【49日目】
トピック 5:SAPS/4HANAでのプロセス指図(6/6)
≪問題49≫
品質管理部門が原材料ロットで逸脱を検出しました。不都合なことに、このロットは生産ですでに使用されています。影響を受けるすべての完成品在庫をどのようにして特定できますか。
(2つ選択)
□ロット決定を使用する。
□ロット継承を使用する。
□ロット情報コックピットを使用する。
□ロット使用先一覧を使用する。
≪解答≫
□ロット決定を使用する。
□ロット継承を使用する。
■ロット情報コックピットを使用する。
■ロット使用先一覧を使用する。
≪解説≫
◆ロット情報コックピットおよびロット使用先一覧は、ロット管理の情報システムです。
(1)ロット使用先一覧は、企業全体のロットの経路を文書化し、製造物責任の範囲内で使用されます。このレポートでは、品質上の理由などでリコールが必要なロットを検索することができ、トップダウン分析を使用してロットの取得元を特定し、ボトムアップ分析を使用してロットが移動した先を特定します。ロット使用先一覧は、ロット情報コックピットから開始することができます。
(2)ロット情報コックピットは、ロットデータの包括的な評価オプションを提供する中心的なツールです。ロットデータ(品目、在庫、有効期間データ、分類に保存されているスペックデータなど)の柔軟な選択を開始することができます。既存のロット機能(ロットマスタ、ロット使用先一覧、在庫状況照会、最小有効期間評価など)も統合されています。
◆ロット決定は、生産に必要な特定の品目規格を持つロットを割り当てる機能であり、在庫内のロットが検索され、特定の選択基準および検索方針に従って選択されます。
◆ロット継承は、生産時に構成品のロット情報を生産品のロット情報にコピー(継承)する機能であり、ロット情報のメンテナンスの省力化や入力ミスの削減が可能となります。