Googleテクニカルライティング講座【ドキュメント編】まとめ(日本語要約)
原文:Technical Writing One - Documents
本記事はGoogleが提供する英語のテクニカルライティング教材「Technical Writing One」より、「Documents(文書構成)」に関するセクションを日本語で要約したものです。
1. 文書全体の構成が重要
- 文が明確でも、文書全体の流れが悪いと読みにくい。
- 技術文書では、文・段落・セクションすべてに構造が必要。
2. 明確なタイトルをつける
- 読者が文書の内容を一目で把握できるようにする。
- 曖昧な表現を避け、具体的で目的が伝わるタイトルをつける。
悪い例:
- 「概要」
良い例:
- 「認証APIの導入手順」
3. 概要(導入部)を書く
- 文書の冒頭で「この文書では何を説明するのか」を明示する。
- 読者にとってのメリットや前提知識も簡潔に述べる。
例:
このガイドでは、OAuth認証を使ったログイン機能の実装方法について説明します。
4. 情報は「逆三角形型」に並べる
- 重要な情報を最初に、詳細は後に。
- 読者は全体を読まない前提で、先に要点を伝える構成が望ましい。
5. セクションと見出しを活用する
- 長文は、セクションごとに分けて整理する。
- 各セクションには明確な見出しをつけて、読者が必要な情報を探しやすくする。
6. 文書構成のテンプレート(一般的な構成)
- タイトル
- 概要(導入)
- 前提条件(必要な知識・環境など)
- 主な内容(手順や説明)
- 補足情報(注意点、よくある質問など)
7. 一貫した構成スタイルを保つ
- セクションごとのパターンを統一することで、読者が迷わず読み進められる。
- 複数の文書間でも、フォーマットや語調の統一を心がける。
まとめ
- 明確な構成は「読みやすさ」と「理解の速さ」に直結する
- 文書全体を通して、タイトル → 概要 → 詳細の流れを意識する
- 読者が必要な情報にすぐアクセスできるように、見出しやセクションを活用する
- 書く内容だけでなく、「どの順番で、どう見せるか」を意識して構成することが重要