こんにちは。
バックエンドエンジニアとして働いている増田と申します。
普段は設計書を作成したり、コードを書いたりする機会が多いのですが、サーバー運用にAWSを使用する機会が多々あるため、AWSに関する知識を身に付けておく必要があると思い、何かAWSを体系的に学べる書籍がないかどうかを探していました。
そこで見つけたのが「AWS運用入門」です。
今回はこちらの感想をつらつらと書いていきたいと思います。
サービスとしての全体像を学べた
AWSがどのように運用されているのか、という基本的な部分からサービスとしての全体像を学ぶことができました。
AWSがクラウドであることやリージョンを選んでサーバーを構築することは前提知識としてあったのですが、責任共有モデル(利用者とAWSで運用上の責任を共有する考え方)であることやWell-Architectedフレームワーク(AWSのベストプラクティス)が存在することは初めて知りました。
恐らく、ただ何となくAWSに触れているだけでは見落としていた部分だったと思うので、基本的な知識をしっかり土台として学んでおく重要性を改めて認識しました……。
様々なサービスが満遍なく学べた
本書の強みは、やはり膨大なAWSのサービスを満遍なく取り上げている部分だと思います。
AWSのサービスは約200種類ほどあります。私自身、こんなにたくさんの機能から最善の選択をしないといけないのは大変だな、と考えてしまっていたのがAWSの学習を遠ざけていた原因の1つとなっていました。ですので、このような、用途によって使うべきサービスが説明されている本があるのは非常に助かります。
VPCやEC2、S3などサーバーを立ち上げる際に必ず設定する基本的なサービスだけではなく、監視やセキュリティ統制、監査など、コアなサービスまで解説されていたので、今後AWS利用してサーバーを構築することになった際、辞書的に本書を使えそうです。
コスト最適化のサービスについて
AWSのコスト最適化のためのサービスが用意されていることも、本書を読んで初めて知ったことの1つです。
AWSは従量課金制を採用しており、使用したら使用した分だけコストが掛かります。固定費が決まっているわけではないので、例えば一時的にシステムへのアクセスが増えた場合、その分いつもより多くのコストが掛かることになります。そうなると、気が付いたら料金がすごいことになっていた、ということも起こり得ます。実際、前職でも試験運用的にAWSを少しだけ使用したことがあるのですが、知識が不足したままでずっとシステムを動かしていたため、実運用をしていなかったのにも関わらず、意外とコストがかさんでいて驚愕した覚えがあります。
また、余分なサービスを設定していたため、余計なコストを支払っていたみたいなこともあり得るでしょう。
そのようなことを避けるために、予算を設定して利用料を管理できるAWS Budgetsや、利用料の可視化や分析を行うことができるAWS Cost Explorerのようなサービスを利用して、コスト最適化を図るとのことです。
コスト最適化はWell-Architectedフレームワークで提示されている柱の1つであり、AWSを運用するにあたって大切な軸なのだなということを学びました。
最後に
本書を読むことで、AWS運用に関する知識を基本的なものから実践的なものまで一通り得ることができました。
ただ(プログラミングでも言えることですが)本を読むだけでは、いざ実務でAWSの設定を行うことになっても知識を活かせないかと思うので、やはり実際に手を動かしてみることも大事です。
現在個人開発でアプリを作ろうと考えており、デザインを作成しているところでもあるので、こちらを実際に動かすことになった時、多少のコストを払ってでもAWSを利用してみて、自分で1から設定を行ってみるのもありかなと思いました。