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New Relic のアラートと Jira の双方向連携の動作を確認してみた

Last updated at Posted at 2024-11-18

 New Relicで検知したアラートは、メールやSlack、Jira、PagerDuty 等に連携することができます。今回はアラートの情報を Jira に双方向で連携した際の動作について紹介します。

今回のポイント

この記事で紹介しているポイントは、次の2つです。

  1. New Relic のアラートと Jira の双方向に連携させる方法を知る
    Jira連携の双方向連携(Two-way sync)を設定する方法を紹介します。
  2. 双方向連携(Two-way sync)を有効にした際、どのような動作になるのかがわかる
    JiraとNew Relicでの操作がどのように反映されるのかを紹介します。

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New Relic のアラートと Jira の双方向に連携させる方法

 New Relic で検知したアラートの通知先や通知情報の設定は、New Relic Alerts の Destinations で設定が可能です。詳細な設定の手順はこちらのブログを参考にしてください。

 Destination の設定で Two-way integration のトグルをオンにするだけで有効化されます。

Two-way.png

有効化して保存すると Destinetions の一覧画面で下記のように Two-way integration が表示されます。
list.png

双方向連携(Two-way sync)を有効にした際の動作

 Jira と New Relic 連携の Two-way sync は、New Relic 上の issue のステータスとJiraの課題のステータスが同期する機能です。双方向に同期できるため、どういった変更を行なった際にどのように動作するのかを確認していきます。

New Relic のアラートが連携された際の Jira の課題の初期表示は、下記のように「 To Do 」になっています。
Jira-issue.png

New Relic で変更した場合

Acknowledge を選択

 New Relic の Issue で Acknowledge を選択する際の動作です。

選択するとステータスが変更されます。

Jira の課題を見るとステータスは変更されず、「 To Do 」のままです。
Jira課題-Acknowledge.png

Close Issue を選択

 New Relic の Issue で Close Issue を選択する際の動作です。

選択するとステータスが変更されます。

Jira の課題のステータスは変更されて、「 完了 」に変更されています。
Closeした担当者は未割り当てのままになっています。
Jira課題-Close.png

Jira で変更した場合

進行中 に変更

 Jira の 課題 で ステータスを「 進行中 」に変更した際の動作です。

New Relic の Issue の詳細を見るとステータスが変更されています。
NewRelicIssue-Acknowledge.png

完了 を選択

 Jira の 課題 で ステータスを「 完了 」に変更した際の動作です。

New Relic の Issue の詳細を見るとステータスが「 Close 」に変更されています。
NewRelicIssue-Done.png

まとめ

ステータス変更の動作

双方向連携(Two-way sync)のステータス変更状況は下記の通りです。

  • New Relic 上で変更
    Acknowledge : ❌ Jira に反映されない
    Close : Jira のステータスが Done になる
  • Jira 上で変更
    進行中 : New Relic のステータスが Acknowledged になる
    完了 : New Relic のステータスが Closed になる

どう運用するのが良いか

 今回の動作で New Relic 上での変更が Jira に反映されていないことがわかるため、ステータスは Jira 上で変更する運用が良さそうです。New Relic の Issue 画面からJira の画面でリンクされているので New Relic から Jira の課題ページを表示することができます。NotifiedのJiraのアイコンにカーソルを合わせるとツールチップでリンク情報が表示されて Open in jira から課題ページが表示できます。
JiraOpen.png

最後に

 New Relic で検知したアラートを管理して対応していくことはシステムの運用上大変重要です。通知後にJira等のツールをどのように活用していくかを実際の動作と合わせて検討することで運用効率を向上させることができます。

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