QGISでポイントデータは簡単に表示可能ですが、ラインデータについては一工夫必要です。
以下などを参考に、表示してみました。
QGIS: creating lines from starting to arrival points?
QGISでのLINESTRINGの読み方
上記リンクにあるように、well known text (WKT) 形式でcsvのカラムを作成すればよいです。
そうすると、
"Add delimited text layer"(デリミティッドテキストレイヤの追加)
というメニューから直接ラインのジオメトリが読み込みが可能になります。
以下のように自動的にジオメトリフィールドを認識するので、座標系さえ指定すれば終わりです。
LINESTRING文字列を作成する。
どうやら、
LINESTRING( lon1 lat1,lon2 lat2, ... ,lonN latN )
という系列のデータを与えればよさそうです。始点終点を示すフィールド4つからこの文字列を作るDAX式は以下のような感じでよいようです。文字列の連結はCONCATENATEですが、PowerBIのクエリーエディタで使えるCONCATENATEは2引数しか受け付けないので、 & でくっつけるほうが簡単です。
"LINESTRING(" & Text.From([lon1]) & " " & Text.From([lat1]) & "," & Text.From([lon2]) & " " & Text.From([lat2]) & ")"
LINEは航空機の起点終点や道路、GPSトラックなど、可視化上必要となるシーンが多いので、生データから直接QGISに読み込む方法の一つとして知っておきたいですね。
なんとなく文字列連結だけのためにPowerBIって邪道な気がしますが、意外とこの組み合わせでやるとよいかもしれません。