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【勉強会メモ】札幌版IoT縛りの勉強会! IoTLT札幌 Vol.2

Last updated at Posted at 2017-12-20

2017年12月15日(金)に開催された勉強会「札幌版IoT縛りの勉強会! IoTLT札幌 Vol.2」に参加してきました。
こちらの勉強会は初参加です。

今回も備忘録を兼ねて、記事化して残します。

IoTLT札幌とは

IoTに関するライトニングトーク(以下LT)を行う勉強会の札幌版です。
できるだけ敷居は高くせず、これからIoTの勉強を始めるという人にも興味を持ってもらうことに重きを置いているようです。
私以外にも初参加の方が多くいらっしゃいました。

Twitterハッシュタグ:#iotlt_sapporo

LT1 釣りバカIoTが機関車トーマスに萌えてるワケ

YukiOkamuraさん


このセッションはオフレコの部分もあったので、詳細は書けませんが、ご自身の趣味をネタにIoTの開発を行い、製品化の1、2歩手前まで来たというお話でした。

しかも、1人で実現するのは難しいので、前回の勉強会で有志を集い、起業されたようです。
勉強から仲間を集めて事業化する熱意が感じられました。

後半は技術的な話ですが、オフレコ多めなので記載はしません。
しかし、データのばらつきをいかに収束させるかの話は勉強になりました。

LT2 Movidiusの話

EVGENIYさん


ラズパイコレクターであるEVGENIYさんが目をつけたMovidiusというデバイスのお話。

どのようなデバイスか?
⇒Intelが販売している画像分析・推測に特化したデバイス
⇒C言語、Python向けのAPI提供
⇒機械学習のフレームワークはCaffeとTensorFlowに対応

LT時にはRaspbian非対応という話でしたが、こちらの記事によると最新のバージョンだと対応しているようです。

EVGENIYさん自身はMovidiusをお持ちではないようで、「とても興味があるので誰か使ってみてください!」ということでした。

会社の勉強会で画像認識(中でも今はOCR)をやろうと思っているので、使えないか考え中です。

以下からMofidiusは購入できます。
秋月電子通商 | Movidius モビディウス: マイコン関連
Amazon | Movidius Neural Compute Stick - NCS ニューラル ディープラーニング USB スティック

LT3 Alexaと戯れる

marcy_teruiさん


Amazon Echoに搭載されているエンジンAlexaを使ってプログラムを作って遊んでみたお話。

Alexaの持つ機能(プログラム)はSkillと呼称するとのこと。
Skillは標準で搭載されているものの他に、他者が公開したものを使用することもできる。
⇒自作したSkillを実行することもできる!

AlexaSDK公開に合わせて日本語の認識率も高くなってきているとのこと。
先日の勉強会でもあったように音声で何かをするのが主流になっていきそうに感じました。

デモもあったのですが、とても分かり易かったです。
同等のものを作って、会社の勉強会でも見せてあげたいなぁってくらい驚きがありました。

帰宅後、さっそくAmazon Echo Dotをポチりました。
でも、Amazon側から招待メールが来ないと購入はできないようです。
興味のある方は、招待メールのリクエストを出してみてください。

Amazon | Echo Dot - スマートスピーカー

当日の資料

資料が公開されていますので、リンクを貼っておきます。
公開ありがとうございます!
Alexaと戯れる - slideship.com

LT4 はじめてのIoT

MamikoWadaさん


普段は人事をなされているという方が、初めてIoTでシステムを構築してみたというお話。

MESH(ソニー製)というIoTデバイスを用いて仕組みを構築されていました。

今回は、郵便ポストに投函があるとメールでお知らせしてくれるシステムを構築。
動きセンサーとGMail送信機能を組み合わせてメール送信をしているとのこと。
また社内システム(だったかな?)にも通知してくれる仕組みになっているそうです。

コードは書かれていないようですが、ビジュアルプログラミングで動作する仕組みに仕上がっていました。

会場内で子供向けのプログラミング教材に使えそうという声が上がっていましたが、その通りだと思いました。
今どきのお子さんは4歳でfor文を覚えるという話が会場から出ていたのにも驚きましたね!

あと、実際にIoTシステムを作ってみて感じたということが「何を目的に作るのかが大事!」とのこと。
これって、我々エンジニアにとっては初心ともいえる考え方ですよね。
大切なものを再認識させられました。

MESHは以下で購入できるようです。(子供向けならスターターセットが良さそうですね)
ソニー | MESH商品一覧:小さな便利を形にできる、ブロック形状の電子タグ
Amazon | [ソニー] Sony MESH 「ボタン」「LED」「動き」 3タグセット MESH-100B3A

LT5 ぬいぐるみと対話するために音声認識APIを試してみた

chicken Jr.さん


ぬいぐるみにラズパイZEROを組み込み、Open JTalkやdocomoの雑談対話API、Google Speech APIを組み合わせてぬいぐるみとの対話を実現していました。

ユーザーが発話 ⇒ マイク ⇒ SpeechAPIでテキスト変換 ⇒ 雑談対話API ⇒ テキストを受信 ⇒ JTalkで発話 ⇒ スピーカーから出力

という流れです。

デモ動画を見せていただきましたが、ちゃんと対話できていました。
ただ、通信とクラウド上での処理があるため、レスポンスはかなり遅め。
この点は今後の改善課題とのことでした。

docomoの雑談対話APIは初耳だったため、勉強になりました。
アカウント(無料)を取得すれば利用できるということです。
雑談対話 | docomo Developer support | NTTドコモ

LT6 Wio Nodeで心拍数測ってみた or 時間の限りWio Node体験会

山川 広人さん


Wio NodeというIoTモジュールを使って心拍数を計測したり、超音波センサーで距離を計測したりするデモがありました。

Wio NodeはGROVEモジュールソケットを搭載していて、同モジュールセンサーを用いた情報取得ができるIoTデバイスとのことです。
個人的に良いなと思ったポイントが2つあります。

  • 安価で購入できること(1,000円程度で購入できます)
  • プロトタイプ開発や学習用に適していること

この2点が大きいなと思いました。
本体は安価ですが、本体よりもセンサーのほうが高いんですよね。(中には10,000円近いものも)
GROVEモジュールは、アプリが対応しているものが基本ですが、非対応のものもドライバ相当部分を自作すれば動作するとのことです。

学習用に向いているという点は、センサーからの値取得用WebAPIを自動で生成してくれるという点。
なので、利用者側はWebAPIを活用したシステム構築に集中できます。

精度は劣るということでしたが、心拍センサーで取得した値で心拍数が確かめられたのはすごかったです。
医療用には向かないと思いますが、介護施設などで入居者の状態監視(参考情報程度での情報収集)などには使えそうな感触でした。

Wio Nodeは以下から購入できます。
ちなみに、LTE対応版のWio LTEもあるということですが、500円換算で昼食20日分で買えると言うことです!

スイッチサイエンス | Wio Node
Amazon | Wio Node

終わりに

興味が湧いたので、Amazon Echo Dot、Wio Nodeを2個とセンサー2種をポチってみました。
機会があれば、これらの記事も書いてみようと思います。

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