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この記事を読めば、わかること

10分で、PolarDB for MySQLを作成し接続できるようにします。
ステップ・バイ・ステップの図解で、PolarDB for MySQLをセットアップする手順が理解できます。

プリセールス界隈では、「ちょっと、このサービス仕様の動作について、この製品と組み合わせて調べておいて、明日までね」と言うのは、稀によくあって、しかもタイミングよく続く事も稀によくあるので、未来の自分に備忘録として残しておきます (稀によくある、と言いたいだけやん。。。)

ステップの流れ

全体の流れは、以下の通りです。

  1. クラスタ の作成
  2. エンドポイント の作成
  3. ホワイトリスト の設定
  4. 管理アカウント の作成
  5. データベース の作成
  6. 標準アカウント の作成
  7. 接続の確認
  8. おまけ 利用後のクラスタ削除

Alibaba CloudのVPC設定やBillingの登録は済んでいる前提で記載します。
最小限の構成で、PolarDB for MySQLをセットアップし、自分のPCからアクセスできる所を目指します。

1. クラスタ の作成

PolarDBは、クラスタと呼ばれる単位で生成され、クラスタは「プライマリノード」、「読み取り専用ノード」で構成され、「読み取り専用ノード」は15台までスケールアウトすることができます。

今回は「クイック購入 (Quick Purchase)」でクラスタを作成するので、1ノード構成でセットアップします。
※全部入り環境を、1ノードで構成できるので、動作確認のユースケースではありがたいオプションです。2ノード以上で構成したい場合は、「カスタム購入 (Custom Purchase)」を選択して下さい。

a. PolarDBサービスを選択し、概要メニューから「クラスタの作成」をクリック
image.png

b. 「クイック購入(Quick Purchase)」の選択、「課金方法」を任意選択(今回は「従量課金」を選択)、リージョンは任意選択(今回は「東京」を選択)、「ノードの仕様」を選択(今回は「2コア4GB(汎用)」を選択)、「従量課金サービスプロトコル」をチェックし、「今すぐ購入する」をクリック。
クラスタが作成されるまで待機 (1分もかからず完了すると思います)
image.png

2. エンドポイント の作成

パブリックのエンドポイントを作成し、インターネットからアクセスできるようにします。

a. 該当クラスタを開き、「アドレス」エリアの「パブリック」にある、「申請」をクリック
image.png

b. 任意のアドレスを指定する
image.png

まれにパブリックアドレスの生成に失敗するので、少し待ってから再度、申請を実施すれば、大体成功します
エラーコードは、「Database.ConnectError」となっていますが、パブリックアドレスの生成に失敗した時にでます。

3. ホワイトリスト の設定

今回は、まずは自分のPCからインターネット経由で接続を実施したいので、自分のネットワークのグローバルIPを登録します。
a. 「ホワイトリスト」メニュー の「IPホワイトリストの追加」をクリック
image.png

b. 「IPホワイトリスト名」を任意の名前で入力し、「IPアドレス」にIPレンジを、xxx.xxx.xxx.xxx/32 等で設定しましょう。連続入力する場合は「カンマ区切り」で入力します。
image.png

永続的に、Elastic Compute Service (ECS)等の内部ネットワークから接続する場合はセキュリティグループを利用するのが便利で一般的かと思いますので、用途に応じて、選択しましょう

4. 管理アカウント の作成

「アカウントの作成」をクリックし、管理アカウント(Admin)を作成します。
なお「Admin」の名前のアカウントは、予約名なので使えませんのでその他のものにしましょう
image.png

5. データベース の作成

「データベースの作成」をクリックし、任意のデータベース名、文字セットを選択しましょう。
権限付与アカウントは、空白でも問題有りません。
image.png

6. 標準アカウント の作成

再度、「アカウントの作成」をクリックし、標準アカウントを作成します。実運用目的のユーザーアカウントを作成すると言う感じですね。
この際に、データベースを選択し、かつ「読み書き」権限を選択します。
image.png

デフォルトだとRead権限のみなので、必ず、「読み書き」権限を付与しましょう
image.png

7. 接続の確認

概要画面から、「アドレス」エリアの「パブリック」にある、コピーボタンをクリックして、パブリックネットワークアドレスを取得して下さい。

任意のDBアクセスツール(DBeaver等)から、パブリックネットワークアドレス、ポート番号、データベース名、標準アカウント、パスワードを設定して、接続ができることを確認します。
接続できればOK!その後は、スキーマやテーブル、カラムを作成してデータを格納、取得したりしてみて下さい。

8. おまけ 利用後のクラスタ削除

ここからはクラスタが不要になった場合の削除方法です。

a. クラスター 一覧の右端の「操作」から、「さらに表示」をクリックして表示されるメニューから「リリース」を選択します。
image.png

b. 「クラスターのリリース」画面から、後日に利用する必要がない場合、「すべてのバックアップをすぐに削除する」を選択します。確認画面が2回、出るので問題なければOKをクリックすると、すぐにクラスタが削除されます。リストからクラスタが削除されたのを確認すれば、削除成功です。

用途や継続性に応じて、適切な「バックアップを保持」のオプションを選択して下さい。

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