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Microsoft Power AutomateAdvent Calendar 2024

Day 12

お問合せフォーム通知をちょっとだけ工夫した話

Last updated at Posted at 2024-12-11

この記事は、Power Automate Advent Calendar 2024 12月12日担当分 の記事です。

問い合わせフォームの通知フローを少しだけ工夫した内容になります。

問い合わせフォームの通知

発端は「フォームをメール通知してほしい」との要望ですが、意外と難航します。

フローを一旦作成する

ひとまず、以下のようなフローを作成しました。

image.png

このようなフローを作ると、以下の内容で問合せした人にメール通知がされます。
image.png
メールの差出人がフロー作成者となります。
問題は、メール受信者が、差出人(フロー作成者)に連絡してしまうことがあります。
差出人(フロー作成者)が業務担当者であれば問題ないですが、業務担当外の場合に担当が違うということが起きます。

試してみた事 その① 差出人を変更する

メールの送信(V2)アクションの差出人を別のメールアドレスに変更します。
image.png

実行してみると下記のようなエラーとなってしまいました。
指定のアカウントでのメール送信する権限がないと表示されています。
You are not authorized to send mail on behalf of the specified sending account.
image.png

試してみた事 その② SPOの機能でメールを送る

代替手段を探していたところこちらの記事を拝見し
SPOの機能でメールを送る事ができると知りました。

作成したフローの最後のアクション 「メールの送信(V2)」「SharePointにHTTP要求を送信します」 に変更します。

image.png

設定内容

プロパティ 設定値
サイトのアドレス 任意のサイト
方法 Post
URI _api/SP.Utilities.Utility.SendEmail
ヘッダー(Accept) application/json;odata=verbose
ヘッダー(content-type) application/json;odata=verbose
ボディ 以下を設定
{
        "properties": { 
            "__metadata": { "type": "SP.Utilities.EmailProperties" },
            "From": "", 
           "To": { "results": ["メールアドレス"] }, 
            "CC": { "results": ["メールアドレス"] }, 
            "Subject": "件名",
            "Body": "本文"
        }
}

ボディの設定内容

プロパティ 設定値 備考
__metadata {"type":"SP.Utilities.EmailProperties" }
From 差出人 ""のみ。""からメールアドレスに変更しても差出人はSPOのまま。
To 宛先 resultsを使用して["メールアドレス1", "メールアドレス2"]とすると複数メールに送信可
CC 同報 resultsを使用して["メールアドレス1", "メールアドレス2"]とすると複数メールに送信可
Subject 件名
Body 本文

このように指定するとメール差出人がno-reply@sharepointonline.comで通知されます。

image.png

注意点

ToやCCにメールアドレス指定する際、指定したメールアドレスについては、サイト上で閲覧権限以上指定しないとメール通知されないようです。

要注意事項

一見「試してみた事 その②」でフロー作成者→SPOへ差出人を変更することができ、めでたし、めでたしと思いきや要注意事項があります。

なんと来年2025年10月31日でSharePoint SendEmail APIのサポートを廃止するから使えなくなるってことですよね。
来年10月末まではOutlookコネクタを利用するようにって、結局は差出人がフロー作成者に戻ることになるんじゃん😱

image.png
※引用:Microsoft開発者ブログ

他に代替手段がないか引き続き確認したいと思います。

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