WordPressには、バージョン要件が定まっている。当然、その要件を満たしたバージョンでなければインストールができない(ただし、MySQLについてはドロップインで他のDBを使用する場合もあるため例外あり)。
今回はそれについてまとめていくこととする。
参考文献
- WordPress Compatibility - Make WordPress Hosting
- PHP Compatibility and WordPress Versions - Make WordPress Core
- Supported Versions - PHP
- Unsupported Branches - PHP
- MySQLリリース年表(3.23~5.1)完全版 - sakaikの日々雑感~(T)編
太古のWordPress
すでにこれらのバージョンはサポートが完全に打ち切られており、セキュリティ修正のバックポートも行われていない。
WordPress 1.5
PHP 4.1以上で、MySQL拡張がインストールされている必要がある。MySQLのバージョンについては、特に指定がない。
なお、PHP4.1系の最終リリースは2002年5月であり、23年も昔である。
WordPress 2.0
PHP 4.2以上、MySQL 3.23.23以上である必要がある。
PHP 4.2系の最終リリースは2002年9月であり、23年も昔である。また、MySQL 3.23系の最終リリースも2003年9月と22年も前の話で、もはや歴史の話になってくる。
WordPress 2.1-2.4
MySQL 4.0系以上に要件が引き上げられた。
MySQL 4.0系の最終リリースは2007年2月であり、18年前である。
WordPress 2.5-2.8
PHP 4.3系以上に要件が引き上げられた。
PHP 4.3系の最終リリースは2005年5月であり、20年前である。
WordPress 2.9-3.1
MySQLの要件が4.1.2以上に引き上げられた。
MySQL 4.1系の最終リリースは2008年12月であり、12年前である。
また、3.1系はPHP4系およびMySQL4系をサポートする最後のバージョンであるため、これより新しいバージョンはPHP5系+MySQL5系であることが必要となってくる。
WordPress 3.2-4.6
PHP 5.2.4以上、MySQL 5.0.15以上またはMariaDB 5.5以上を要求する。
いよいよPHP5系+MySQL5系が必須要件とされるようになった。とはいえ、PHP5.2系の最終リリースは2011年1月であり14年前とまだだいぶ昔である。
なお、Internet Archiveによる過去の履歴によれば、以下のことが判明している。
- WordPress 3.7-4.0 - PHP 5.2.4-5.5
- WordPress 4.1-4.3 - PHP 5.2.4-5.6
- WordPress 4.4-4.6 - PHP 5.2.4-7.0
新しい時代のWordPress
セキュリティのバックポートがまだ行われているバージョンである。ただし、「WordPressのメインのサポートは最新版のみ」という大前提を履き違えてはならない点には注意せよ。
WordPress 4.7-4.8
PHP 5.2.4-7.1、MySQL 5.0.15以上またはMariaDB 5.5以上を要求する。
WordPress 4.9
PHP 5.2.4-7.2、MySQL 5.0.15以上またはMariaDB 5.5以上を要求する。
WordPress 5.0-5.1
PHP 5.2.4-7.3、MySQL 5.0.15以上またはMariaDB 5.5以上を要求する。
PHP 5.5以前については、これより新しいバージョンを利用できないため、5.1系が最新となる。PHP 5.5系のEOLは2016年7月と9年前であるため、このバージョンまでしかサポートしていないホスティングからは、可能な限り速やかに移転した方が良いだろう。
WordPress 5.2
PHP 5.6.20-7.3、MySQL 5.0.15以上またはMariaDB 5.5以上を要求する。
WordPress 5.3-5.5
PHP 5.6.20-7.4、MySQL 5.0.15以上またはMariaDB 5.5以上を要求する。
WordPress 5.6-5.8
PHP 5.6.20-8.0、MySQL 5.0.15以上またはMariaDB 5.5以上を要求する。ただし、PHP 8.0系はベータ版サポートである。
WordPress 5.9-6.0
PHP 5.6.20-8.1、MySQL 5.0.15以上またはMariaDB 5.5以上を要求する。ただし、PHP 8.0-8.1系はベータ版サポートである。
WordPress 6.1-6.2
PHP 5.6.20-8.2、MySQL 5.0.15以上またはMariaDB 5.5以上を要求する。ただし、PHP 8.0-8.2系はベータ版サポートである。
PHP 5.6系は、これより新しいバージョンを利用できないため、6.2系が最新となる。PHP 5.6系のEOLは2018年12月と7年前であるため、このバージョンまでしかサポートしていないホスティングからは、可能な限り速やかに移転した方が良いだろう。
WordPress 6.3
PHP 7.0-8.2、MySQL 5.0.15以上またはMariaDB 5.5以上を要求する。ただし、PHP 8.2系はベータ版サポートである。また、8.0-8.1系は古いバージョンではサポートについて例外事項が存在する。
WordPress 6.4
PHP 7.0-8.3、MySQL 5.0.15以上またはMariaDB 5.5以上を要求する。ただし、PHP 8.2-8.3系はベータ版サポートである。また、8.0-8.1系は古いバージョンではサポートについて例外事項が存在する。
MySQL 5.0系については、これより新しいバージョンを利用できないため、6.4系が最新となる。MySQL 5.0系は2012年にSustaining Supportへ移行しているため、5.0系までしかサポートしていないホスティングからは、可能な限り速やかに移転した方が良いだろう。
WordPress 6.5
PHP 7.0-8.3、MySQL 5.5.5以上またはMariaDB 5.5.5以上を要求する。ただし、PHP 8.2-8.3系はベータ版サポートである。また、8.0-8.1系は古いバージョンではサポートについて例外事項が存在する。
PHP 7.1以前は、これより新しいバージョンを利用できないため、6.5系が最新となる。PHP 7.1系のEOLは2019年12月と6年前であるため、このバージョンまでしかサポートしていないホスティングからは、可能な限り速やかに移転した方が良いだろう。
WordPress 6.6
PHP 7.2.24-8.3、MySQL 5.5.5以上またはMariaDB 5.5.5以上を要求する。ただし、PHP 8.3系はベータ版サポートである。また、8.0-8.2系は古いバージョンではサポートについて例外事項が存在する。
WordPress 6.7
PHP 7.2.24-8.4、MySQL 5.5.5以上またはMariaDB 5.5.5以上を要求する。ただし、PHP 8.3-8.4系はベータ版サポートである。また、8.0-8.2系は古いバージョンではサポートについて例外事項が存在する。
WordPress 6.8
PHP 7.2.24-8.4、MySQL 5.5.5以上またはMariaDB 5.5.5以上を要求する。ただし、PHP 8.4系はベータ版サポートである。
WordPress 6.9
PHP 7.2.24-8.5、MySQL 5.5.5以上またはMariaDB 5.5.5以上を要求する。ただし、PHP 8.4-8.5系はベータ版サポートである。