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AWS Storage Gateway について知ってることをまとめてみた

Last updated at Posted at 2019-10-26

###前置き
知識の整理用に書きました。間違ってたらご指摘お願いします。

#AWS Storage Gatewayとは

AWS Storage Gateway は、既存のオンプレミス環境と AWS クラウドを接続するハイブリッドクラウドストレージサービスです。
(公式より)

・・・って言われてもよくわからん:thinking:

オンプレ環境にあるデータをいい感じにクラウド上のストレージに置きますよーそのためのゲートウェイですよー、みたいな感じ。オンプレのデータをAWS上に置くことで、AWSの高い可用性を享受でき、バックアップやDR(=災害復旧)が達成できる。

ゲートウェイとは
プロトコルの異なるネットワークとネットワークが通信するときのハードウェアやソフトウェア。異なるプロトコルやデータ形式を自動的に変換する。

##AWS Storage Gatewayの利点
・オンプレのデータをAWSの可用性の高い環境下でバックアップできる
・標準でデータが暗号化される
・AWSのモニタリング、セキュリティ等のツールを活用できる
etc

##データの格納先
・S3
・EBS
・Glacier
ストレージゲートウェイの種類によって格納先が異なる。

##種類
1. ファイルゲートウェイ
2. ボリュームゲートウェイ
  ーキャッシュ型(Gateway-Cached Volumes)
  ー保管型(Gateway-Stored Volumes)
3. テープゲートウェイ

###1. ファイルゲートウェイ
オンプレに保存しているファイルをS3のオブジェクトとして保存する。
S3の1オブジェクト=オンプレの1ファイル
直近に使用されたデータはゲートウェイ上に保存するため、低遅延なアクセスが可能。

###2. ボリュームゲートウェイ
オンプレのディスクデータのスナップショットをS3に保存する。
S3の1オブジェクト=1スナップショット
ボリュームゲートウェイには、キャッシュ型と保管型の2種類の方法がある。

####キャッシュ型
Gateway-Cached Volumes
プライマリデータをS3に保存して、頻繁にアクセスされるデータはキャッシュしてローカルに保持する。そのため頻繁にアクセスされるデータへの低遅延アクセスが実現できる。
アプリケーションがデータをリクエストすると、ゲートウェイはまずキャッシュストレージでそのデータを探し、なければS3に探しにいく。

####保管型
Gateway-Stored Volumes
メインデータはローカルに保存する一方で、そのデータを非同期にAWSにバックアップする。
データがローカルにあるので、データ全体に対して低遅延でアクセスできる。
EBSへのリストア(=復元)も可能。

###3. テープゲートウェイ
物理テープライブラリの代替として、ストレージゲートウェイを仮想テープライブラリとして使用する。
バックアップソフトウェアを使用することでS3、Glacierにデータを退避することもできる。

##セキュリティ
AWSと各Gateway間のデータ転送はSSLで暗号化される。
クラウドストレージ側のデータはAES-256を用いて暗号化される。

##さいごに
Storage Gateway、あんまりまとまっている資料とかページが少なくて、概要をつかむのに少し苦労しました。おすすめの資料とかあれば教えてほしいです。

##参考
AWS Storage Gateway の特徴
AWS Storage Gateway のよくある質問
AWS Black Belt Online Seminar 2017 AWS Storage Gateway

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