PowerAppsについて今まで学習してきましたけれど、まだまだ知らない機能があるので記事にします。
今回はコンテナーです。
コンテナ-とは
複数のコントロールを配下にひとまとめで配置できるコントロールです。
コンテナーは3つあります。
- コンテナー
- 水平コンテナー
- 垂直コンテナー
グループ化との違い
グループ化も複数のコントロールをひとまとめにできる機能ですが、コンテナーは配下にひとまとめにできる点がグループ化と違う点です。
グループ化の場合、下記のGroup2の中にコントロールを追加(この例ではLabel6)しようとしてもGroup2の外にコントロールが追加されてしまいますが、コンテナーでは配下に追加されます。
上記はGropu2外にLabel6が追加されています。
コンテナー
水平、垂直コンテナーは水平あるいは垂直方向にコントロールが配置されていきますが、コンテナーは自由な配置が可能です。
コンテナー自身にプロパティで色や罫線をつけられるので、上記のRectangle2を省略できた気もします。
また、ドロップシャドウのように影の濃さも設定できるので見栄えの良さも向上します。
水平・垂直コンテナー
水平コンテナー
配下に水平方向にコントロールを追加できます。
垂直コンテナー
配下に垂直方向にコントロールを追加できます。
主なプロパティ(コンテナー)
プロパティもコンテナーは今までみてきたものと違いました。
コンテナー本体でよく使用するものを記載します。
-
通信方法 ※LayoutDirection
コンテナーの水平と垂直方向の切り替えが可能 -
両端揃え(水平/垂直方向) ※LayoutJustifyContent
配下のコントロールの並びを変更可能 -
配置(水平/垂直方向) ※LayoutAlignItems
配下のコントロールの並びを変更可能 -
ギャップ ※LayoutGap
配下のコントロールの間の間隔を指定 -
ドロップシャドウ ※DropShadow
影の濃さを指定(None、Light、Semilight、Regular、Semibold、Bold、ExtraBoldから選択)
主なプロパティ(コンテナー配下のコントロール)
今まで見てきたコントロールもコンテナーに追加した場合は、プロパティが追加されているようです。
-
コンテナー内に配置 ※AlignInContainer
「コンテナー別に設定」は親のコンテナーのLayoutAlignItemsプロパティを継承
「カスタム」は左(または上)揃え、中央揃え、右(または下)揃え、拡大から選択 -
幅(伸縮可能) ※FillPortions
幅または高さを自動伸縮させる。オフの場合はFillPortionsが0(すなわち固定幅)オンにすると1(自動伸縮します) -
部分を塗りつぶす ※FillPortions
他のコントロールの幅または高さのとの比率。 -
最小幅/高さ ※LayoutMinWidth LayoutMinHeight
コントロールの最小サイズ。最低限確保したいサイズ。
今までグループ化して配置をまとめておりましたので、コンテナーはこんなにも便利と思えましたので記事にいたしました。
最後までお読みいただきありがとうございます。