もう今更感満載ですが。
Rubyのバージョン管理
Rubyのバージョン管理システムは代表的なものでrvmとrbenvの2つあり、
最近ではrbenvがデファクトスタンダードになっている。
ここでは一応両方の特徴を解説。
(2014/07/27追記)
@riocampos さんにご指摘頂きました。
irbやpryで日本語やUnicode文字列を扱う際は環境変数にreadlineのオプションを設定する必要があるみたいです。
詳しくは以下で。
http://d.hatena.ne.jp/riocampos+tech/touch/20140408/ruby_reinstall_caused_by_openssl_vulnerability
rvm
https://rvm.io/
https://github.com/wayneeseguin/rvm
特徴
- homebrewでのインストールが可能
- 複数のRubyのバージョンを管理可能
- gemsetというgemの管理が可能
- シェルコマンドを書き換えるので色々な影響範囲が大きい
- .rvmrcというファイルを設定することで当該ディレクトリで使用するRubyのバージョンを指定することができる
rbenv
特徴
- homebrewでのインストールが可能
- 開発コミュニティが活発
- ruby-buildというプラグインを利用することで開発バージョンのRubyも利用が可能
- PATHを設定するだけで利用することが可能
rbenvでのRubyのバージョン管理
rbenvのインストール
gitでのインストール
# gitからcloneでインストール
$ git clone git@github.com:sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv
# プラグインインストール用のディレクトリ作成
$ mkdir ~/.rbenv/plugins
# ruby-buildのインストール
$ git clone git@github.com:sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build
# PATHの設定
$ echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile
※ PATHの設定で.bash_profileの部分については使用しているshellに応じて適宜変えて下さい。
homebrewでのインストール
$ brew install rbenv
$ gem install rbenv-rehash
rbenvでのRubyのインストール
ここでは最新の安定バージョンである2.1.2をインストールします。
# インストール可能なRubyの一覧を表示
$ rbenv install -l
# Ruby 2.1.2のインストール
$ rbenv install 2.1.2
# インストールされているRubyの確認
$ rbenv versions
rbenvでインストールしたRubyの管理
全体で使うRubyのバージョンを設定
$ rbenv global 2.1.2
# インストールされているRubyの確認
$ rbenv versions
カレントディレクトリで使うRubyのバージョンを設定
$ rbenv local 2.1.2
# インストールされているRubyの確認
$ rbenv versions
rbenv rehashの手間を減らす
rbenvでインストールしたRubyのgemをインストールをした後にrbenv rehash
をする必要がありますが、
面倒なので下記で手間を減らすことが可能です。
rbenvでのRubyのアンインストール
$ rbenv uninstall 2.1.2
rbenv自体のアンインストール
$ rm -rf ~/.rbenv
$ rm -rf /usr/local/bin/rbenv
$ rm -rf /usr/local/Cellar/rbenv
.bash_profile等でPATHを設定した部分も削除して下さい