0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

汚部屋なファイルサーバ上データをきれいにするために必要なこと。

Last updated at Posted at 2022-12-21

1.この記事の背景

  ファイルサーバはいろんな人が使います。そして自由における空間です。
  街中にごみがあれば、あちこちにごみが増える、という理論と同じで、汚い要素があればどんどん汚く、カオスになります。
  カオスな空間をどう正常化するか、について考えたことをまとめます。
work_desk_kirei.png

2.なぜ汚くなるのかを考える

 ゴミが落ちまくっている街中を想像すればイメージしやすいと思います。

・ルールがあるようでない
・監視の目がない
・誰かがキレイにしてくれる
・「後からキレイにしよう」でしない人々

3.考えたステップ

ステップ 何をする? 具体例
現状を眺める、悲惨さを数値化して周知する ファイル一覧化、所有者データ、最終アクセス日、サイズ
どういう姿がよいか議論し、まとめる 利用目的、これを使って業務がどのように改善するかなど未来の姿を考える
リスク、理想とのギャップを整理する この状態における危険なこと、理想像に足りていないことを話し合い、まとめる(当事者意識を育てることが大切)
フォルダ構成を考え、β版として公開し、意見を募る。
同時に、運用設計も考える。
ここでいう運用は、バックアップやリストアといったものだけではなく、
運用ポリシーの監視設計も(人が使えば汚くなるのは当然なので!)。
できれば自動化の仕組みを入れておきたい(ポリシー違反をした場合、自動で本人と上司に連絡がいくなど)
一定条件を定め、削除/アーカイブ化する。 日時を決めておき、一気にその日程で実行。
わからないものは「削除してよい」とはなかなか言えないのでそれらはアーカイブへ一括移動。データを扱うので管理者の承認の下、行う。
本番運用開始。 β版を公開しているので基本的にクレームは受け付けない。
ただしあくまで業務効率化が目的なので、柔軟な対応も必要。
教育(社内研修、説明会) 初期はNG事例が豊富にあるはず。実例をもって教育すると理解度も格段に上がる。
運用 警察的な立ち位置。中だるみもあるので、上司など権限のある人の力も借りて取り締まる。

4.ポイント

・たかがファイルサーバ、されどファイルサーバ。
 現状把握→あるべき姿→fit&gap→検討・企画→実行 の流れをなぞります。
・ルールの設定と監視の仕組みを確立させる

オンプレのファイルサーバだけでなく、BOXなどにも使えると思います!

0
0
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?