【51日目】
トピック 6:SAPS/4HANAの需要管理(2/5)
≪問題51≫
最終製品に対して受注生産計画シナリオを設定しようとしています。部品表/配合表には2つの構成品目が含まれています。1つは受注ごとに個別に調達する必要があり、もう1つはすべての独立所要量に対してまとめて調達する必要があります。最終製品の需要予測は実行できません。これを実現する設定として、正しいものはどれですか。
□計画方針50(最終組立なしの計画)および対応する二重MRP区分を選択する。
□計画方針20(受注生産)および対応する二重MRP区分を選択する。
□計画方針20(受注生産)および対応する個別/包括区分を選択する。
□計画方針50(最終組立なしの計画)および対応する個別/包括区分を選択する。
≪解答≫
□計画方針50(最終組立なしの計画)および対応する二重MRP区分を選択する。
□計画方針20(受注生産)および対応する二重MRP区分を選択する。
■計画方針20(受注生産)および対応する個別/包括区分を選択する。
□計画方針50(最終組立なしの計画)および対応する個別/包括区分を選択する。
≪解説≫
◆受注生産において、構成品目の品目マスタ内の個別/包括所要量区分によって、特定の得意先所要量に対して構成品目が個別セグメント内で調達されるかどうかが決まります。
- 個別/包括所要量区分=1(個別所要量)この区分は、品目が受注に対して特別に製造または調達されることを意味します。所要量ごとに特別に個別セグメントが登録されます。個別所要量は、上位レベルの品目によって包括所要量が生成されない場合にのみ登録されます。
- 個別/包括所要量区分=2(包括所要量)この区分は、品目がさまざまな所要量に対して生産または調達されることを意味します。所要量は、正味所要量セグメントに含まれています。
- 個別/包括所要量区分=空白区分を空のままにすると、構成品目は上位レベルの組立品目と同じ方法で計画されます。受注生産方式で最終製品の場合は、個別所要量を意味する1に置き換えられます。
◆計画方針20は、純粋な受注生産(組立品目または構成品目の計画なし)ですが、計画方針50は、最終製品の受注の受入前に、特定の組立品目を生産または調達する方式です。受注に依存しない計画は、計画独立所要量を使用して行われ、これらの計画独立所要量は、需要予測に基づいて最終製品に対して登録されます。