こんにちは、Udemy講師のMaruchin Techです。
本稿では、AWSが発表した Solutions Architect – Professional(SAP-C02 → SAP-C03) と Developer – Associate(DVA-C02 → DVA-C03) の改定について、公式ブログと認定ページから現時点で分かっている内容を整理します。
両試験ともに試験ガイドは未公開です。公式ブログには「詳細なタスクステートメントを含む完全な試験ガイドは、登録開始の2026年10月27日に公開」と明記されています。本稿は公式ブログ(英語版・日本語版)と認定ページの記載のみに基づいています。試験ガイド公開後に追記します。
1. SAP-C03(Solutions Architect – Professional)
日程・形式
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 登録開始 | 2026年10月27日(全言語) |
| SAP-C02 最終受験日 | 11月16日 ※後述 |
| SAP-C03 提供開始 | 11月17日 |
| 試験時間 | 180分 |
| 問題数 | 75問 |
| 受験料 | 300 USD |
形式面は現行と同じです。
改定の趣旨
ブログは「今日のアーキテクトは高可用・低コストなシステムを設計するだけでなく、生成AIとエージェンティックアーキテクチャを統合し、ポスト量子暗号を実装する」と述べています。
追加される領域
| 領域 | 新スキル数 | 内容 |
|---|---|---|
| 生成AI・エージェンティックAI | 11 | Amazon Bedrockによる生成AI統合設計、Amazon Bedrock AgentCoreによるAIエージェントアーキテクチャ、RAGアーキテクチャ、Bedrock Guardrailsによるコンテンツフィルタリング、AI運用における人間の監督(human-oversight)ワークフロー |
| レジリエンスエンジニアリング | - | AWS Fault Injection Service、AWS Resilience Hub、Application Recovery Controller、Systems Managerによる自動ランブック |
| クラウドネイティブパターン | 7 | サーバーレスデータパイプライン、Step Functionsの耐久性ワークフロー、VPC LatticeとECS Service Connectによるサービスメッシュ、コンテナイメージセキュリティ、マルチテナントアーキテクチャ、リアルタイムデータアーキテクチャ |
| DevSecOpsと可観測性 | 6 | パイプラインの脆弱性スキャン、マルチアカウントデプロイパイプライン、コンテナ監視、AI/MLメトリクス監視、合成監視とリアルユーザーモニタリング |
| データ・アナリティクス | 3 | Lake FormationとApache Icebergによるレイクハウス、リアルタイム / バッチ分析パイプライン、AWS Clean Roomsによるクロスアカウントデータ共有 |
| ポスト量子暗号 | - | AWS KMSの ML-DSA、ML-KEM 対応 |
最大の追加領域は生成AI・エージェンティックAIの11スキルです。
ドメイン構成
現行SAP-C02の4ドメインから、5ドメインに再編されます。
- クラウドネイティブアーキテクチャの設計と実装
- セキュリティ・コンプライアンス・ガバナンス
- コスト最適化アーキテクチャ設計
- レジリエンス・移行・事業継続性
- 運用の優秀性と自動化
各ドメインの配点はブログに記載がありません。
対象者
推奨経験は「AWSを使ったクラウドソリューションの設計・実装2年以上」。クラウドネイティブ・サーバーレス・AI統合アーキテクチャについて、要件を評価しガイダンスを提供できることが求められています。
2. DVA-C03(Developer – Associate)
日程・形式
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 登録開始 | 2026年10月27日(全言語) |
| DVA-C02 最終受験日 | 11月30日 ※後述 |
| DVA-C03 提供開始 | 12月1日 |
| 試験時間 | 130分 |
| 問題数 | 65問(採点50+非採点15) |
| 受験料 | 150 USD |
| 合格点 | 720 / 1000 |
形式面は現行と同じです。
改定の趣旨
ブログは「AI支援開発は、オプションの付加要素ではなくコアコンピテンシーになった」と位置づけ、「今日の開発者はAI支援開発ツールでコードを生成・レビュー・最適化し、マネージドAIサービスをアプリケーションに統合する」と説明しています。
主な変更点
新設タスク2.3「AIセキュリティ」(5スキル)
- AIサービスへのアクセス管理
- データプライバシー制御(VPCエンドポイント、入出力がモデル学習に使われないことの担保)
- コンテンツフィルタリングとプロンプトインジェクション対策
- AIエージェント相互作用のセキュリティ(ツール使用の認可、セッション分離、human-in-the-loop承認フロー)
- 監視ログ内の機微情報保護
AI支援開発の横断的な組み込み
| ドメイン | 追加内容 |
|---|---|
| D1 | コード生成と自動レビュー |
| D3 | テスト自動化・回帰テスト、CI/CDでの自動デプロイ承認 |
| D4 | エラー分析・トラブルシューティング、パフォーマンス最適化の提案 |
コンテナ管理の強化
ECRでのイメージ構築・管理と、ECS・EKS・Fargateでのコンテナ化アプリケーションのデプロイが加わります。
新規対象サービス
Amazon Bedrock、Amazon Bedrock AgentCore、Amazon Q、Kiro、Amazon Data Firehose、AWS PrivateLink
統合・簡素化
既存内容は整理されます。
| 領域 | DVA-C02 | DVA-C03 |
|---|---|---|
| DynamoDB | 4スキル | 1スキル |
| セキュリティ(暗号化・機微データ) | 2タスク13スキル | 1タスク7スキル |
| テスト | 2タスク11スキル | 1タスク5スキル |
| 可観測性 | 8スキル | 5スキル |
| 最適化 | 9スキル | 6スキル |
ドメイン構成
変更なしです。
| ドメイン | 比重 |
|---|---|
| Development with AWS Services | 30% |
| Security | 26% |
| Testing and Deployment | 22% |
| Troubleshooting and Optimization | 22% |
範囲外として明記されたもの
プロンプトエンジニアリング、RAG設計、AIモデル選定、Amazon SageMaker AI、AIガバナンスフレームワーク設計。
MLA-C02との住み分けが意識されており、DVAでは「AIを使う・組み込む・守る」に絞られています。
対象者
推奨経験は「AWSを使ったアプリケーション開発・保守の実務1年以上」。加えて、1つ以上のプログラミング言語、AI支援開発ツールの使用経験、CI/CDパイプラインの理解が挙げられています。
3. 最終受験日の記載の食い違い
SAP-C02の最終受験日について、ブログは11月16日、認定ページは11月17日と記載が食い違っています。DVA-C02も同様に11月30日 / 12月1日です。実際の締切は登録画面で確認してください。
4. 講師目線での整理
今回の改定の着目点は、AI分野の追加です。
2026年9月1日時点で、AI系資格については新設(AI Business Strategist)と更新(MLA-C02)が発表済みです。今回はAI系ではないSAPとDVAにもAI分野が入りました。
現状の開発ではAIの活用が標準になっており、試験がそれを反映した形です。SAPでは生成AI・エージェンティックAIが最大の追加領域、DVAではAIセキュリティが新設タスクになっています。
まとめ
- SAP-C03は11月17日、DVA-C03は12月1日提供開始。登録開始と試験ガイド公開は10月27日
- 両試験とも時間・問題数・受験料は現行と同じ
- SAP-C03は4ドメイン→5ドメインに再編。最大の追加は生成AI・エージェンティックAI(11スキル)。ポスト量子暗号も追加
- DVA-C03はドメイン配点変更なし。AIセキュリティのタスクが新設され、AI支援開発が全ドメインに横断的に入る。既存内容は統合・簡素化
- DVAはプロンプトエンジニアリング・RAG設計・SageMaker AIを範囲外と明記。MLA-C02との住み分け
試験ガイド公開後に追記します。
参考リンク
- New courses and certification updates from AWS Training and Certification in September 2026(英語)
- 同記事 日本語版
- AWS Certified Solutions Architect – Professional(認定ページ)
- AWS Certified Developer – Associate(認定ページ)
筆者について
Maruchin Tech|情報工学専攻 → 日系自動車メーカー → ITコンサル(製造業・物流領域)→ 独立(EdTech)。AWS認定全12資格を保有。Udemyでクラウド・生成AI講座を展開し、受講者は10万人超。
→ https://www.udemy.com/user/shan-wang-wan-jun-2/
※クーポンは毎月、UdemyのプロモーションメールとYouTubeコミュニティ投稿で配布しています。
YouTube: https://www.youtube.com/@Maruchintechch
X: https://x.com/maruchin_amatou