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「計画通りにいかない」から始まったJr. Champions挑戦記|2026選出までの歩み

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こんにちは!ファンリード DXP事業部AWSグループのMartimです!

いきなり私事で恐縮ですが、このたび「2026 Japan AWS Jr. Champions」に選出していただきました。社会人3年目までしか挑戦できない制度なので、私にとっては最初で最後の挑戦でした。それだけに、発表で自分の名前を見つけたときは本当にうれしかったです!

ただ、この1年を振り返ると、決して順風満帆だったわけではありません。むしろ「計画が崩れてからが本番だった」というのが正直なところです。この記事では、受賞報告というより、つまずいて、立て直して、なんとか走り切った1年の記録として残しておきたいと思います。これから挑戦する後輩や、同じように若手で発信に踏み出そうか迷っている方の、何かのヒントになればうれしいです。


Japan AWS Jr. Championsとは

簡単に制度を紹介します。Japan AWS Jr. Champions は、AWS パートナーネットワーク(APN)参加企業に所属し、社会人歴1〜3年目でAWSを積極的に学び、行動し、周囲に影響を与えている若手エンジニアを選出する、日本独自の表彰プログラムです。今年で4年目を迎えました。

評価されるのは、大きく次の3つの観点です。

  • Challenge:AWSに関して自ら実践してきた技術的な挑戦
  • Influence:コミュニティのリードなど、自ら起点となって周囲に与えた影響
  • Output:アウトプットを通じた周囲への貢献

任期は1年間で、再任はありません。だからこそ「この1年で何をやり切るか」がすべて、という制度です。

詳細は公式ブログをご覧ください。
2026 Japan AWS Jr. Champions の発表(AWS JAPAN APN ブログ)


なぜ挑戦したのか

正直に言うと、配属された当初の私はインフラにもAWSにも、それほど興味がありませんでした。「なんだか難しそうなクラウド技術」くらいの認識です。

それが変わったのは、配属を機にAWSへ本格的に向き合うようになってからでした。EC2やIAM、VPCを触り始めると、設定を少し間違えるだけで動かない場面に何度もぶつかります。その都度ドキュメントを読み返して直していくうちに、サービス同士のつながりが少しずつ見えてきて、「AWSは組み合わせ次第で何でもできるんだ」と思えるようになりました。気づけば、すっかりのめり込んでいたんです。

決定打になったのが、CLF(Cloud Practitioner、AWSの入門認定)の勉強会でJr. Champions制度を知ったことでした。「社会人3年目まで」という期限を見て、自分には今しかないと思いました。明確なゴールができた瞬間です。ここから私の1年が始まりました。


最初の計画は、わりとすぐに崩れた

私の活動が本格的にスタートしたのは、2025年5月でした。意気込んで最初に立てた計画は、かなり盛りだくさんでした。記事執筆・資格取得・社内外の活動を全部並行で回す、というものです。当時は「やればできるだろう」と本気で思っていました。

結論から言うと、スタートからわずか1ヶ月後、6月ごろには計画通りに進んでいないことがはっきりしました

定例の進捗報告で毎週「ここが遅れています」と話すうちに、自分のタスク量の見積りが甘かったことを認めざるを得なくなりました。1つひとつは小さくても、記事も資格もイベントも、となると継続的に回し切るのは想像以上に大変でした。明確な手本がない中で「たぶんこれくらいできるはず」という想定ベースでタスクを置いていたのが、そもそもの敗因です。

このとき学んだのは、気合いだけでは継続できないという当たり前の事実でした。続けられる量に設計し直さないと、計画は絵に描いた餅になります。


先輩たちに話を聞いて、計画を組み直した

立て直しのために最初にやったのは、現役・元Jr. Championsの方々へのヒアリングでした。

実際に選ばれた人たちが、どこに力を入れ、何を「強み」として打ち出したのか。話を聞くと、必須項目をきちんとこなしたうえで、何か1つ突き抜けた強みを持っているという共通点が見えてきました。自分の場合は、外部への発信量と、社内でAWS活動を立ち上げる影響力を強みにしようと方針を定めました。

そのうえで、計画を継続可能な形に再設計しました。主な見直しはこんな具合です。

  • 外部登壇をOutputの軸に:当初Influenceに置いていた外部登壇を、成果として示しやすいOutputへ整理し直しました。
  • 資格取得は構成を維持しつつスケジュールだけ調整:高難易度資格(SAP・MLSなど)への挑戦は、技術力向上の軸としてそのまま残しました。
  • Influenceは社内活動に集中:あれこれ広げるのをやめ、社内イベントと勉強会の開催・運営に絞りました。

「やることを増やす」のではなく「続けられる形に絞る」。この方向転換が、結果的にいちばん効きました。


1年間でやったこと

再計画後に取り組んだことを、3観点で「当初の目標」と「実績」の対比で整理します。数字はあくまで自分の活動記録ベースです。

区分 取り組み 当初の目標 実績
Output(発信) 技術記事の執筆(Note・Qiita) 毎月2本(計27本) 計27本(Note15本/Qiita12本)
Output(発信) 社外コミュニティでの登壇 5回 5回(総視聴1,000回超)
Challenge(挑戦) AWS認定資格の取得 高難易度資格への挑戦/All Certifications Engineer選出 Japan AWS All Certifications Engineerに選出
Challenge(挑戦) 新卒向けハンズオン講習 企画〜実施 実施(約1ヶ月)
Influence(影響) 社内イベント・勉強会の運営 6回 5回(フラッグシップイベント+月次勉強会)

社内イベントが目標6回に対して5回など、完全に計画どおりとはいきませんでしたが、再計画でやることを絞ったぶん、最後までやり切ることができました。

認定資格については補足させてください。私は Japan AWS All Certifications Engineer に選出されていますが、これは「AWSの全資格を取得した」という意味ではありません。今年はAI Practitioner(AIP)の取り扱いによってクライテリアが少し特別で、私自身はAIPを取得していない状態での選出です。正確を期すため、「全資格取得」や「相当」ではなく、あくまで All Certifications Engineerに選ばれた という事実として書いておきます。

記事はNoteとQiitaの両方で書いてきました。Noteの記事はこちらです。
https://note.funlead.co.jp/

特に思い出深いのが、社内で企画した 「AIと手動、どちらが速くAWSを構築できるか」 という対抗イベントです。新卒メンバーがAIを使い、ベテランエンジニアが手動で、構築の速さと正確さを競うという内容にしました。結果はAIの勝ち。そのあと参加者全員が実際にAIでAWS構築を体験できる時間も用意しました。参加者は約40名、アンケートの満足度は4.3/5と、手応えのある場になりました。

うれしかったのは、イベント後に社内でAmazon Q Developer(AWSの生成AIアシスタント)を使ってみる人が一気に増えたことです。「自分も触ってみよう」という空気が生まれたのを肌で感じられて、発信や場づくりが人の行動を少しでも変えられるんだと実感しました。


うまくいかなかったこと・遠回りしたこと

良かった話ばかりだと嘘になるので、正直に書きます。この1年でいちばん学んだのは、むしろ失敗のほうでした。

  • 見積りの甘さ:前述のとおり、最初の計画は早々に破綻しました。「できるはず」を根拠にタスクを積むと、だいたい破綻します。余白を持った計画の大切さを痛感しました。
  • 関係者との連携不足:イベント運営では、情報共有の不足や役割分担の甘さから、想定外の対応がいくつも発生しました。レビュー体制や周囲の状況を十分に考えられておらず、事前の認識合わせがいかに大事かを思い知りました。
  • 当日のオペミス:大きめのイベントでは、録画ミスや配信画面の見づらさといった運営面のしくじりもありました。次回は機材の事前テストと配信体制の強化が必須だと反省しています。

こうして書き出すと反省ばかりですが、つまずいた箇所こそが、いちばん成長できた箇所でもありました。


選ばれてみて、思うこと

1年を通していちばん腹落ちしたのは、技術は理解しただけでは半分で、発信して初めて価値になるということでした。

記事を書くと、自分の理解の曖昧なところがはっきり浮かび上がります。登壇すれば、伝わる言葉に翻訳する難しさに直面します。イベントを開けば、人を巻き込むことの大変さと面白さの両方を味わいます。インプットだけしていた頃には見えなかった景色が、アウトプットを始めてから一気に広がりました。

そして、個人の成長だけを追うのではなく、周囲への影響まで意識して動くこと。これがJr. Championsという制度が一番問いかけてくる部分だったと感じています。


これからやりたいこと

正直に言うと、選ばれたいま強く感じているのは「やり切った」という達成感よりも、これはゴールではなく、やっとスタートラインに立てたんだという感覚です。Jr. Championsの任期はたった1年。ここからの動き方で、この称号の価値は決まると思っています。

任期の1年で、やりたいことはたくさんあります。

  • 社内のAI活用推進:AWSのAIサービスを実際に動かしながら、「どのサービスをどう使えば課題が解けるか」を再現性のある形でチームに広げていきたいです。
  • 社外への発信拡大:コミュニティや他社エンジニアとの接点を活かして、今まで届かなかった層へも知見を届けたいです。
  • 次に続く人を増やす:自分の後にJr. Championsを目指す後輩が出てくるような、AWSの輪を社内外に広げる動きを作りたいです。

そして、その先の目標もはっきりしています。次は Japan AWS Top Engineers、さらには AWS Ambassador を本気で目指します。Jr. Championsはそこへ向かう最初の一歩。発信と挑戦を止めずに、AWSコミュニティにとって少しでも価値ある存在であり続けたいです。


おわりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。受賞報告というより、つまずきと立て直しの記録になってしまいましたが、これが等身大の1年でした。

もし今、若手で「自分なんてまだ早い」と発信をためらっている方がいたら、伝えたいことが1つあります。計画は崩れて当たり前で、崩れてから立て直した経験こそが財産になります。完璧な準備が整うのを待つより、小さく一歩を踏み出してみてください。

それでは!よいAWSライフを!

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