k8sの特徴の一つに、たくさんのタイプのボリュームを利用できるというものがあります。アルファベット順ではなく、独自の分類で整理してみました。間違いを含んでいると思いますので、指摘頂けると修正しますので、どうぞ、よろしくお願いします。

ボリューム種類名	分類	永続性	マルチライター	可用性	概要
emptyDir	k8s native	なし	ポッド内	なし	ポッドが存在する間の一時的ボリューム
hostPath	k8s native	ノード内	ノード内	なし	ポッドをホストするノードのファイルシステム上のファイルまたはディレクトリをマウント
local	alpha since k8s 1.7	ノード内	ノード内	なし	ノードのストレージデバイスをマウント
persistentVolumeClaim	k8s native	あり	クラスタ内	下位依存	永続ボリュームをポッドにマウント
projected	k8s native	あり	-	-	projectedは既存のボリュームを同一ディレクトリに投影するもので、secret, downwardAPI, configMapがある
secret	k8s native	あり	不可	-	ポッドにパスワードなどの機密情報を渡すために使用
configMap	k8s native	あり	不可	-	ポッドにコンフィギュレーションデータを注入する方法
downwardAPI	k8s native	？	？	-	ディレクトリをマウントしてテキストを書き出し
csi	alpha since k8s 1.9	？	？	-	コンテナオーケストレーたの業界標準インターフェイスを確立しようとする仕様
iscsi	業界標準	あり	不可	下位依存	iSCSIボリュームをポッドにマウント
nfs	業界標準	あり	可能	下位依存	NFSのファイルシステムをポッドにマウント
cephfs	OSS分散ストレージ	あり	可能	あり	OpenStack定番の分散ストレージ、既存のCephFSのボリュームをポッドにマウント、
glusterfs	OSS分散ストレージ	あり	可能	あり	大規模並列ネットワークファイルシステム、既存のGlusterFSをポッドにマウント
flocker	OSS分散ストレージ	あり	可能	あり	ZFSベースのDocker用ボリュームをポッドにマウント
awsElasticBlockStore	クラウド提供	あり	ノード内	あり	EC2上のノードにEBSをマウント、ポッドから利用
azureDisk	クラウド提供	あり	？	あり	AzureのDISKをポッドにマウント
azureFile	クラウド提供	あり	可	あり	AzureのSMBファイルシステムをポッドにマウント
gcePersistentDisk	クラウド提供	あり	可	あり	Google Compute Engine (GCE) の永続ボリュームをポッドにマウント
portworxVolume	プロプライエタリSW	あり	？	あり	ハイパーコンバージド基盤の伸縮可能なボリュームに、ポッドにマウント
scaleIO	プロプライエタリSW	あり	可能	あり	EMCが開発にしたソフトウェア・デファインド・ブロックストレージをポッドにマウント
storageOS	プロプライエタリSW	あり	可能	あり	コンテナとしてk8s内で実行できるボリュームをポッドにマウント
vsphereVolume	プロプライエタリSW	あり	可能	あり	VMwareの仮想ボリュームをポッドでマウント
quobyte	プロプライエタリSW	あり	可能	あり	データセンターレベルのファイルシステムをポッドにマウント
gitRepo	other	-	-	-	空のディレクトリをマウントし、gitリポジトリをクローンしてポッドに使用させます
fibre channel	専用H/W	あり	不可	下位依存	既存のファイバチャネルのボリュームをポッドにマウント

Kubernetesで使えるボリューム・タイプのチートシート

参考資料