【2日目】
トピック1:企業構造とマスタデータ(2/11)
≪問題2≫
調達の組織構造の特徴はどれですか。
(3つ選択)
□保管場所キーは会社コード内で一意である必要がある。
□1つのプラントを複数のクライアントに割り当てることができる。
□1つの保管場所は1つのプラントにのみ属することができる。
□複数の保管場所を1つのプラントに割り当てることができる。
□1つプラントは1つの会社コードにのみ属することができる。
≪解答≫
□保管場所キーは会社コード内で一意である必要がある。
□1つのプラントを複数のクライアントに割り当てることができる。
■1つの保管場所は1つのプラントにのみ属することができる。
■複数の保管場所を1つのプラントに割り当てることができる。
■1つプラントは1つの会社コードにのみ属することができる。
≪解説≫
◆会社コード、プラント、保管場所の特徴と割当方法は以下のとおりです。
(1)会社コード
- 会社コードは、外部への報告が可能な財務会計の最小の組織ユニットであり、たとえば、企業グループ内の1つの会社など、独自の財務諸表を作成する独立した単位を表します。
- 会社コードは、クライアント内で一意の4桁の英数字で定義されます。
(2)プラント - プラントとは、生産、調達、プラント保全、品目計画の視点から企業を細分化した、ロジスティクス内の組織ユニットであり、生産施設、地域の営業所、企業の本社、整備拠点のような企業内のさまざまなエンティティを表します。
- プラントは、クライアント内で一意の4桁の英数字で定義されます。
- 1つのプラントは、1つの会社コードにしか割り当てることができませんが、複数のプラントを1つの会社コードに割り当てることができます。
(3)保管場所 - 保管場所とは、プラント内の在庫品目を区別するための組織ユニットであり、数量基準在庫管理がプラント内の保管場所レベルで行われます。また、実地棚卸もこのレベルで実行されます。
- 保管場所は、プラント内で一意の4桁の英数字で定義されます。したがって、プラントごとに同じ保管場所キーを使用することができます。
- 保管場所は、常に特定のプラントに属しますが、複数の保管場所を1つのプラントに割り当てることができます。