PostgreSQLのSQL機能
PostgreSQLの機能をわかりやすい言葉でまとめてみる。
1. SELECT（データを取得する）
SELECT * FROM sample;
→ sample テーブルからすべてのデータを取得する。
2. INSERT（データを追加する）
INSERT INTO sample (name, age) VALUES ('Yamada', 23);
→ sample テーブル内の新しい行を追加する。「name」列に「Yamada」
「age」列に「23」を追加する。
3. UPDATE（データを変更する）
UPDATE sample SET age = 26 WHERE name = 'Yamada';
→name列がYamadaの全ての行で、age列を26に変更する。
4. DELETE（データを削除する）
DELETE FROM sample WHERE name = 'Yamada';
→ name列がYamada のデータを全て削除する。
データの絞り込み・並び替え
5. WHERE（特定の条件に合うデータだけ取得する）
SELECT * FROM sample WHERE age = 20;
→ age が 20の行だけを取得する。
SELECT * FROM sample WHERE age > 20;
→ age が 20 より大きい行だけを取得する。
6. ORDER BY（データを並び替える）
SELECT * FROM sample ORDER BY age DESC;
→ age が大きい順に並べる。
7. LIMIT（取得するデータの数を制限する）
SELECT * FROM sample LIMIT 5;
→ 最初の 5 件だけ取得する。
8. OFFSET（取得するデータをスキップする）
SELECT * FROM sample LIMIT 5 OFFSET 10;
→ 10 件目から 5 件取得する（10件目までは取得しない）。
データのグループ化・集計
9. GROUP BY（同じ値ごとにまとめる）
SELECT age, COUNT(*) FROM sample GROUP BY age;
→ 年齢ごとに何人いるかを集計する。
10. HAVING（グループの条件を指定する）
SELECT age, COUNT(*) FROM sample GROUP BY age HAVING COUNT(*) > 2;
→ 2 人以上いる年齢グループだけ表示する。
11. DISTINCT（重複を省く）
SELECT DISTINCT age FROM sample;
→ age の重複を省いて取得する。
データの結合
12. INNER JOIN（共通するデータを結合する）
SELECT sample.name, orders.score
FROM sample
INNER JOIN orders ON sample.id = orders.user_id;
→ sample と orders を、id をキーにして共通データを取得する。
13. LEFT JOIN（左のテーブルのデータは必ず残す）
SELECT sample.name, orders.score
FROM sample
LEFT JOIN orders ON sample.id = orders.user_id;
→ sample に対応するデータのある orders の行だけ結合。対応する行が存在しない場合、orders テーブルの列は NULL になる。
14. RIGHT JOIN（右のテーブルのデータは必ず残す）
SELECT sample.name, orders.score
FROM sample
RIGHT JOIN orders ON sample.id = orders.user_id;
→ orders に対応するデータのある sample の行だけ結合。対応する行が存在しない場合、sample テーブルの列は NULL になる。
15. FULL JOIN（両方のデータを全部出す）
SELECT sample.name, orders.score
FROM sample
FULL JOIN orders ON sample.id = orders.user_id;
→ sample も orders も全部出し、関連がない部分は NULL。
データベースの管理
16. CREATE TABLE（テーブルを作る）
CREATE TABLE sample (
id SERIAL PRIMARY KEY,
name VARCHAR(100),
age INTEGER
);
→ sample というテーブルを作る。
17. DROP TABLE（テーブルを削除する）
DROP TABLE sample;
→ sample テーブルを削除する。
18. ALTER TABLE（テーブルの構造を変更する）
ALTER TABLE sample ADD COLUMN hobby VARCHAR(100);
→ sample テーブルに hobby という列を追加する。
データベースの操作
19. SHOW（設定を確認する）
SHOW timezone;
→ 現在のタイムゾーンを確認する。
20. SET（設定を変更する）
SET timezone = 'Asia/Tokyo';
→ タイムゾーンを 東京 に変更する。
データのバックアップと復元
21. COPY（データをファイルに書き出す）
COPY sample TO 'data/sample.csv' CSV HEADER;
→ sample テーブルのデータをCSVファイルに保存する。
22. COPY FROM（ファイルからデータを取り込む）
COPY sample FROM 'data/sample.csv' CSV HEADER;
→ sample.csv のデータを sample テーブルに取り込む。
データベースの削除
23. DROP DATABASE（データベースを削除する）
DROP DATABASE my_database;
→ my_database を削除する。