1. はじめに
みなさんこんにちは、三井情報株式会社です。
今回は、「Self-registerプラグイン」を有効化することで、外部ユーザが自分でServiceNowにユーザ登録し、ログインできる仕組みについて、ご紹介します。
本記事ではユーザを以下のように呼びます。
外部ユーザ:snc_externalロールを持つユーザ
2. 設定手順
2.1 外部ユーザ自己登録のアクティブ化
①External User Self-Registration プラグイン (com.snc.external_user_self_registration) をインストール・アクティブ化する。
3.2 外部ユーザのユーザ登録構成の作成
①ユーザ登録構成(sys_user_registration_config)レコードを作成する。
③保存をすると、画面下部に詳細な設定項目が表示される。
必要に応じてカスタム設定をする。
3.3 外部ユーザ自己登録の有効化(ServicePortalの例)
①ServicePortalの構成情報に作成したユーザ登録構成を紐づける。
②ServicePortalのログイン画面に、ユーザ登録用のリンクが表示される。
4. 動作確認
ServicePortalでのユーザ登録の流れ(OOTB:承認なしver)
①ログイン画面に申請リンクが表示されるため、クリックする。
②入力フォームが表示される。
必要事項を入力し、「Sign Up」をクリックする。
③下記メッセージが表示される。
※この段階ではユーザ登録はされていない
④入力したメールアドレスにメールが送付される。
本文に記載されている「Verify Account」をクリックする。
⑤下記メッセージが表示される。
※この段階でユーザ登録される
⑥アクティブな状態で登録され、ロールも付与されていることを確認する。
⑦入力したメールアドレスにメールが送付される。
本文に記載されている「Set a new Password」をクリックする。
⑧パスワード設定が要求されるため、入力して「Reset Password」をクリックする。
⑧パスワードを設定することでログインが可能になる。
※OOTBでは外部ユーザはServicePortalを参照する権限がない。そのため事前に各ページにsnc_externalロールを付与する必要がある。
5. おわりに
いかがでしたでしょうか。
外部ユーザが自分でServiceNowにユーザ登録し、ログインできる仕組みについてご紹介しました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。