【Mac】Stable Diffusion Web UIをインストールする方法
MacにStable Diffusion WebUIをインストールする場合は最低下記の推奨スペックのMACを用意する必要があります。
CPU:6コア以上
メモリ(RAM):最低16GB 推奨32GB以上
GPUメモリ(VRAM): M1チップ以上
ストレージ(SSD):512GB以上
OS:macOS
このスペックを満たすことで、Stable Diffusion WebUIをスムーズに動作させることができます。
もしスペックが足りない場合は、Google Colabratory(Colab)※を利用して、Stable Diffusion Web UIを利用する方がスムーズです。
※ Googleが提供しているブラウザからJupyter note book形式でPythonを実行できるサービスです。
前提知識
Stable Diffusionとは
Stable Diffusionは、無料で利用できる画像生成AIです。
テキストを入力すると、それに応じた画像を生成します。人物や動物、風景など、さまざまな種類の画像を作成することができます。
Stable Diffusionを利用すれば下記のような画像を簡単に作成できます。
stable diffusionの導入手順
Homebrewのインストール
Homebrewをインストールします。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
ターミナルで次のコマンドを実行します。
export PATH="$PATH:/opt/homebrew/bin/"
インストール完了およびPATHが通っているか確認します
brew --version
Homebrew 4.3.1
のようにバージョンが表示されていればHomebrewのインストール完了です
Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)のインストール
必要なライブラリをインストールします
brew install cmake protobuf rust python@3.10 git wget
Stable Diffusion web UIのリポジトリをローカルPCにcloneします。
git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui
動作確認
① 適当にプロンプトを記載します。(例: a girl)
② generateボタンを押す
③ 画像が表示されてれば動作OK
model(モデル)
Stable Diffusion Web UIでは、あらかじめ設定したモデルに基づいて、プロンプトに応じた画像を生成します。
モデルによって、実写風、アニメ調、油絵風など、様々な特徴があります。
これにより、生成される画像の雰囲気やスタイル、画風が異なります。
実写風モデル
実際の写真のようにリアルな画像を生成します。詳細な質感や影の表現が得意で、風景やポートレートなどに適しています。
例)おすすめ実写系モデル
Beautiful Realistic Asians
アニメ調モデル
アニメーションスタイルの画像を生成します。鮮やかな色使いとシンプルなラインが特徴で、キャラクターデザインやイラストに適しています。
例)おすすめアニメ調モデル
Pika's New Generation
]
油絵風モデル
油絵のような質感と筆致を持つ画像を生成します。アート作品としての深みや雰囲気を表現するのに優れています。
モデルの導入手順
Civitalからモデルファイルの入手
モデルファイルは、Civitaiから無料で入手できます。
モデルによってライセンスや制限がありますので、事前にチェックしておく方が良いです。
検索窓にモデルファイル名を入力して[Enter]キーを押します。(この記事では例としてyayoi_mixで検索しています。)
詳細ページで、[ダウンロード]ボタンをクリックすると、モデルファイルのダウンロードができます。
[stable-diffusion-webui-forge]>[models]>[Stable-diffusion]
[stable-diffusion-webui-forge]>[models]>[Stable-diffusion]にダウンロードしたモデルを格納します。
Stable Diffusion WebUIを起動し、[Stable Diffusion checkpoint]の[更新]アイコンをクリックし、[プルダウンメニュー]を開くと、セットしたモデルが表示されますので、[モデルの名前]をクリックするとモデルが切り替わります。
model利用の注意点
Stable Diffusionで生成した画像は、基本的に商用利用が可能ですが利用するmodelが商用利用可能かどうかは事前に確認する必要があります。
商用利用が認められていないモデルを使用した場合、生成された画像は商用利用できません。
商用利用確認方法
「Home」画面から「Models」を選択し、赤枠のLicenseをクリックするとライセンスの内容を確認できます。
(おまけ)モデルとLoRAの違い
モデル: 基本的な画風やスタイルを決定するもので、生成される画像の大まかなスタイルがこれに依存します。
LoRA(ローラ): 追加の効果を提供するテンプレートのようなもので、衣装やポージングなど特定の要素を追加するために使用されます。
まとめ
StableDiffusionを利用すれば、今流行りのAIインフルエンサーを利用することも可能なのでぜひ挑戦してみてください。