C# × Docker で基礎学習 Part1 〜コンソールアプリ編〜

C# × Dockerで色々な構成のアプリを作成していきます。
手始めにコンソールアプリを作成します。

開発環境

• macOS High Sierra
• Docker for Mac Version 18.06.1-ce-mac74
• .Net Core 2.1.4
• Visual Studio Code

作成するアプリ

簡単なC#コンソールアプリケーション

アプリ作成

最初にコンソールアプリを作成します。
アプリを作成したいフォルダに移動し、以下のコマンドを実行します。

$ dotnet new console

実行すると以下のようにファイルとフォルダが作成されます。

# フォルダ名がアプリ名(csprojのファイル名)になる
.
├── App.csproj
├── Program.cs
└── obj
    ├── App.csproj.nuget.cache
    ├── App.csproj.nuget.g.props
    ├── App.csproj.nuget.g.targets
    └── project.assets.json

実行してみます

$ dotnet run
Hello World!

Dockerの準備

Dockerfileを作成し、Dockerで実行するための設定をします。
以下の内容でDockerfileを作成します。

Dockerfile

FROM microsoft/dotnet:2.1-sdk
WORKDIR /app

# csprojをコピーし、依存パッケージを取得
COPY *.csproj ./
RUN dotnet restore

# プログラムのコピー
COPY . ./

# リリース資材をoutフォルダに出力
RUN dotnet publish -c Release -o out

# プログラム実行
ENTRYPOINT ["dotnet", "out/App.dll"]

ビルドします。

# -tオプションはリポジトリ名を指定（好きな名称でOK)
$ docker build -t dotnet-console

実行してみます。

$ docker run --rm dotnet-console
Hello World!

今回は以上です。

実際にPGはしませんでしたが、もちろん任意のプログラムを作成してから
Dockerでビルド・実行すれば任意の文字を表示することも可能です。

次回予告

次回はWEBアプリ(ASP.NET MVC)を作成してDockerで実行してみようと思います。
C# × Docker で基礎学習 Part2 〜WEBアプリ編〜

参考サイト