを提供しています。
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ChronografはInfluxData製品でのみ使用されます。
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GrafanaとChronografはどちらもオープンソースであり、同程度の価格でサービス化されたものがMetricFireとInfluxDataにより提供されています。
サービス化されたGrafanaをよく理解し、Chronografとの比較をしてみてください。MetricFireのGrafanaを備えた監視ツールがあなたの監視をどう効率化させてくれるのかを試してみるのが良いでしょう! 無料トライアルを入手して、その使用を開始してみましょう。 気軽にデモを予約して、MetricFireのさらなる情報を聞き出すのもいいかもしれません。
それでは、またの記事でお会いしましょう!