はじめに
達人プログラマー(第2版): 熟達に向けたあなたの旅を読みました。
その本の3章で、基本的なツールを使いこなせるようになることで、より生産的になれるという内容が書かれております。
基本的なツールとして、以下が挙げられていました。
- プレーンテキスト
- シェル
- パワーエディット
- バージョン管理
- デバッグ
- テキスト操作言語
- エンジニアリング日誌
今回の記事では、上記の中でパワーエディット、つまり、エディターツールをもっと使いこなせるように、ショートカットをまとめようと思います。
※コマンドはMac用として書いています。
ショートカット一覧
フォーカス移動
内容 | コマンド | 備考 |
エクスプローラーにフォーカスを移動 |
Command + Shift + E |
エクスプローラーとはフォルダとかファイルが選べる左側にあるやつです |
ターミナルにフォーカスを移動 |
Ctrl + ` |
再度、押すとEditorにフォーカスが戻る ※Windosにはないのでショートカットを設定する必要がある |
Editorのタブにフォーカスを移動 |
Command + 1 |
- |
Editorのタブ
を切り替える |
Ctrl + tab |
Ctrlを押しながら、tab,
tab,tab...と押していくと、移動できる。Shiftを押すと逆回転となる。 |
V |
c |
シ |
ファイル操作
内容 | コマンド | 備考 |
エクスプローラーからファイルを開く |
Space |
Command + Shift + Eでエクスプローラーにフォーカスを移動して、矢印でファイルを選択して、このコマンドでファイルを開けます |
<tr>
<td>エクスプローラーからWindowを分割してファイルを開く</td><td>Ctrl + Enter</td><td>-</td>
ファイルを検索して開く |
Command + P |
- |
既存のファイルを開く |
Command + O |
OSのファイルエクスプローラーが開きます |
新規ファイル作成 |
Command + N |
OSのファイルエクスプローラーが開いて、ファイルを作成します。VSCode上で完結したい場合は、後述の説明を参照 |
VSCode上でファイル作成を完結したい場合、ショートカットを登録する必要があります。
手順は下記になります。
- Command + K, Command + Sを押してショートカットの登録画面を開きます
- New Fileで検索し、explorer.newFileを探して、登録します(私は、Command + Shift + N)としました
- おそらく、デフォルトだと他の設定とキーバインドが被っているため、When Expressionを登録し、エクスプローラーにフォーカスが当たっている時のみ実行するようにします
- 対象のショートカットを右クリックし、When Expressionの変更を選択します
- Whenにフォーカスが当たるので、explorerViewletFocusを入力します
フォルダを作成するというショートカットもあった方がいいと思ったので、作成しました。
手順は下記になります。
- Command + K, Command + Sを押してショートカットの登録画面を開きます
- Folderで検索し、explorer.newFolderを探して、登録します(私は、Command + Option + N)としました
- おそらく、デフォルトだと他の設定とキーバインドが被っているため、こちらもWhenを登録します
検索
内容 | コマンド | 備考 |
ファイル内検索 |
Command + F |
検索WindowでTabを押すと、フォーカスが右に移動し、Enterを押すと「大文字と小文字を区別する」「単語単位で検索する」「正規表現を使用する」の有効・無効が切り替えられます。または、下の方法でも可能です。 |
ファイル内検索で「大文字と小文字を区別する」の有効無効を切り替える |
Command + Option + C |
- |
ファイル内検索で「単語単位で検索する」の有効無効を切り替える |
Command + Option + W |
- |
ファイル内検索で「正規表現を使用する」の有効無効を切り替える |
Command + Option + R |
- |
a |
b |
c |
ファイル内置換 |
Command + Option + F |
オプションの切り替えは検索と同じです。 |
プロジェクト内検索 |
Command + Shift + F |
オプションの切り替えは検索と同じです。 |
次の検索に移動 |
Command + G |
- |
前の検索に移動 |
Command + Shift + G |
- |
カーソル移動・選択
内容 | コマンド | 備考 |
単語単位で移動 | Option + ← OR → | Shiftを押しながらにすると選択になります |
行頭・行末に移動 | Command + ← OR → | Shiftを押しながらにすると選択になります |
ファイルの先頭・末尾に移動 |
Command + ↑ OR ↓ |
Shiftを押しながらにすると選択になります |
特定の関数、クラスに移動 |
Command + Shift + O |
Command + Pでファイル名を打ち込んで、@を打ち込むと同じような機能が実行できます。 |
対応する括弧に移動 |
Command + Shift + ] |
- |
選択した部分と次にマッチする部分に移動 |
Command + K, Command + D |
- |
カーソルを追加 |
Command + Option + ↑ OR ↓ |
矩形選択もこれで可能です |
選択した部分に一致する文字を全選択 |
Command + Shift + L |
ESCを押下すると元の状態に戻れます |
選択した部分と次にマッチする部分を選択に追加 |
Command + D |
- |
行を移動 |
Option + ↑ OR ↓ |
- |
複数ファイルにまたがる移動
内容 | コマンド | 備考 |
単語単位で移動 | Option + ← OR → | Shiftを押しながらにすると選択になります |
一つ前にいた場所に戻る |
Ctrl + - |
定義に飛んだ後、元の場所に戻りたいときに使用 |
一つ先にいた場所に進む |
Ctrl + Shift + - |
一つ前にいた場所に戻るで戻ってから、また元いた場所に戻りたいときに使用 |
Editor操作
内容 | コマンド | 備考 |
右のタブに移動 |
Command + Shift + ] |
左は、Command + Shift + [ |
タブを閉じる |
Command + W |
- |
他のタブをすべて閉じる |
Command + Option + T |
- |