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数学カフェ_4次元コンテンツ出展の記録Advent Calendar 2016

Day 23

4次元体験アプリ開発拠点としてのみらいけん

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みらいけんオーナーの後藤です。
今回は、10月のオープン以降、1か月に渡り、みらいけんをお使いいただいていた数学カフェ/サイエンスアゴラ出展チームの皆さんについて、振り返ってみたいと思います。彼らもまさに今、アドベントカレンダーで振り返りを行っていて、僕のこの記述も23日の記事として掲載予定となっております。
アドベントカレンダーというものについてまず。皆さん、アドベントカレンダーってご存知でしたか?僕は恥ずかしながら今回初めて聞きました。いや、元ネタの方であるあのクリスマス前に子供がめくっていく方はもちろん、知っていたのですが、こうやってみんなでブログなどをリレーの様に書いたりする行為を指すということは全然しりませんでした。。。
でも、なんだかこうやってみんなで一体となって、(監視しあいながら)一年に一回だけ一か月間頑張ってみるというのは、いい取組なのかもしれませんね。

さて、話を4次元体験ソフトの話に戻しましょう。
みらいけんでは、HTC Viveを設置しておりまして、写真の様にVR空間上で3Dの絵を描ける、Tilt Brush by Googleというソフトがあります。
15578771_1781890715398985_175411127840798608_n.jpg

このソフトは、写真の様に自分で3Dのドラえもんを描くこともできる楽しい(写真で見るのと、体験するのとは全然リアリティが違います!)やつなので、ぜひ遊んでみてください。
で、今回数学カフェの皆さんが取り組んでいたのは、この様な3D(3次元)が表現できるVR空間上で、4次元を表現したら、普段絶対に知覚できない4次元を知覚できるよね!という企画でした。

数学カフェの皆さんは、11月文化の日前後に、サイエンスアゴラという理系の方向けイベントがありそれへ向けたソフトウェア開発を行いたいとのことでした。しかも、なかなか導入にはコストもかかるVRの機材が準備されている環境は、皆さんにとっても非常に有用な場所として見ていただけたようでした。
みらいけんとしてもオープン直後でまだまだ認知度も低く、お客さんで日々ごった返している状況でもなかったため、彼らが開発拠点として、うちを使ってくださるのは非常にいい宣伝効果もあったため、Win-Winの関係が築けたのではないかと思っています。
結果として、うちを使ってくださった数学カフェの皆さまは10名程度でしょうか?また、数学カフェ関連で、色々な数学の専門家の方たちが今でも、更なるお知り合いの方を連れてきてくださるので、その宣伝効果は非常に大きかったと、今でも思っております。(ありがたい限りです)
また、僕自身、文系出身ではありますが、数学は昔から好きでしたし、数学を専門にやられている方は話しもおもしろいのだな、と改めて感じました。(同じくらいぶっ飛んでいる方も多いですが、またそれも魅力なんですよね)
昨日は、ロマンティック数学ナイトという、数学好きが200人以上も集まるイベントの主催?の方がいらしてくださり、なぜ数学はこれほどまでに熱狂的なファンを生むのか?そして、宗教的な意味合いさえ持つのか、という談義をさせていただいたのですが、話が深すぎて、15分程度では到底答えが出るものではありませんでした^^
彼らは数学の神性を説明してくださっていたのですが、僕はそれは人間の「言語」が持つ特性と大きな差はなく、神性を説明するのには至っていない、もしくは、言語も同様に神性を持つのではないか?と反論を試みておりました。
数学を扱う方たちは、非常に論理的なので、全くの門外漢であるこちらの反論も、理知的に認めるところは認めてくださるところが素晴らしいですね。
さて、最後になりますが、みらいけんでは大きく二つの「学び」を得られる場としての機能を持っている、そして持っていたいと考えています。
それは、みらいへ向かうために必要な「学び」とみらいを創造/想像するために必要な「学び」の二つです。今回の4次元を体感するソフトは、まさに後者だと思っており、その文脈からして、とてもみらいけんにマッチした内容だったと思っております。
ただ、反省点を挙げるとすれば、もっと、数学カフェの皆さまとのコラボレーション感を大切にし、みらいを創造/想像している「学び」がここにあるのだ、という発信をもっと出せたのではないかと思っています。
これからも、今回のことを一つのご縁として、数学関連の方にももっと親しみを持って、このみらいけんをお使いいただけるよう、何か仕掛けをしていければと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
みらいけん オーナー/株式会社Dream-LINK 代表取締役 
後藤 正樹

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