検索列 (ユーザー) を利用して承認フローを作成する
SharePoint リストのユーザー列の場合は、列自体にメールアドレス情報を含んでいるためそのまま列の情報を使えますが、Dataverse の場合、検索列にはユーザー情報が含まれていないため ユーザー テーブルを参照する必要があります。
準備
対象の Dataverse テーブル承認者を設定する検索 (ユーザー) 列を作成しておきます。※ここでは『Approver』という表示名
No. | 項目 | 設定値 |
---|---|---|
1 | 表示名 | Approver |
2 | データの種類 | 検索 |
3 | 関連テーブル | ユーザー |
Power Automate で承認フローを作成する
※ここでは、例として『行が追加、変更、または削除された場合』のトリガーでフローを開始しています。
- 『ID で行を取得する』アクションを追加します。
- [テーブル名] に『ユーザー』テーブルを指定します。
- [行 ID] にトリガーの列情報から、作成した列『Approver (値)』を指定します。
- 『開始して承認を待機』の [担当者] にメールアドレスを設定するために、『ID で行を取得する』アクションの [ユーザー名 (domainname)] を指定します。
ポイント
『ユーザー』テーブルの [ユーザー名 (domainname)] 列には、メールアドレスが設定されています。